雨にもマケズ、風にもマケズ、amicaの一週間。

 

今、外はかなりの雨音、そして、徐々に近づいてくる風の塊、

そんな気配に包まれています。

今度の週末、三連休は台風一過でお天気らしい☆、と

喜んだのもつかの間、

台風で、航空便が欠航、関東方面、北海道など、

入荷を見込んだ花材たちが入ってこない、

そんな一大事・・・・・・・。

今度の三連休は、

 「京都の婚礼装花」

 「大阪での生徒さんのウェディングブーケ」

 「あしや・いち」

というモリモリなイベント目白押しな三日間。

初日は京都にて、こちらの教会、レストランをお花でいっぱいに。

静けさと、風情、ともに素敵な場所を飾れる幸せ。

久々に3Kが結集。

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二日目は基礎コースから通って下さっている生徒さんの挙式、披露宴。

可愛らしいその方のリクエストというのが、

 「実は私の希望はただひとつで、

  先生に私のイメージで作っていただきたい!ということだけなんです。」

とのこと。

もう、これは張り切って、全力で彼女にピッタリなブーケを。

で、三日目の「あしや・いち」。

前のブログでお知らせしたこのアツいイベントが、いよいよ今度の月曜(祭日)に!

そのときのブログ。

若くして芦屋で出店する、というド根性(?)を持ったフレッシャーズを中心に、

各分野の大御所ショップも参戦、そこへ、こそっとamicaも乱入するわけなのです。

芦屋市総合公園内の芝生の広場、

今日はいよいよ30店舗あまりのレイアウトも決まり、

最終的な注意なども送られてきました。

そのレイアウトによると、

amicaさんは入口の一等地」(?)らしく、

まあ、言うなれば、この会場の「つかみ」を担当する気配(笑)。

この広場に来られたお客さんが「なんか楽しそう~」という雰囲気作りを担当、なわけです(多分)。

ということで、

普段のamicaのエッセンスを凝縮しつつ、

この日この場所ならではのお楽しみも味わえる、

題して、

 「子どもも大人も、Happyになれる一日amica

ということで、

こそこそと風船ふくらませたり、色々段取りしております。

あ、でも当日、風船はございません。

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とにかく、

台風が来ようと飛行機が欠航しようと、

ありとあらゆる手段で花材を手配し、全力で仕上げて、

皆様のお手元にお届けに上がりますので、

どうぞ、楽しみにお待ちください!

そして、

10月12日(月祭)、

芦屋市総合公園にて、

皆様にお会いできるのを楽しみにしています!

後日、またこのアツい三連休の模様をアップします。

「あしや・いち」

公式サイトはこちら

日程/2009年10月12日(月・祝)  時間/10:00~16:00

場所/芦屋市総合公園(雨天決行) 

お問い合わせ/あしや・いち実行委員会 0797-38-3831(担当:福原 ORGANIC VEGETABLE CA内)

むこゆか、台風の件、ガンバロウ!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・amica公式サイト

ryu kubotaさんデモ in 広島、京都婚礼、そしてレッスンの一週間。

 

