新しい一歩、新しい花鋏

いよいよ今度の週末は新しい一歩、

北海道、東川町でのワークショップです。

今年は例年より雪が早く、解けずに積もり、

いわゆる根雪になっているようです。

そうです、雪景色の中のワークショップになります✨

そんな、色々と新しいことが始まる今、京都の安重打刃物店へ。

以前からずっと訪れたいと思っていましたが、

ようやく来れたのは何かそういったタイミングだったのだと思います。

祖母の形見を使おうと思った時期もありましたが、

残念ながら小柄だった祖母とは手の大きさが合わず、

国治作の逸品も研いで磨かれたままでした。

今回、安重さんでは様々な職人さんのハサミを出していただき、

手に持って紙や枝を切って試しました。

昔ながらの刀の作り方と同じ手法で作られた花鋏、

人の手で作られるため、ひとつずつ、ほんの少しずつ違う。

その中で出会う、ふっと手に馴染む感覚、心地よい重さ、音。

よい鋏は音もいい。

それを手にしてしまうと、他のものではどれも違和感があり、

逆にそれ以外を選ぶ意味がないとも思えました。

ご高齢でだんだん字の刻印が大変になってきたとおっしゃる11代目の岡野英一郎さんですが、

私の名前も刻印していただきました。

左が祖母の木屋の鋏、右が今回出会ったもの。

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こちらはお店の中で一番小さな、日本刺繍用の鋏、匠の技が息づいてます。

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これから花との付き合いはつづくし、まだまだ磨いていかなければと思います。

この花鋏も使えば使うほど味わいが増すそうで、一緒に良い味を出していきたいと思います。

今月のレッスン、お席が埋まってきました。

クリスマスリース2016

11月12日(土)北の住まい設計社 10:30〜

11月13日(日)北の住まい設計社 10:30〜

北の住まい設計社での詳細はこちら

11月20日(日)靱公園サロン 10:30〜、13:30〜(残席わずか)

11月22日(火)靱公園サロン 13:30〜(満席)、16:00〜、18:30〜

11月24日(木)芦屋アトリエ 10:30〜(満席)、14:00〜(満席)

11月26日(土)芦屋アトリエ 10:30〜、14:00〜

詳細はこちら

また、なかなか子育てなどで外出が難しい方には出張レッスン(5名以上)も受け付けております。

HPよりメールでお問い合わせください。

鋏に加え、週明けにHPのトップページがリニューアルする予定です。

いまのデザインもこの数日だけなので最後も見てくださいね。

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東京出張

 

