GWと母の日

 

驚くほど早く日々が過ぎ、

気付いたらすっかり新緑の季節。

色々なことがあり過ぎて、

一体何から書いてよいやら、ですが、

このGWは婚礼が目白押しで、

大切なウェディングブーケのご依頼がいくつもありました。

京都のこのウェディングからGWが始まりました。

ご自宅でお支度は和やかに。

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今度はカメラマンさんと、神戸某所にて前撮りを。

素晴らしいロケーションと天候にも恵まれ、和気あいあいと撮影。

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そして、いよいよ母の日へ。

たくさん、たくさん、連日たくさん制作。

お店によっては、

それぞれの花を分担して挿し、別の人がグリーンで埋めたり、

まるでベルトコンベアーのようにアレンジを作ったりしていますが、

今年はほぼ全品、私が作りました。

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連日の梱包、発送作業はヘルプの精鋭の皆さんにお手伝いいただきました。

ありがとうございました。助かりました!!!

母の日、、、

贈り物のナンバーワンとして「お花」が贈られる大切な日。

逆にいうと、「とにかく売れる日」でもあり。

市場でちらりと話をした人が口にした言葉、

「まあ、母の日なんてこの程度でも売れるから、いいっしょ。」

気を付けないと、そんなろくでもない花屋さんで、お花を買うはめになります。。。

どうぞお気を付けください!!!

そして母の日当日もウェディング。

今年は低温が続いたために出遅れている芍薬をせっせと咲かせて。

美しい花嫁さんのお手元へ。

もう、涙が出そうになるくらいの美しさと、透明感。

そのあまりの美しさに、花嫁さんの教え子さんたちが号泣したそうです。

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そして、若きカメラマンさんのブーケ。

お幸せに、そして、才能がさらに枝葉を伸ばして、栄養を吸収しますように。

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そして、いつもの活け込みも。

珍しい蓮華つつじを。

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さて、さかのぼって、母の日前夜、夜中の12時半すぎ、

まだ婚礼の準備をしている中、とある知り合いの男性の方から一本の電話がありました。

「忙しいところ、本当に申し訳ないけれど、一世一代のブーケを作って欲しい」と。

ご注文内容として、特大の、白い花の、ブーケ。

正直、母の日に白い花を贈る人は少ないので、毎年あまり仕入れていない、

そのうえ、贈る相手の女性はバラ、とか、ランとか、そういうイメージでもない。

が、雰囲気ぴったりのお花が、あるんです、その時間に。

いや逆に、そのためにある、とも言える花材がスタンバイしていた。

この仕事をしていると、ときどきそういう奇跡に出くわす。

母の日最後の仕事、プロポーズのブーケを届けに。

とある会の最後に、公開プロポーズ。

その二人のこれまでを知る人も、知らない人も、

その心温まるシーンに涙しました。

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おめでとうございます。

そして、大切な贈り物、大切なシーンのお花を、

ご依頼ありがとうございます。

美しく咲いた花を、大切な人へ。

花屋冥利に尽きる、そんな日々でした。

メール対応、順次進めて行きます、水曜から始動です。・・・・・amica公式サイト

美味しいパフォーマンス

 

