お伊勢さんの御利益か、
2月に入ってからおかげ様で急に多忙な日々、
公私ともに濃い時間を過ごしております。
まだまだ冬に逆戻りか、と思うほど寒いものの、
なぜか心は春の気配。
これが気力が充実する、ということなのかな。
この感覚は実は久しぶりなんですが(笑)
さて、最近のヒット、
前々回書いた京都の鍛金(たんきん)工房にて、
素敵なお鍋を購入してまいりました!
この画像だと、お皿のようにも、ボールのようにも見えますが、
正真正銘、茂作の銘の入ったお鍋。
早速、鶏の水炊きをしましたが、熱効率が良いというのか、
全体に均等にすぐに温まり、見た目にも美しい!
京都へは実は、メインはハイアットリージェンシーの、
ピーター・ラングナーさんの展示会の装花でした。
テーブルにはリクエストされたデザイン、日本水仙の香りでいっぱいに。
いけばなに大変興味をお持ちのピーターさんの、
「自然な感じ、枝葉のある感じ」「チューリップ」というリクエストで、
この高さ2.5メートルのアレンジを。
ノコギリ仕事は楽しいんです☆
ドレスはここではお見せできませんが、今回の新作も素晴らしかったです。。。
真冬並みの寒さでも、
活け込みの花たちは花盛り、
市場の枝物担当の方の一押し、素晴らしいサンシュユ。
そして特筆すべきは、椿、この、美しき花。
ご存知の通り、花が終わると咲いた花ごと落ち、
地面でしばらく咲く椿を「地椿」とも呼ぶ、
とても特徴のある花。
そんな特性から、美しく潔い最後を武士道にも例えたり、
また逆に忌み嫌ったり、という両極端な素材なので、
普段は花束にもアレンジにも活け込みにも、
ほとんどリクエストが無い限りは使用しないのですが、
今回は定期でお花を届けているお店からご要望があり、
アトリエで開花調整をしたおかげで、ゆっくりと鑑賞出来たのでした。
そうだった、私は椿の花が大好きでした。
一本から多種の色の花が咲く珍しい椿を見に、
奈良の白毫寺(びゃっこうじ)に行ったことも、
地椿の写真を撮りに、京都の三千院の奥まで行ったことも。
椿の話をするとここからビッシリ文字だらけになるので(笑)
また改めて、いつか。
ちなみに、良く似た山茶花(さざんか)との見分け方、
地面に落ちているのが花びらなら山茶花、花ごとなら椿、
他にもおしべに特徴があります。
そして!最近のヒットといえばこれ、「今度は愛妻家」。
お恥ずかしながら行定監督の作品はこれが初めてだったのですが、
人物の描き方、小物づかい、画面構成、言葉、風景、
これは多くを語れない作品なのでこれ以上は書けませんが、
手放しで絶賛。大絶賛!ぜひ、観てください。
さてそして、
何よりのヒットというか嬉しかったことは、
皆さんに、誕生日を祝っていただいたことです。
優しく、温かい言葉の数々、本当にありがとうございました。
言葉というのは、何かを伝えるのに長い文で説明するのは簡単で、
逆に短くするのは、エッセンスを抽出する作業になるので、
大変難しい、と聞いたことがあります。
でも、いただいた言葉はどれも、そのエッセンスだけが文字になっていて、
読むと心に鐘の音が鮮やかに響くようでした。
年を追うごとに言葉の持つ力、奥行、表情などをより感じられるなんて、
これは年齢を重ねる楽しさの一つだと、また噛みしめた次第。。。
そして、心のこもったプレゼント、
丁寧に時間をかけて手作りされたもの、
また、お店で選んでくださった時間も、全て愛おしく。
この世に生を受けてから○○年(笑)も経ちまして、
私はたくさんの人に支えられ、
昨年よりも更に幸せに、強く、深く生きております。
ええ、なんと、ウンテイも出来るようになりました。
皆様にも、両親にも、感謝。
プレゼント自慢がハシタナイことだと分かりつつ、
嬉しさのあまり、一部アップしてしまいます☆
じい~ん・・・
すっかり、元気100倍、
明日はまた「女子力アップのピンクのアレンジ」のレッスンです。
春のお花満載、今月のレッスンはピンク一色で行きます!