前回のブログが7月1日、

あまりに色々なことがありすぎた今月。

先月に続き、

また東京に出張していました。

前回のご縁で知ることになった新しい世界、

ご本人に初めてお会いできる機会に恵まれました。

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作品からあふれている世界観そのままの、

丁寧で温かなお人柄、

その方の、植物の作品、

ドライフラワーと勘違いするひとがほとんど、素材は実は、とある金属。

この世界が、始めは固い直線から生まれているとは信じられないほど、

生き写しというのか、

土から健気に生まれてそのままの命を宿したような、

ミヤマスミレが私のところへ来てくれました。

見ても見ても、見飽きない、造形美。

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何か形に残るものを作ること、

そこに興味を持っていた私の話を、

ゆっくりと聞いてくださいました。

今回の東京行きでは青山、中目黒、目黒、日本橋、川崎、吉祥寺、

翌日に足が筋肉痛になるほど歩きまわりました。

定宿近くのCAFEで腹ごしらえ。

とにかく東京メトロ活用してアクティブに動きまわる。

注目の花のアトリエやリノベーションホテル、ギャラリーなどなど。

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吉祥寺では北村範史さんの個展、「球根2013」を。

大好きなヒヤシンスが、透明感のある美しい絵となって壁をおおい、

その質感、その咲き姿、

その命の描写に、こころが揺さぶられました。

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そのギャラリーでは久しぶりに姉、妹、の三姉妹が揃い、

以前からの生徒さんでもあり、テーブルコーディネーターで活躍されている、

岩井道さんも加わり、併設されたCAFEではまるで四姉妹、

尽きることなく話が盛り上がりました。

青山は今回も裏通りまで色々散策、

一軒の小さなお家に目が止まりました。

きっと、私と同じように這いまわる植物が大好きらしく、

ツタ系のものがびっしりと植えられていました。

きっと窓からの景色は草の模様のはず。

お家の壁を全部埋めてしまおうという作戦らしい。

こういうの応援したくなる。。。

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帰りの羽田空港で見た広告、

マイケル・ケンナという写真家が日本の風景を写した作品、

3.11の震災からの復興を祈るという言葉とともに、

日本という国の持つ美しさが伝わってくるモノクロ写真が並んでいました。

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今回も新しい発見がいっぱいの出張、

今度はあの場所へ、と、また次回への宿題を持ち帰る。

色々なひとが、いい場所を薦めてくれる。

行けば必ずエネルギーに満たされる。

昨年はじっと見渡し様子見の時間が長かった、

今年は逆に、じっとしていられないほど興味が湧いてくる。

ようやく、本当に、トンネルを抜けた。

ようやく、新しいステージに立てた、かな。

8月のレッスン、カサブランカリリーをたっぷり楽しみましょう。

8月19日(月) 靭公園サロン 18:30~

  20日(火) 芦屋アトリエ  14:00~

  22日(木) 芦屋アトリエ  14:00~

 24日(土) 芦屋アトリエ  10:00~、14:00~

詳細はこちらへ → スクールのページ

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伊勢神宮へ

 

前回のブログは未だかつてない内容とトーンに、

様々なご意見やエールなどいただきました。

温かなお気持ち、ほんとうにありがたいと思います。

心から御礼申し上げます。

一般的にはキレイなもの、素敵なもの、優雅なもの、

それだけを発信するのがマニュアルのようになっていますが、

それこそが何かのレールの上のように思いますし、

見せかけだけそのようにしてもにじみ出るものがあると思います。

私はこれまでも、これからも、

マニュアルにしばられることなく、

幸せも失敗も、素直に表現していきたいと思います。

よろしければどうぞお付き合いくださいませ。

さて!

先週、三年ぶりにお伊勢さんへ行って参りました。

遷宮の年ということもありますが、

それにも増して自分はいま行くべきだという気持ちになったのが理由。

あの神々しい空気に抱かれたい、

本物の美しさに逢いたい、と、

梅雨空の中、行って来ました。

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それほどひどい雨には合わず、ほとんど傘が要らない感じでしたが、

滔々と流れる五十鈴川沿いに立ったときには霧雨が音もなく、、、

ここは色々な迷いを流すところ。

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お伊勢さんへは2回目でしたが、

参拝はまだまだ満足のいくものではなく、

きっと三度目の正直で、心ゆくものをさせていただけるかなと思います。

おかげ横丁を含む近くの散策については、

前回は右も左も分からずでしたが、

今回は通の方々に教えていただいて、

おいしいお昼膳をいただいたり、

焼きたてのおいしい和菓子をおみやげにしたり、

ありがたいことに充実の旅になりました。

どこもそうですが、良いお店は喧騒の中には構えていない、ですね。

宿泊先では温泉で温まり、

日頃の凝りをほぐしてきました。

部屋に飾られていた武者小路実篤の絵、

まさに、私も、

たいせつな人たちと喜びを分かち合いたいなと思います。

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全身から毒素?(笑)がすっかり抜けたからか、

ひさしぶりに会った友だちから、

「恋してるの?綺麗になったね」と。

褒められるのは苦手なのですが、

いや、ウレシイもんですね!ありがとう!

お伊勢さんのことを教えてくださった、

餅匠しづくの石田さんが、

芦屋のVERTさんのイベントに参加されるということで、

しづくさんファンとして楽しみに行って来ました。

美しい水晶玉のようなお菓子、

とあるお茶会のために考案された錦玉という名前だそうで、

寒天ともゼラチンとも違う触感と透明感、

中にはディルというハーブ、香りづけに洋酒、

そしてこの上からはマンゴーとジンジャーの

鮮やかなオレンジ色のソースがかけられました。

石田さんが極められた、形、食感、色、お味の調和、、、

オリジナルのお菓子を何度かいただきましたが、

今回も感動的でした。

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餅匠しづくさん、芦屋に出店されないかなと思い続けて約2年、