今回は長めのタイトルそのままに、

濃い一週間になりまして、

なかなかブログもアップできず、

書くことだけがどんどん溜まる、という、、

そんな中、

おそるおそる「元気なんですか?」というメールをいただいたりして、

ご心配をおかけしました。

もちろん、元気に過ごしてました☆

8月23日は広島へ。

パリのryukubotaさんのデモンストレーションを見に。

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パリの潮流が垣間見えたり、

またはちょっとした素材の扱いにアイデアがあったり、

そして共通の、花への思いに深くうなづいたりしながら、

次々に生まれていく作品を堪能しました。

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途中、面白い企画の掛け合いデモがありました。

ryuさんと、今回の主催のドゥジエムの山村さんが、

一つの作品に対して交互に花材を挿して、仕上げていく、というもの。

それも、出来るだけ相手が次に入れにくいように、かつ、挿した花材の理由を説明しながら。

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なお、この模様はこちらのブログで新鮮な視線で、

的確に、美しい日本語で書かれておりますのでぜひご覧ください。

Sunari 寺本紫織さんのブログ。

デモはお二人で掛け合い、

どんどんとひっきりなしに作品が生み出される。

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キャリア的にも、年齢的にも近いお二人、

まあ、おおざっぱに言えば私もそれに近く、

作品の素晴らしさもさることながら、

お二人の表情に、花に対する厳しさや喜びや気概や愛情や、

もう色んなものがギューーッと詰まっていて、

私はそれを見ているうちに、すごく元気になりました。

「花」は、やっぱり、いい、、。

ryuさんの奥様や可愛らしいお嬢ちゃん(3か月)にも会えたし、

お土産にryuさん作のブーケもいただいたりして、

そして、憧れの青木園芸さんにもお会いできて、

大満足のまま、ほぼ最終の新幹線に飛び乗り帰路へ。

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プチ宴会の日曜日を過ごし、

月曜は早朝から仕入れ。

この日は京都のハイアットリージェンシーホテルでの婚礼があり、

白いダリアの特大ブーケをリクエストされていました。

とはいえ、この週はかなり気温が高く、前の週末の金曜入荷ではダリアは心配だったので、

この朝入荷のダリアで組むことに。

リボンの先にはイヤリングと合わせたスワロフスキーのビーズを。

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お色直しにはアイボリーからスモーキーピンクのバラのブーケ。

これもこの朝に入荷したてのピチピチなバラを何種類か。

イヴ・ミオラの絶妙な色、想像以上のアジサイの色合い、

私はつくづく、花の神様に守られているなと感謝。。。

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京都を後にして、仕入れの続き、

今度は夕方からの「ウェディングブーケレッスン」他、計3講座の花材を。

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木曜はまた京都へ、

10月の婚礼の打ち合わせ。

10月10日、久し振りの3K揃い踏みが今から楽しみです。

金曜は定期の生け込み。

そろそろ秋の気配も取り入れつつ。

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土曜日はレッスン。

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そんなこんなで一週間が過ぎました。

夏の疲れも含め、少しバテ気味だったことは事実。。。

途中、マッサージに行ったり、こんなののお世話になったり、

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この一週間には宴会が3回もあったこともあり(笑)

文芸賞の受賞小説(ぶあっついの)を読んだり、

そしてもちろん、選挙結果も気になるし。

そんな、濃い、そして、とても幸せな一週間。

夏バテしてる場合ではありません。。。

次回こそはアトリエや芦屋のイベントのお知らせです。・・・・・・・・・・amica公式サイト

暑中お見舞い申し上げます。(追記あり)

 

前回、

梅雨が明けたらすぐ夏が終わるのでは、なんて書いたからでもないのでしょうが、

「これでもか!」というくらいの暑さに拍手を送りたい今日この頃。

皆様いかがお過ごしでしょうか?

別段忙しいとも思わないのですが、

一週間に既に京都へ3回、

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あるときは京都で一番好きなホテルのハイアットリージェンシーへ、

世界一美しいウェディングドレスを作るピーター・ラングナー氏の展示会に、お花のお届けに。

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ある時は情念のブーケ?を届けに。

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そしてある日は打合せと、ランチ。

四条烏丸のイタリアン、サンタマリア・ノヴェッラ・ティサネリーアにて。

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レッスンもあり、

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ジョセフィーヌというクレマチスにうっとりしたり、

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さすがに、汗をかかないと言われている私も、

この蒸し暑さには笑ってしまいそうになりつつ、

涼しい顔して過ごしております。

既に絶好調にこの夏を過ごしていますが、

ピチピチのつるむらさきを使ってパスタ料理をしたり、

今夜などはうなぎもいただき、

気力充実の夏!を満喫しております。

だから、でもないのでしょうが、

今日初めて「インナースキャン」というもので体脂肪やら骨密度やら、

見えないものを、そして何年かぶりに体重も測りましたところ、

標準的で健康体、

そして、体内年齢は、

答えは最後に(笑)