今日はワイン好きなオハラさんと、美味しい「アンブレイス」さんへ。

ここへはオープン以来3回目、なのですが、

行く度にその底力に圧倒されるお店。

今回もまた、さらに唸りました。。。

もちろん、オハラさんも大満足。

ここでいただくお料理とワイン、

モノを作ること、クリエイティブであること、それに対する向き合い方など、

色んな刺激が感じられて、

感激の美味しさ以外に、個人的には活力ももらえるところ。

選びぬかれた食材が、

奇をてらうのとは全く違った意味での「工夫、ひねり」の効いた中、

驚きのセッションを奏でるように、鮮やかに、調和している。

アンブレイスさんのHP

最近、

アンブレイスさんを始め、

気合いの入った飲食店さんで食事をすることが多く、

そのたびに、業種は違えどモノを作るエネルギーに、純粋に心打たれる。

そして、そういうお料理を作る人には共通のオーラが漂っている。

何がどう、と説明できないけれど、

あえて言葉にするなら、良い意味の緊張感、気合い、ひた向きさ。

気合いのお料理といえば、

大阪の南森町にオープンした「Mutsumi」さん。

ほのぼのとしたお母さんの風貌のむつみさん、

しかしそのお料理には、漲る本気の、気合い。

ああ、この方は、この仕事に全身全霊をかけてらっしゃる、と。

一口いただいて、それがひしひしと伝わってくる。。。

詳しくはこちらを。

クリエイティブであり続けることは、

弛まぬ努力と工夫、向上心と謙虚さ、サービス精神、もちろん才能、そして体力気力、

そういった色々なものが全て欠かさず必要なのだなと、

様々な方のパフォーマンス(お料理)を堪能するたびに実感する。

そして、尊敬するパフォーマーの皆さまには、

これからも美味しいものを作り続けていただきたいと願うし、

私も刺激を受けながら、自分のパフォーマンスを続けたい、と思う。

さて、そんなクリエイティブな気合いが感じられるお店がまた一つオープン、

大阪のアバンザの南に新しく完成した「エルセラーンホテル」の地下1階、

モダンオーストラリアン料理のお店、

「WILD DELI」(ワイルドデリ)さん

パーテーションの役割も果たす、

高さ2メートル超えの大きなアレンジをオーダーいただきました。

イメージがなかなか伝えきれず、何度も試行錯誤あり、

オーナーシェフの玉木さんとじっくりお話をした末、完成。

そういえばここの通路部分とエントランス、GLAMOROUS co.,ltd.の森田恭通氏がご担当、

かなり凝ったデザインで、かなりカッコいいです。

GLAMOROUS co.,ltd.の森田恭通氏のサイト

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完成後、玉木さんが珈琲を出してくださいました。

素晴らしいパフォーマーの気配が伝わってくる玉木さん、

さすが、珈琲のお味はもちろん、そのタイミングや、勧め方など、

すべてにおいて絶妙。。。このお店、さぞや美味しいことでしょう。

今週、4月22日(木)にいよいよオープン。

特大アレンジ見つつ、美味しいお料理をお楽しみください。

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そういえば、アンブレイスさんのブログで素敵な言葉を見つけました。

    おいしいことには自由であること

なんと、大切なキーワード。。。

私自身も、何スタイルとか拘らず、

自分が良いと思うものに自由でいたい。

明日から、また、どんどん、行きます、

美味しいお店に(笑)

お誘い、いつでも大歓迎です☆

5月9日の母の日に向けて栄養摂ってます(笑)、オーダー受付中☆・・・・・・・amica公式サイト

6度目の桜

 

この週末はどこもお花見日和、

芦屋はちょうど「桜まつり」「のきしたマーケット」、など、大変なにぎわいでした。

先週あたりだったかと思いますが、

桜が咲いた頃に雨が続き、かなり強い風も吹き荒れました。

夜中にその風の音を聞きながら、

多くの人が「散ってしまうのでは、、、」と心配したそうです。

ですが、翌朝、

思ったほど散っていなくて、

桜はしっかりと花びらを湛えて咲き誇っていました。

このことをとあるNHKの天気情報のコーナーで調べていたのですが、

桜というのは「受粉するまでは、花の役割を終えるまでは、散らない」とのこと。

品種にもよるとのことですが、

まだ咲いたばかりの桜の花びらを引っ張ると、

なんと枝全体がしなるほど、しっかりと花びらが付いていることが判明。

「花の役割を終えるまでは、どんな風雨にさらされても、散らない」

これをどのように解釈するかは人それぞれですが、

楽天家の私には、ガンバレ、と桜に言われているような気がして、

桜のその強さに、さらに惹かれたのでした。

さて、そんな美しくも逞しい桜、

私にとっては芦屋の桜は6度目になりました。

あまり意識しないうちに散っていた年もあり、

お花見をたっぷり楽しんだ年もあり、

そして、泣きながら毎晩、散るまで見届けた年もあり。

今年は、さて、どうかというと、

抜群に楽しんでいます!

というのも、今日は新しくイタリア車を購入!