今回はちょっぴり夢が叶いました。

VERTさんは普段からお世話になっている大好きなお店、

ワインも、ランチも、自然派の様々な食材や雑貨も充実しています。

この2つのお店、独自性を持って、志高く本物を追求するお店、

いつも驚きと感動をいただいています。

さて、週が明けて月曜日。

梅雨空が続くので爽やかなディスプレイを。

森の雫」というトルコキキョウ、

現在美術陶芸作家の三木陽子さんの作品も一緒にアレンジ。

足つきのガラスの水盤に、涼しげに。

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黒い壁、床、のお店。

お客様は気付いてくれるかな?

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これからの講座

7月はひまわり、8月はカサブランカリリー。

7月 8日(月) 靭公園サロン 18:30~

  9日(火) 芦屋アトリエ  10:30~、14:00~

  11日(木) 芦屋アトリエ  14:00~

  6日(土) 芦屋アトリエ  10:00~、14:00~

8月19日(月) 靭公園サロン 18:30~

  20日(火) 芦屋アトリエ  14:00~

  22日(木) 芦屋アトリエ  14:00~

 24日(土) 芦屋アトリエ  10:00~、14:00~

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剪定元年。

今回は楽しい話ではありません。

自分自身の整理・記録と、必要な発信のために書きます。

読んで不快になる方もいるかもしれないことを、予めお知らせしておきます。

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ようやく冷静に書くときがきた。

人生には色んなことがある。

たぶん、初めての、明らかな、こっぴどい経験。

腹立ちとショックとそれ以外の様々な感情が沸き起こり、

どう処理して良いかわからなかった。

数ヶ月すぎて、客観的に、冷静に、わかった、

「ああ、世の中的に、これは裏切られたと言うんだ」と。

裏切りということばは今までの人生にはなかった。

だれかを疑ったりせず穏やかに生きてきた。

それはつくづくとても恵まれた環境だったと分かる。

自分の辞書にないことを、

改めて調べてみたりもした。

「裏切る:味方に背いて敵方につく」とある。

そして裏切りのうえ、足を引っ張られた。

地元にありもしない心ない噂を流され、

それを鵜呑みにしたひとは疎遠になった。

育ちのよいひとほど、鵜呑みにしやすい、騙されやすい。

周りに騙すひとなどいないところで育ってきたから。

営業に差し障りが出た。

来るはずだったオーダーが来なくなった。

それは鵜呑みにしたひとの関係者だった。

こうなると、感情だけで済む話ではない、

弁護士に相談して、専門家らしいアドバイスをもらった。

そのことを知った相手は焦って周到に対策を練った。

わたしとの共通の知人全員に、自分のほうの価値を上げることをして、

自分がいかに重要な人物かを思い知らせた。

それはしかし何よりの、やましさの証。

悪口で、わたしのことを貶めることで、

自分の値打ちをあげようとした。

まるで、東京都のI知事が、

イスタンブールの悪口を言って

東京にオリンピック招致の票を集めようとするように。

始まりは、ひとつの、礼儀違反、

利益を優先した。筋を通すよりも。人としての礼儀よりも。

そのことをとがめてもいないのに、

とがめられる、と、自分が悪者にされる、と。

とにかく味方になりそうなひとを丸め込んだ。

私の人脈、それも利益になりそうな人脈を我がものにし、

そのうえで、縁を切り、そして悪口を言った、

お客さんや取引先や生徒さんに。

正直、聞きたい、

私、何かしましたか?と。

何のうらみがあるんですか?と。

あるひとは言う、それは長年のヤッカミからくるものだと。

利益を優先することは悪くない。

ただ、礼儀に反してまで追うのはどうなのか。

なんのために、それほどまでして、

誰に、認められたいのか、

その、悲しいまでの、承認欲求。自己保身。

作り笑顔でモノを持って近づいてくるひとは、

ともだちではない、

それは紛れもない、営業。

時勢の強者に、

同じ手法で取り入っている。

何とはわからないけれど、

いわゆる、お天道さまは見ている、すべてを。

ひとを、利用して、利用して、というひとは、

所詮は中身のないひと、底の浅いひと。

わかっているひとは、すでにわかっている。

自分の見る目のなさを反省した。

おひとよしにもほどがある、と言われたことがあった。

もっと見極めなければいけない。

いいときもあり、わるいときもある、