そういえば最近、とても感動した音楽、

バイオリニストの神尾真由子さん。

公式ファンサイト

2007年、4年に1度開催される若手演奏家の登竜門である、

チャイコフスキー国際コンクール第13回大会のヴァイオリン部門で優勝。

(日本人女性がヴァイオリン部門で優勝したのは1990年の諏訪内晶子以来2人目)

そのときの演奏、スタンディングオべーションの嵐だったそうです。

この曲は何度も聴いたことがあるはずなのに、

これほど感動的でドラマティックな楽曲だったと初めて気づきました。

徹子の部屋では難解なパガニーニを。

この神技、言葉では言い尽くせません。

徹子さんにも全く臆するどころか、完全に「食ってる」(笑)感じの大物ぶり。。。

この曲を含め、パガニーニの難解なヴァイオリン曲を24曲全て、

超絶テクニックを駆使しながらさらりと、かつ熱情たっぷりに、官能的に聴かせてくれます。

歴史に残る1枚になる予感!

11月に全国ツアーをするそうで、今から楽しみです。

4歳の彼女にバイオリンを持たせたご両親と、

アントニオ・ストラディヴァリウスを送ったサントリー株式会社に感謝。

ところで体内年齢、正解は26歳でした☆・・・・・・・・amica公式サイト

夏休みのお知らせ

 

先日からHPにて告知しておりましたとおり、

今日から3日間、夏休みをいただきます。

7月13日(月)、14日(火)、15日(水)は発送業務を始め、

メールやお電話対応など、すべてお休みさせていただきます。

7月16日(木)の11時~、通常業務となります。

皆様にはご迷惑をおかけしますが、

何卒よろしくお願いいたします。

さてどこで何をするか、ですが、

某所にてプチサミットです。

最近は便利で、どこでも電話がつながりますね。

帰る頃には梅雨が明けているかもしれません。

では再見!

画像は人気の設計事務所様へのオープンお祝いのお花

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美味しいお茶を仕入れてきます・・・・・・・・・・amica公式サイト

女性に贈る宅配花束

 

日本経済新聞をお読みでしょうか?

土曜日に本紙と一緒に届く「NIKKEI PLUS 1」。

http://www.nikkei.co.jp/p1/

5月30日の号で、

「女性に贈る宅配花束」が特集されており、

様々なショップが採点され、ランキングが掲載されました。

ルールは以下の通り。

「日経生活モニター」の方々が過去に利用した花の宅配サービスを尋ね、

利用頻度の高いところを中心に人気19業者を選出。

税、送料込みで5000円の花束を注文。

用途は30代の女性の誕生日、とのこと。

ネット上のおススメ商品を選ぶか、そういったものが無い場合はおまかせ。

届いた花束はショップ名を隠し、

専門家(恵泉女子学園講師、大田花き営業本部マネージャー、

園芸家、スタイリスト、花店オーナーなど)5人と、

日経生活モニター21人に、自分がもらってうれしい花束を選んでもらう。

あ、ここでお断りしておきますが、

ウチはどこのモールにも出しておりませんし、

残念ながらそこには出ておりません。

とはいえ、

私がネットショップを始めたころは、

お花を通販でということがあまり一般的ではなかったので、

こういった特集が組まれることは、世の中がここ5年ほどで急激に変わったな、と。

ある意味喜んでいたのですが。

この特集ではベストテンの商品が写真で掲載されており、

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某大手の六本木のお花屋さんも出ていたのですが、

東京8軒、大阪2軒、

そのうち「宅配専門」が3軒、

正直、

全くひどすぎる。

専門家とモニターから一様に「問題あり」とされたのは、

そのラッピングのひどさと花の合わせ方。

 「色のバランスも無視したお仕着せ。

  花への愛情が感じられない。」

 「いまだにかさを出すためにカスミ草を使ったり、

  ユリが多かったり、がっかりした。」

ご意見、ごもっともでございます。

私はがっかりというより、頭に来ました。

実際に店頭で渡す花よりも、

おそらく作りが相当無責任なのではないかと。

代金を支払う人の前でこの花合わせは許されないのではないだろうか?