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自転車買うのもウン年ぶりで、その進化に感動しました。

見た目重視で、ピンときた、Bianchiのミニベロ。

おかげで今までと違った目線で、

今までよりゆっくりと、季節の香りや鳥の声とともに、

芦屋の桜を楽しんでいます。

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いいなあ、自転車ってば。

可愛いウサギ柄のカプチーノで一息。

お花見しながらのカフェタイム。

お誘いありがとう、ごちそうさまでした。

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さて、月曜はフルスロットルな一日。

仕入れ → お客様とのフレンチのランチ → 新しく完成するホテルのレストランの装花 → 本町レッスン!

ウェディングシーズンでみっちりウィークです。

今週も皆さま、よろしくお願いします。

今月のトップページは評判良いです・・・・・・・・・・amica公式サイト

元気です!

 

すっかり日々アップアップで、

UP,UP,?

まあいろんな意味で、

繁忙期を良い勢いで過ごしております。

あまりにブログが書けないでいると、

色々な方から「最近、元気?」とメールをいただいたりして。

ホントありがとうございます。

元気です!

本当に、行き届かず、予想どおりパンク気味ですが、

体調はすこぶる良くて、

日々楽しく、刺激的に、幸せに過ごしております。

婚礼もあり、

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お祝いのお花をお届けしたり、

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牡丹桜をかついで活けに行き、

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それが活けられた風景の中で美しく咲き、

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あるときはカングーのなんとかベルトがブルブル言ってレッカーしてもらったり(汗)

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そして今年初の芍薬を活けたり。(画像は送っていただいたものです)

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レッスンは「自分へ贈る花」、

皆さんのリクエストにお応えしたり、コーディネイトしたり。

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そして年度末、送別のお花がドッと。。。

明日、あさってはそれに加え、

結婚式の二次会、打ち合わせ、雑誌撮影ブーケの準備、、、など。

色々なメールの返信や、経理的なことや、色々と、

行き届かず申し訳ございません。

順次、お応えして参りますので、

よろしくお願い致します。

それから、何かを始めるには4月!

フラワースクールは基礎も含め、

芍薬が登場したりで百花繚乱。

お申込みはお早目に。

スクールの詳細はこちら。

そして、

芦屋は今、桜見頃です!!!

寒いけど、どうぞお越しを!

書きたいことが溜まってます・・・・・・・・・・・・・amica公式サイト

「あしや・いち」始動と、ふきのとう

 

昨年10月に開催された「あしや・いち」、

今年初めての交流会が、先日開かれました。

場所は「京料理 たか木」さん、にて。

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高木さん自らが活けられた、

白い椿と、木瓜の花、

エントランスから細やかな心配りの行き届いた、

芦屋で随一の和食のお店。

ここで開かれた「あしや・いち、飲食店チームの交流会」、

総勢20名ほど、夜11時から。

「たか木」さんの厨房で、素晴らしい調理機器、道具類、食器、

そこに歓声が上がったりしながら準備。で、

結局始まったのは午前0時。

私はこの3月を、たか木さんの厨房で、みんなと迎えました。

各店持ち寄りで、ジャンル、国籍、色々な、

美味しいお料理や飲み物がずらりと並ぶ、

とても贅沢な交流会。

正直なところ、それぞれのお店が、

発起人の野菜王子ことCAの福原くんたちとの接点はあっても、

出店店舗同士の横のつながりがあまりなく、

実際「あしや・いち」の現地で一緒にいたものの、

ほぼ初対面という人達もちらほら。

色々な雑談をしながらも、

今年、2010年の、2回目の「あしや・いち」をどのようにしていくか、

昨年の問題点や、類似イベントなどについても話しつつ、

更にパワーアップした、そしてきちんとコンセプトを掘り下げた、

質、量、ともに充実させた有意義なイベントにしていこう、

ということで話はまとまった。

・・・ように、思います(笑)

いや、全く、物販チームの参加者は私くらいで、

チーム飲食のキャラクターの面白さったら!!!

吉本新喜劇かと思うほどの、濃ゆ~い登場人物ばっかりで!