いいときばかりは続かないし、

わるいときが来たから終わってしまうものでもない、

人生も、商売も、同じ。

そして、

悪いときに見守ってくれるひとが、本当の友人。

若葉が伸びる季節もあり、葉を落とす季節もある。

そんな風に例えるなら、今年は剪定の年、

古い枝をバッサリと落とし、新しい枝葉を伸ばすとき。

切ったばかりは見るも無残な姿だけれど、

それは次の美しい樹形へのステップ。

新しく新鮮な風を感じ、今まで以上に日光を浴びる機会。

そうそう、

そんな風にしていたら、

今まで近くにいながら知り合えなかったひとたちと、

次々に御縁ができて楽しくなってきた。

剪定、必要。

綺麗サッパリ、新しい枝を伸ばします。

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6月の講座「プロヴァンスのブーケ」

 10日(月) 靭公園サロン  18:00~

 11日(火) 芦屋アトリエ  14:00~

 13日(木) 芦屋アトリエ  10:30~

 15日(土) 芦屋アトリエ  10:00~、14:00~

講座の詳細はこちら

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出張とこれからのこと

 

昨日まで数日ですが、

東京へ行っていました。

東京のフローリスト仲間に何の用事か聞かれましたが、

今回はちょっと調べものと探しもの。

これからの10年のための。

大急ぎで各所を回ったので、

ご挨拶に伺うべきところに寄れずそれが残念でしたが、

来月また行くことになったので、

そのタイミングで寄らせていただこうと思います。

今回行ったところは、

銀座、青山、町田、六本木、渋谷、表参道、恵比寿、代官山、中目黒。

足が棒になったり顔がむくんだりで、

なかなかハードなスケジュールでしたが、

その分、吸収することも大量で収穫の多い出張でした。

前回、二年前に行ったときは震災のあとで、

地下鉄も暗く、夜の銀座も閑散としていましたが、

今回はとにかく勢いのある街、世界のTOKYOを感じました。

以前4年ほど、仕事で頻繁に訪れた青山が懐かしく、

変わらないところと、ここ10年で勢いが出てきたところと、

馴染み深い古いビルがシャレた複合ビルになっていたり、

それぞれに個性の際立つエリアになっていて、

今はいまでまた、魅力的だなと感じました。

辻村塊さんの個展で武内範男さんの実演とお話を。

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町田の武相荘、旧白洲邸。

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ツゲの回廊もすべて生きた植物、ブシュロンと東信さんのコラボ。

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根津美術館近くのカフェで美しいカップで美味しい珈琲を。

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ある日の朝食に、料亭の「朝めし」を。ドンチッチアジがおいしすぎました。

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新しい歌舞伎座玉三郎さんの世界一の舞を堪能。

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今回はまったく買い物はする予定無しでしたが大分県小鹿田焼(おんたやき)の鉢を。

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実は出発の日に空港で車にiPhoneを置き忘れ、

着いてからiPadを購入してなんとか自分的にはバックアップできましたが。

やはりiPhoneほどは気軽に写真を撮れず、

美しいシーンはココロのなかに刻みました。

目的の、調べもの、探しもの、

行った場所、会って話したひと、それぞれから、

大切なものをもらって、結果、整いました。

次の一歩、力強く踏み出します。

これからの10年が、楽しみになりました。

じわじわと、、、↓笑

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6月の講座「プロヴァンスのブーケ」

 10日(月) 靭公園サロン  18:00~

 11日(火) 芦屋アトリエ  14:00~

 13日(木) 芦屋アトリエ  10:30~

 25日(土) 芦屋アトリエ  10:00~、14:00~

講座の詳細はこちら

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霧島への旅(本編)

 

旅の朝は早起き、

7時過ぎの飛行機に乗って約1時間、鹿児島空港に到着。

遠いご先祖様の西郷さんの銅像にあいさつをし、

人懐っこいレンタカー屋のおじさんに手続きをしてもらい、霧島へ。

10時には湯けむりの里で硫黄の香りに包まれていました。

今回の旅、

目的はふたつ、

ひとつめは後半にゆっくり書きますが、

ふたつめは神が宿るような清い森で深呼吸をすること、

伊勢神宮に行くのもいいなと思っていました。

霧島の観光案内所で、気ままに行き先を決めることに。

霧島神宮が、由緒正しき神様を祀ったパワースポットとのお話、

お伊勢さんに行きたかった私はまず目指しました。

深い森の中の、赤く美しい鳥居、

苔むした石の手水舎、

ここは天孫降臨の地。

境内を散策すると、湧き水が滔々と流れる川があり、

彼岸花や、カラスウリの花や実が見られました。

(野生のカラスウリは初めてで感激)

ここは春に坂本龍馬おりょうさんが新婚旅行で立ち寄ったそうです。

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湧き水は、なんて心洗われるものだろう。。。

ずっと見ていても飽きない透明感と清涼感。

そういえば昔、新幹線を途中下車して、柿田川を見に行ったことがありました。

霊峰近くに湧き水あり、ここのは高千穂の峰からの水でしょうか。

霧島の七不思議もゆっくり散策して、

そして、たっぷり深呼吸をして、

すっかり浄化され、霧島神宮をあとにしました。

美味しい神話豚(霧島ブランドの豚)のランチを済ませ、

ちょっと早めだけれど、楽しみなお宿へ!

大事な目的には、温泉に入る、というのもありました。

お宿は「旅行人山荘」。

GWの、ヒメノさんの温泉浸かりたおしツー、の中で気になっていたお宿でもあり、

今回霧島への旅のキッカケになっている、

椿さんご夫妻のオススメのお宿でもあります。

この、見渡す限り、森の風景、

その中で柔らかい水晶のようなお湯に包まれて、

鳥の声を聞いて過ごしました。

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本当に、温泉はもちろん、素晴らしいお宿。。。

ホスピタリティが隅々に感じられる、知的な空気漂う場所、

宿泊のお客さんも上品で、大勢泊まっているのに騒がしくないという。。。

教えてくださった皆さんに感謝です。

私の、大事な場所になりました。

夜には満天の星の下、

涼しげなセミの声とコオロギの合唱を聴きました。

翌朝、

心も体もリフレッシュし、

清々しく霧島アートの森へ向かいました。

今回の旅の目的でもある、

椿昇さんの展覧会へ。

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何か圧倒的に強いものに触れたい、

それが、今回の旅の一番の目的、

それは霧島神宮でも叶えられました。

そして、それ以上に、

椿昇さんの作品に、

しっかりと強く応えていただきました。

最初に、独特の緊張感とスケール感をただよわせて、

白い「MOONWALKER」が佇んでいました。

何度も写真などで見たはずの作品が、

全く別の、体温を持った存在感で訴えかけてきました。

やはり、実物を、自分の目玉で見ることが、こんなにも確かなことなんだ、と。

来て良かった、、、! そう強く思いました。

どの作品も、どの作品も、

細部から、全体から、エネルギーがほとばしっていて、

渾身の力が込められているのがビリビリと伝わってくる、

毒っぽさもただよう、

そこに圧倒されながらも、

その中に、何か、愛嬌に似た楽しさが感じられる、

パワフルでチャーミングな作品群。

(画像はポスターにもなったAesthetics Pollution :金沢21世紀美術館蔵)