本題をアツく話し合うところでも人情寄りに脱線し、

ついつい笑いに持っていく人や、

宇宙語を話す人や(誰もツッコめませんw)、

とにかく飲みに走る人や(いや、美味しいお酒が多すぎましたw)、

脱線しても主張すべきことはアツく主張したり(寝てしまったりw)、

面白すぎる人達の中で私は、人にもお酒にも心地よく酔いました。

予定終了時刻をずいぶんと過ぎた、午前3時を回ったところで腰を上げ、ようやく片づけに。

たか木さんの厨房で自分が食器拭いたりという、不思議な光景を楽しみました。

まだまだ乾杯したい人を振り切って(笑)、一番ノリに帰路へつき、

寝る前に、買っていただいた「ウコンの力」を生まれて初めて飲んで寝ました。

(いや実際はその日の情報量が多すぎて、目が冴えてギラギラでしたが・・・)

結論としては、

その日一日パア~っと儲けるような浅はかなイベントとは全く違って、

芦屋という街の、様々な表情を知ってもらって愛着を持ってもらうための、

息の長いイベントにしていこう、ということでした。

昨年の参加店舗は100%、2010年もやりましょう!という決意。

皆さま、今年もどうぞ、楽しみにしていてくださいね!

また詳細が決まり次第、ご案内致します。

くれぐれも類似イベントにはご注意くださいませ。

そんな楽しい会で3月を迎えて以降、

大変な忙しさであっという間に沈丁花が香り、そろそろモクレンも咲いてきます。

前回書いた枝垂れ桃も、

たくさんの人の目を楽しませ愛されつつ、ハラハラと散って命を終えました。

そして今週はコレ、

ふきのとう!

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持って行ったお店の大将からは、

「新しいー!」と感激のコメント。

確かに、こんな装花、ないと思います。

何より、嬉しいその言葉が、

また一層の元気と、

次への活力を与えてくれたのでした。

<追記> 数日後、水仙が咲いてきました。

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今月はもう頭がパンクするかと思うような繁忙期、

そして、百花繚乱、最もこの仕事が楽しい季節。

明日はウェディングブーケを届けに行って参ります!

今日はなぜか久々にブリっ子(死語?)して焦った・・・・・amica公式サイト

生きざま

 

随分前、たぶん、この仕事を始める前。

「何の花が好き?」と聞かれて私は、

「木に咲く花が好き」と答えていたらしい。

確かに、実家で咲いていた梅を始め、

桜はもちろん、花ミズキ、コブシ、モクレン、アカシア、栴檀

こないだ書いた椿、広い意味で、藤の花も大好き。

そんな私がこの月曜に、

市場で見事な「しだれ桃」を見て、いや、見上げて、

その素晴らしさに心を奪われました。

大きなその木、無数のつぼみが付いていて、

少しほころんで咲いている花を見ると八重で、絞りのような模様、

そして、同じ木なのに、3種類の花が付いている。

力強い枝ぶりも、花つきも、

まったく素晴らしく、咲いたらさぞや美しいだろうなあ、、、

この花をどこで咲かせたいか、どう生かそうか、

と、何回もそのしだれ桃の前を通っては立ち止り、

妄想を膨らませ、溜息をついては眺め、買うには至らず、、。

そんなことを繰り返していると、

その枝を担当している人が後から声を掛けてきた。

「喉から手が出るほど欲しいやろ」

私は我に返って、いや、全くその通りだと。

そうしたらなんと、原価割れした値段で、その木を売ってくれたのです。

その人が損してまではいいです、と私は言ったのに、

いいから持っていけ、と。

そして大事そうに車に積んでくださった。

これほどのクオリティの花、

どこにどう活けようか。

出来るだけたくさんの、見る目を持った人が、

愛でてくれる、そんな場所。

ここしかない、そんな思いで、

そのお店の大将に相談すると、

いつも花を飾らせてもらってるところではないコーナーを提供してくださった。

そのお店はいつ行っても細やかで丁寧で滋味あふれるお料理に出会えるところ。

とはいえ、あの、四方に伸びた大きな枝が収まるか、

そのコーナーに立ち、イメージを巡らせ、一番美しく見える高さも探る。

家に帰り、しだれ桃と向き合い、もう一度イメージを巡らせる。

あの場所にうまく収まるか、

出来るだけ、どの枝も落としたくない。

どの花も、どのつぼみも、咲いて、みんなに愛でてほしい。

体調を整え、精神を統一し、器類、そして、しだれ桃を運ぶ。

エネルギーを湛えた木を活けるのには、それに負けないエネルギーが必要だから。

コーナーに器を置く。

器に水を湛える。

枝を、しだれ桃を、活ける。

すると、奇跡。

その三角のコーナーに、ぴったりと収まる。

まるで、そこで育ったように。

最も美しい角度が前面に落ち着いた。

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このしだれ桃、

庭師さんの手によって、

何年も手塩にかけて育てられ、美しく仕立てられ、

自信作として市場に出てきた。

それを、市場の担当の人が、

ギラギラとした目で桃を見ていた私に、

多少の損を覚悟でも持たせてくれた。

良い花を活けたい人に、ホンモノを教えるのも彼の仕事なのだ。

今回は損をしてでも、私が良い花を知り良い仕事をしていけば、

見る目のある人からの仕事が増え、

またはその花を見た人の目が肥えていき、

ひいては花業界全体のレベルアップになるからなのだ。

私は、

最もそれが美しく映える、

多くの人に愛でてもらえるところに活ける。

桃が活けられたお店の大将は、

また今日も緩みのない丁寧なお料理を生み出す。

桃の花と相まって、

お客さんは一層季節感と美味しさを楽しむことだろう。

しだれ桃は堂々と、

「この場所で咲きたかった」とでも言うように、

これ以上ないくらいの妖艶さで、

この世の春を満喫すればいい。

しだれ桃を活け終わった時、

なぜか浮かんだ「おれの生きざま」という、言葉。

仕立てた庭師さん、

それを買い付けた市場の担当さん、

それを飾る場所を提供してくれた和食屋さんの大将、

そしてこの、しだれ桃自身、

(そして私も?)

そんな生きざまが、ギュっと混ざり合い、

一つの花の命がここで燃える。

それを見てしみじみ、充実感を噛みしめる。

それぞれの生きざまに、感謝。

活け込みの仕事が、

また更に楽しくなった。

追記:この「しだれ桃」、見ごろは今週いっぱいです。

   美味しい和食と堪能したい方はご一報くださればお店情報をこっそりお教えします。

「生きざま」以外に言葉が見つからなかった・・・・・amica公式サイト

ヤマトナデシコ

 

今年も世界一の美女を決める、

なんとかユニバース日本代表の最終選考が終わったとか、

イネスさんとかおっしゃる方が、

勝てるジャパニーズビューティを増産?してらっしゃいますね。

本当の日本女性の美しさって、、、?