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ほとんどの作品はとても大きく、

何もないところから始まっているとは信じられないほどの存在感。

一つの線で始まるスケッチであったり、精密な試作品があったり、

そこから、ひとの手で少しずつ形になっていく、

近くで見る作品には、体温や生々しい強い命が宿っているようでした。

「METAPOLICE」という作品、

たくさんの目が、まっすぐ前をみて、つぶって、を、

波が寄せて返すように、ザーッという音を立てて繰り返す作品。

無表情な目と、淡々と見つめ合っていると、

真実や、自分の奥底の心理、俯瞰でみたときの自分の存在感など、

色々なものが時空を超えていくように混ざり合い、

縛られていたものから解き放たれ、軽やかに、

大きな自由を手にしたような感覚になりました。

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椿昇さんの展示会場を出て、

霧島アートの森の、広い敷地の中の展示作品も見て回りました。

緑の中で作品を体感できる、素晴らしい美術館。

椿昇さんの作品も、

霧島神宮も、

圧倒的な存在感でありながら、

威圧することなく、

エネルギーを惜しみなく与えてくれて、

心身のありようを整えてくれました。

こころから、深く、感謝。

美味しい空気、美味しい水、大きな森、

温泉も、鳥の声も、草花も、

そして現地の人の温かさにも大いに癒されました。

旅を仕事にしている人がいつも「九州は人が温かい」と。

今回で実感しました。

霧島の旅、

最上級のデトックス

生き返った気分。

これからは、

新しい扉もどんどん開いて、

命のかぎり、渾身の作品を、楽しく、私なりに作っていこう。

さて、

素人のワタクシの個人的な感想ではない、

学芸員の前野耕一さんの解説つきで、

椿昇さんの作品がご覧になれます。

「”PreHistoric_PH” 椿昇展」(前野耕一さんの解説つきの動画)

最後に、遠いご先祖の西郷さんの言葉を。

人を相手にせず、天を相手にせよ。

天を相手にして、己れを尽くして人をとがめず、

我が誠の足らざるを尋ぬべし。 (西郷隆盛)

九州、ほんと素晴らしい・・・・・amica site

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霧島への旅(前フリ・・・)

 

今年の春からか、

ふとしたキッカケで、

ずうっと、頭の中で整理がつかないことがあり、

モヤモヤとした日が続いていました。

そして、忘れていたはずの、

高校生のときのシーンが重なりました。

 朝、近所の友だちとバタバタ準備をして、自転車でギリギリに出発。

 一台の自転車、漕ぐのは私、友人は後ろに、二人乗り。

 (二人乗りもありだった時代。。。)

 高校まではゆるやかな上り坂を7,8分、

 友人を乗せて一生懸命息を切らして漕ぐ私。

 高校の正門が見えたとたん、

 朝の定時のお決まりで、ガラガラと重いゲートが閉まり始めている。

 これで締め出されると遅刻者扱い、

 さらに急いで漕ぐ私。

 が、ゲートが閉まるスピートが早く、急ぐ学生たちもそこに集中して混雑、

 どうしよう、と思ったそのとき、

 友人が後ろから降りて走り、自分だけゲートの隙間に滑り込んだ。

 自転車が通る隙間はもうなくて、私はゲートの外に残された。

 少しバツの悪そうな微妙な笑顔を見せたあと、彼女は校舎へ走って行った。

この話をどう見るか、人によって様々だと思う。

ちゃっかりとした憎めないキャラクターの子に拍手を送るか、

ズルイなあ、と思うか、私のことをドン臭いなあ、と思うか。。。

またはこれは偶然の、なんてことないシーンに思うか。

ただ、この立場が逆で、私が後ろに乗ってたとしたら、

ひとりでゲートを越えることはためらったと思う。

こんな話を思い出して、

今の自分がそのときとほとんど変わっていないことに愕然とする。

いまさら、その友人のような別人格になるのはカンタンではない、

自分のどこを探しても、我先に、という精神はない。

とはいえ、のんびりしていられる時代でもない。

その話から生ぶべきことは、

早く身支度をすること、次の準備をしておくこと。

そして、自分の人生は自分が主役であるということを、自覚すること。

当時は友人に腹を立てたけれど、

その生き方は間違っていないし、清々しいとさえ思う。

彼女は、自分のハッピーを最優先し、いつも陽気で、人に好かれる。

さてせっかく思い出した話、

学びのタネにして、モヤモヤを晴らすキッカケにしようと。

思いがけず、ウン十年も経って、ようやく消化するという驚き。

自分自身を見つめ直したい、

そして、とにかく、圧倒的に強いものに触れたい、

緑の中で、深く、ゆっくりと呼吸したい、

そう思い立って、

霧島への旅に出ることにしました。

(つづく)

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スタイル

 

前回から更新が滞ったからか、

その、やまとなでしこというタイトルのインパクト?のせいか、

久しぶりにお会いした方から、

「フレンチスタイルじゃなかったの?」と。

普段お会いしている生徒さんや、

熱心にブログを読んで下さってる方にはご理解いただいていると思いつつも、

そういったお声もある意味あって当然かと思いまして。

ここで改めて、の話。

私の、自分にとっての花のスタイルについて。

(長文です、笑)