あのビューティたちを見るにつけ思うのは、

大和撫子、その言葉はいまや死語なのかな、と。

バンクーバー五輪で活躍する日本女性、

強く、美しく、しなやかで、度胸もあって。

ただ、数字や速さを競うだけではない、表現の競技、

ここでは感情表現が表に出にくい日本選手は分が良いとは言えません。

今回のフィギュアの浅田真央さん、

タチアナコーチの元で、今までの「真央像」の解体と再構築、

感情も、情念も、全てぶつけて。

競技者として、演技者として、一人の女性として。

インタビューの表情でも、すっかり一皮むけた感あり。

脱皮後の真央さんが、とにかく楽しみな今週。

さてさて、

昨日、ふと「ヤマトナデシコ」という言葉が浮かんだ瞬間がありました。

今週のレッスン、

「女子力アップのピンクのアレンジ」のパート2、

1回目は球根系の甘い香りの花たちでほんわかと作っていただきましたが、

2回目は「和」のテイストで、少しだけ大人っぽく。

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普段はあまり使用しない「線の出る花材」で、

のびのびと、春の風景を描いていただきました。

淡いピンクの花たちに囲まれている皆さん、

紛れもなく、ヤマトナデシコだなあ、と。

月曜の本町教室で満席だったこのレッスン、

今週末の土曜日、27日、

まだ少しお席がございますのでお申込みの方はお急ぎくださいね。

  2月27日(土) 芦屋教室 14:00~16:00

なお、次回のレッスンは来週、

今度はミモザを使ってボリュームたっぷりなアレンジを作っていただきます。

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  3月1日(月) 本町教室 18:00~

  3月2日(火) 芦屋教室 14:00~

     6日(土) 芦屋教室 14:00~

お花が長持ちして存分に楽しめる季節です。

お部屋にウキウキとした春を、一足早く。

ご参加お待ちしております。

この明るいイエローは、、、金運をアップさせます(冗談です、笑)・・・・・amica公式サイト

今週の大ヒット。。。

 

お伊勢さんの御利益か、

2月に入ってからおかげ様で急に多忙な日々、

公私ともに濃い時間を過ごしております。

まだまだ冬に逆戻りか、と思うほど寒いものの、

なぜか心は春の気配。

これが気力が充実する、ということなのかな。

この感覚は実は久しぶりなんですが(笑)

さて、最近のヒット、

前々回書いた京都の鍛金(たんきん)工房にて、

素敵なお鍋を購入してまいりました!

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この画像だと、お皿のようにも、ボールのようにも見えますが、

正真正銘、茂作の銘の入ったお鍋。

早速、鶏の水炊きをしましたが、熱効率が良いというのか、

全体に均等にすぐに温まり、見た目にも美しい!

京都へは実は、メインはハイアットリージェンシーの、

ピーター・ラングナーさんの展示会の装花でした。

テーブルにはリクエストされたデザイン、日本水仙の香りでいっぱいに。

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いけばなに大変興味をお持ちのピーターさんの、

「自然な感じ、枝葉のある感じ」「チューリップ」というリクエストで、

この高さ2.5メートルのアレンジを。

ノコギリ仕事は楽しいんです☆

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ドレスはここではお見せできませんが、今回の新作も素晴らしかったです。。。

ピーター・ラングナーさんのサイトはこちら。

真冬並みの寒さでも、

活け込みの花たちは花盛り、

市場の枝物担当の方の一押し、素晴らしいサンシュユ

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そして特筆すべきは、椿、この、美しき花。

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ご存知の通り、花が終わると咲いた花ごと落ち、

地面でしばらく咲く椿を「地椿」とも呼ぶ、

とても特徴のある花。

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そんな特性から、美しく潔い最後を武士道にも例えたり、

また逆に忌み嫌ったり、という両極端な素材なので、

普段は花束にもアレンジにも活け込みにも、

ほとんどリクエストが無い限りは使用しないのですが、

今回は定期でお花を届けているお店からご要望があり、

アトリエで開花調整をしたおかげで、ゆっくりと鑑賞出来たのでした。

そうだった、私は椿の花が大好きでした。

一本から多種の色の花が咲く珍しい椿を見に、

奈良の白毫寺(びゃっこうじ)に行ったことも、

地椿の写真を撮りに、京都の三千院の奥まで行ったことも。

椿の話をするとここからビッシリ文字だらけになるので(笑)

また改めて、いつか。

ちなみに、良く似た山茶花(さざんか)との見分け方、

地面に落ちているのが花びらなら山茶花、花ごとなら椿、

他にもおしべに特徴があります。

そして!最近のヒットといえばこれ、「今度は愛妻家」。

お恥ずかしながら行定監督の作品はこれが初めてだったのですが、

人物の描き方、小物づかい、画面構成、言葉、風景、

これは多くを語れない作品なのでこれ以上は書けませんが、

手放しで絶賛。大絶賛!ぜひ、観てください。

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さてそして、

何よりのヒットというか嬉しかったことは、

皆さんに、誕生日を祝っていただいたことです。

優しく、温かい言葉の数々、本当にありがとうございました。

言葉というのは、何かを伝えるのに長い文で説明するのは簡単で、

逆に短くするのは、エッセンスを抽出する作業になるので、

大変難しい、と聞いたことがあります。

でも、いただいた言葉はどれも、そのエッセンスだけが文字になっていて、

読むと心に鐘の音が鮮やかに響くようでした。

年を追うごとに言葉の持つ力、奥行、表情などをより感じられるなんて、

これは年齢を重ねる楽しさの一つだと、また噛みしめた次第。。。

そして、心のこもったプレゼント、

丁寧に時間をかけて手作りされたもの、

また、お店で選んでくださった時間も、全て愛おしく。

この世に生を受けてから○○年(笑)も経ちまして、

私はたくさんの人に支えられ、

昨年よりも更に幸せに、強く、深く生きております。

ええ、なんと、ウンテイも出来るようになりました。

皆様にも、両親にも、感謝。

プレゼント自慢がハシタナイことだと分かりつつ、

嬉しさのあまり、一部アップしてしまいます☆

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じい~ん・・・

すっかり、元気100倍、

明日はまた「女子力アップのピンクのアレンジ」のレッスンです。

春のお花満載、今月のレッスンはピンク一色で行きます!

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あ!生け花の、さわやかな若き家元様にお会いしたことも特筆すべき出来事でした・・・・・amica公式サイト

日本一のパワースポット

 

先日、 

タイトルのこの言葉をネットでチラリとつぶやいた途端、

色々な方から即座にコメントがありました。

「今年は井戸が話題になってますね!」

「今年は特にすごいんでしょ?」

「で、どこに?!」

などなど、

パワースポットはいまや相当な関心事なのだなと。

不思議な夜霧に包まれた翌朝、

午前に仕事を済ませたあと、

一路、名神高速へ。そして、新名神に。

途中、トンネルを抜けたら雪景色!

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雪景色は大好きだし、

スキーに行ってた頃はチェーン付けたり平気だったけれど、

いやいや、何の準備もしていない。。。

ギアをセカンドに落としてエンジンブレーキで規制の50キロに。

路面が凍ってないかヒヤヒヤしながら、

運転席からパチリ。←良い子はマネしないでね

三重県に入る頃には雪は雨に。

この日は小説「華麗なる一族」の舞台にもなったホテルで宿泊。

地元には伊勢エビや松坂牛、黒アワビなど、美味しい物が満載。。。

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翌朝、快晴。

真珠の養殖の湾を見渡し、朝食を。

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さてパワースポット、

私が行って参りましたのは、ここ、

伊勢神宮」。

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年始のふとした会話から、

ここのことが気になり、ただ直観的に単純に「行きたい」と。

そういうときというのはその場所から呼ばれてるらしく、

強い引力で引き寄せられる気がしました。

気のせいか、

行くと決めてから良い話が色々と舞い込む。

早くもパワーをいただいているのかしら、と思うほど。

さてお伊勢さん、まずは外宮(豊受大神宮)から。

雨上がりの、朝日のせいか、澄んだ空気にも神々しさが。

途中、雉鳩や神馬に出会いながら、黒い砂利を踏みしめて進む。

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撮影できるところは限られているのですが、

それもこの「唯一神明造」という弥生時代からの建造物を守るため。

このような建物は見たことがない、、、。

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20年ごとに全てを新しく建て替え、数百点の御装束なども新調し、

ご神体を遷す「式年遷宮(しきねんせんぐう)」、

1300年も続くこの類まれなお祭りに驚きながら、

だからこそ守られてきたこの建造物や様式の美しさに、

しばし見入って動けずにおりました。

そして内宮(皇大神宮)へ。

国家の最高神が祭られているところだけに、

毎年首相や党幹部も訪れる場所。

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宇治橋に踏み入れただけで俗世界とは違った空気、

風格ある大きな橋の風景にも、山の景色にも、

上の画像のような、素晴らしく手入れがなされた庭園にも、

静かな祈りの気配と日本古来の美しさや力強さが充満していて、

早くも私の涙腺は決壊して、熱いものがこみあげていました。

五十鈴川の御手洗場(みたらし)では、

おそらくほとんどの人が見逃してしまうところに美しい鯉が隠れていて、

しばらく待っていると金色の大きな鯉が姿を現してくれました。

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この荘厳な場所で祈ることは、

家族始め、私の知る色々な人達の安寧。

たくさんの人の御顔が浮かびました。

確かに、神様がいらっしゃるなあ、と、強く感じながら。

次の式年遷宮は平成25年、2013年。

様々な祭事が行われるようで、今から楽しみです。

帰りには庶民的活気で溢れる「おかげ横丁」へ。

いや、本当に、すごい人。平日なのに。。。

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三重県、目立つイメージないけれど、アツいところです。

お伊勢さんで年間一体どのくらいの人が三重県に?