スタートは、紛れもなくフレンチスタイルでした。

その色合いや花合わせ、洗練された、そして、何より素材を贅沢に味わうこと、

それまでの「単なる植物好き」な自分が見てきた花たちが、

全く違った表情を見せて輝く、その新しさを感じたのです。

それが、1994年。

パリへは2度、また、パリからのフローリストのデモンストレーションを見たり、手伝ったり。

とにかく、それまでの花好きのうえに、新しい美しさに、どんどんと目からウロコ。

そして、自分の作るものの中にも、自画自賛ながら閃きと感動が生まれるようになる。

そんな、1995年。多分。

自分自身が思う、美しく魅惑的なもの、新しいもの、ワクワクさせてくれる素材、

何かしらの時代の流れや影響はあるにしても、

誰かの真似でもなく、どこかのネタを取り入れることもなく、

(いや、それはプロとして断然、恥ずかしいことだと思うのですが)

なので、何流でも何派でもなく、

自分が良いと思うものを、アンテナを張って全力で選び出し、作成し、提供する、

そんなことを続けて15年以上。

あえて何流かといえば、自分流。

こんな、やや横柄な表現、今だから、15年以上続けて来たから、

言えることかもしれません。

そして、これからは、さらに、もっと自由に。

年々、引き出しを増やし、奥行きも増し。掘り下げ、根を張り。

それに近いことが昨年12月に。

京都の由緒ある、国の名勝でのご婚礼。

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ここには普段、花屏風という花器が置かれ、お庭の花々が活けられています。

少し前に、美男かつら、古典菊を活けたばかりだった私は、

この、自然のしつらいにじっと見入っていたわけです。

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私は遠くから取り寄せたっけ、、、この花材たち。

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で、婚礼装花。

花屏風と、お二人のテーブル、

あえて洋花も混ぜて、和の空間に。

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終わってから、

その会場の、素敵な女性館長さんと花談義。

洋花がとても新鮮に映ったとのことで、お褒めいただき、、。

もし今後お庭にあるものでよければ、どうぞ、と。

そんな夢のようなご提案もいただいて感激しきり。。。

車じゃなければ、一緒ににごり酒をいただいたのですが、、、残念。。。

その館長さん、

様々なお花の流派の決まりごとから自由でいたいから、

花屏風というデザインの花器を考案されたとのこと。

このデザイン、昔クリスチャントルチュも作っていた試験管を連ねた花器、

その何十年も前からあった、モダンな和のしつらい。

この自由さに、共感した、そんな京都の一日。

私は、花を使って自分表現するタイプではなく。

ビジネスとして大きなヴィジョンを掲げているわけでもありません。

ただ、ある意味、単純に、植物が好きだと思います。

花に限らず、生命力にあふれた、草も実も、大きな樹木も、這って伸びる蔓ものも。

それを、これからも熱烈に追いながら、

その素材たちが生きる、

そして、その空間にも命が吹き込まれる、

それで、誰かが喜んでくれる、

そんな仕事を続けていきたいと思います。

スタイル、国籍、固定観念

これからもどんどん良い意味で壊し、越えて、自由に。

今回も長くなりました(汗)・・・今のトップページは香りの良い花です。amicaサイト

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京都と、篠山と、ときどき芦屋。

 

異常な暑さが続いていますが、

どんな夏をお過ごしでしょうか?