上で書いたような特産品もあり、真珠の産地でもあり、伊賀忍者の里でもあり、

そして、鈴鹿サーキットもあり、日の出スポットの夫婦岩もあり、などなど。

三重県の奥深さも面白かったし、

そしてやっぱり、伊勢神宮のパワーの大きさには圧倒されました。

また是非、行きたい。

伊勢神宮Wikipediaはこちら

公式写真集 伊勢神話はこちら

若い人も多かった伊勢神宮。春や新緑の頃も素敵だと思います・・・・・amica公式サイト

時代

今日も非常に美味しいお店で、

楽しいおしゃべりに花を咲かせ、

美味しいお酒をちょっぴりいただいて、

上機嫌の私。

このお店、色々な方と既にご一緒しておりますが、

ブログには書いていない、隠れ家です。

お料理が美味しいのはもちろん、

ここでは美しい道具がキビキビと仕事をこなし、毎日ピカピカに磨かれている。

カウンターの上にはそのシンボル的な鍛金のお鍋、

「これは、ちゃんと仕事します、という証し」とおっしゃる大将。

 

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その大将の心意気にシビレつつ、見とれる、

日本の道具の、この美しさ、

丁寧に生活する第一歩、

良い道具を長く使いたいですね。

このお鍋の取り扱い店を教えていただきました。

三十三間堂の隣だそうです。

 鍛金工房 West Side33 

 京都市東山区大和大路七条下る七軒町578 

 075-561-5294

さて、ここ数日、

大きなデパートの閉店のニュースが相次ぎました。

京都の中心にある「河原町阪急」、

これが、今年の秋に閉店とのこと。

それにももちろん驚いたのですが。

それより私には、

「有楽町西武」の閉店のほうが衝撃的でした。

百貨店業界の不況の深刻さは知っていたし、

昨年夏の心斎橋そごうのこともある意味予感がありました。

でも、あの有楽町西武に終わりが来るとは。。。

そこは、バブル期の東京の、象徴のような場所。

目利きのバイヤーが世界各国から選りすぐりのものを集め、

どのフロアもが、最先端のまばゆいもので溢れ、美しく輝いていた。

見て回るうちに心が躍り、身体にエネルギーが充満する、そんな場所。

たとえば、シビラがまだイトキンとライセンス契約する前の、

現地スペインで丁寧に手作りされた、美しい細工の施された一点もののベスト、

当時で5万円くらいの、とても見ごたえのある、惚れ惚れする逸品だった。

思えば、もう、20年も前のこと。

世の中には糸井重里のコピーが躍り、

セゾングループが世のファッションを牽引していた。

刺激的で、意欲的で、そして少し浮かれた時代。

それが、

こんなに気持ちが荒んだ世の中になるなどと、

あの煌びやかな時代には誰一人想像だにしなかった。

大企業に勤めようと、

資格職に就こうとも、

類まれな才能に恵まれようと、

将来不安は拭えない。

有楽町も人も様変わり。

安いものに行列をなし、

使い捨てを繰り返す。

一時期、もてはやされた「清貧」とは全く違う。

どことなく浅ましさが漂う。

そんな時代、

自分に出来ることは何だろう。

食品や衣料品含め、日本の製品を買うこと、

安さに流れすぎないこと、

せめてそれだけは。

本当に美しいものを見て知っている世代として、

そして、この先の日本のためにも。

というわけで、

来週末にちょうどハイアットリージェンシー京都へ行くので、

この美しい道具のお店に行って、

日本の手仕事に触れてきます。

次回は日本一のパワースポットの話、かな・・・・・・・amica公式サイト

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