少しだけ、夏休みをいただいたりして、

今年のこの季節を満喫して楽しんでおります。

その前に、花たちの画像を。

暑い季節も色々なご注文をいただき、

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定期の活け込みもあり、

良い汗を流しつつ、暑さに強い花たちを、活ける。。

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この暑さ、最初に感じたのは京都、

久しぶりにお会いした夕衣さんと、ナニワの岸朝子こと、写真家のあさひさん。

ランチはリスタ・ジョルジオ・ピンキオーリにて。

俳句のお話を伺って、季節のある日本の味わい深さを改めて感じたりしながら、

良い薫りと、美しい盛り付けと、美味しいもの(&美味しいワインもw)を堪能。

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街をそぞろ歩きして、たくさん話して、

老舗喫茶で、暗くなるまで、またたくさんお話して。

暑さでは京都よりも篠山、

夏休みを涼しい古民家で、と思っていたのに、

なかなか、ここも暑かった、限界集落の丸山で滞在。

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夜はデカンショ祭へ繰り出す。

盛大なお祭りと、夏の最後を感じさせる花火に見入る。

街じゅうの提灯や、下駄のカランコロンが、とてもロマンティックに思えたり。

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帰ってからも異常な暑さをニュースで知る。

篠山だけが暑かったわけじゃなかった。。。

さて暑い日は中華!だと思う!

六甲道のアムアムホーでランチ。

シェフの松本さん手作りのぶたちゃんが楽しい。

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苦楽園のanjicoさんで朝食用のプレートを買い、

緑深いカフェでのんびりと過ごす。

これからの大事な話、オカシイ話、色々と、5時間ほど(笑)

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ゆっくりと過ぎる8月もそろそろ終わり。

9月からはまたフットワーク軽く、西へ東へ。

婚礼が神戸に始まり、奈良、大阪、京都にも。

季節がまた移ろっていく、

ココロもときどき揺れながら、

新しく、見えた方向に向かって、力強く前進!

後半戦もツヤツヤで行きましょう!・・・・・amica公式サイト

新しい仕事

  

戦略、この言葉を使ったタイトルの書物が最近も多く出版されている。

こういうご時世だからこそ、しっかりと先を見据えて、

物事をしっかりと考えて、なのでしょうか。

人によっては、

交友関係もそれありきで作る人もいるし、

日々の行動様々なことが、明確な目的に向かっている人もいる。

業種は何であれ、起業となると、

普通に会社でお勤めをしている人よりも、

どうしても戦略的なタイプになる傾向にあり。

時には、そんなのが見えて、なんとなく息苦しさや味気なさを感じたり。

私自身は味気ないことは好きではなく、

やはり、思いっきり、日々、味のある交友関係を大切にしつつ、美味しいものをいただいて、

楽しくおしゃべりして、そして、ときどきちょっと、しだれ酔い、、、(笑)

そんな風にしていたら、新しいお仕事をいただきました。

とある、美味しいお店で隣合わせた方が、芦屋の某レストランのオーナーさん。

隣合わせだから、と、そのお店の大将が紹介してくださったのでした。

後日、お電話をいただいて実現した、

そのレストランの、ウェディングのお仕事。夢のようです。

レストランのオーナーさん、そして、紹介してくれた大将に、感謝。

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今回はそのお店の初めてのウェディングパーティ、

そして、身内だけのこじんまりした内容で、とのこと。

ブーケをお届けすると、メイクさんを頼んでいないという、初めてのケース。

ということで、ヘアコサージュは急きょ、ワタシが、ヘアメイクさんの手つきを思い出しながら、

なんと、ピンが一本もない中、アレンジさせていただきました。。。

ふと、考えてみると、

今いただいているお仕事のほとんどが、

好きなお店に通っていたら、というもの。

もう、3年近く活け込みを担当しているお店も、そういうご縁でした。

今週はひまわり、モノトーンの店内に飛びきり映えます。

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自分がもっと戦略的になれば、何か結果が変わるのかしら。

いやいや、とにかく。

あああ、ワタシ、食いしん坊で良かった(笑)

さて、話は変わって、そろそろ本当に、「あしやいち」動き出しました。

昨年以上に、更にクオリティの高いイベントにするべく、

今朝のミーティングでは、詳細の役割分担を決めていました。

で、なんだか私が、

実行委員長の福原クンの次に名前が書かれていて、

「副委員長!」とか言われましたが、

これはもしや、「なにも専務」なお気楽ポジションか?などととぼけてみましたが、

実際は、色々なお役所的な手続きやフォローや調整役など、重要ポスト、のようです。

ガ、、、ガンバリます!

これも楽しみながら。

また詳細決まり次第、お知らせしますので、

お楽しみに。

ホタルと、七夕の季節、レッスンも色々と新企画、な・・・・・・・amica公式サイト

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