経済紙でこれを特集して、

花の宅配自体がこの程度だと思われるのは、

業界にも悪影響だと思う。

この腹立ちはどうすれば良いのでしょうか。

引き続き、草の根活動?をひた向きに続けていくことでしょうか。

やらなければならないことが、まだまだある・・・・・・・amica公式サイト

初夏の芳香

 

5月も今週で終わり。

路地ではアジサイが少しずつ咲き始めています。

やっぱりなんとなく例年より季節が早い気がしていますが、

さすがにクチナシのつぼみはまだ固く、

湿度温度とも高い、むうっとした日に甘い香りと共に開花するようです。

香りには敏感な私、

以前にも書きましたが、自分らしい香り、に興味を持っていました。

そして、フレグランスに詳しい方々のご意見を伺ったり、

色々なフレグランスを試したりしておりました。

それにしても、フレグランスのコーディネイターって、、、どこにいるんだろう?

私はフローリストなので、

全くの直観ではありますが、

それぞれの方に合うお花をセレクトさせていただくことがあります。

同じように、

ファッションのプロは洋服を、靴のプロはその人の足に合う靴を、

メイクさんは肌作りとメイクを、ヘアスタイリストは髪型の提案を、などなど、、、

なのに、フレグランスのスタイリスト、という人は一般的には見つけにくいもので。

もちろん、自分なりの香りを探す楽しみ、というものもあるのでしょうが。

で、先日、とあるフレグランス通の方に、

私に似合う香りを、直観&即答で選んでいただきました。

その名前は耳にしたことはあったのですが、

知識としては全くの白紙状態。

ネットで香りの印象など予備知識を得る前に、

まっさらな状態で、まずは実際にその香りを体験しよう、と思い、ブティックへ。

初めに、ボトルのデザインに新鮮な驚きを感じました。

装飾的ではない、とてもシックな、石のような質感の、深いブルーのボトル。

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子どものころに海で拾った、

小さな丸いガラスのような、不思議な手触り。

一吹きして、

思わず、

にやり、と。

気持ちに馴染むような、安心感を覚える香り。

今の自分に、これほどぴったりな香りを選んでもらえるなんて!

完全に降参、、、。 嬉しすぎます。

あとで知った、その調香内容。

香りに詳しい方なら想像していただけるでしょうか、

というか、このフレグランス自体が分かりますよね?

【トップ】ネロリ・ローズ・コリアンダー

【ミドル】アイリス

【ラスト】アンブレットシード・バーボンバニラ

某クチコミサイトでのコメントでは、

甘すぎずキリリとした、媚びない香り。

でもすごく大人っぽく女性的。

楚々とした中に色気のある雰囲気。

などと書かれております。

この香りを嗅いで、

ふと、早朝の大田神社を思い浮かべました。

ロマンティックな歌にも詠まれています。

大田神社の写真が素晴らしいサイト

あやめ、菖蒲、杜若(かきつばた)など、

なかなか商品としても、レッスンにも使用しない素材ですが、

自然の中で是非ご覧になってください。

今年の花は、今年しか咲きません。

大田神社の杜若はもう見ごろを過ぎてしまいましたが、

これからの季節は関西では三田の永沢寺など、菖蒲が見ごろになります。

花菖蒲の名所を紹介するサイト

来週からは、はや6月、ですね。

そろそろ、芦屋川では蛍の知らせも届き始めます。

http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20090528ddlk28040440000c.html

蛍といい、花菖蒲といい、

儚げながら、情緒的に味わい深い季節、

今年の蛍、今年の花、

そして、今年の香り、

存分に楽しんで、日々心豊かに過ごしたいですね。

フレグランス名人様、ありがとうございます(笑)・・・・・・・・・・amica公式サイト 

 

 

芍薬の女王

 

最近、幼稚園から一緒という、

古い友人たちとウン年?ぶりに会い、懐かしいことを色々と思い出しました。

 

中学2年のときの担任の桑原先生、

配布物などに必ず、トレードマークのように、自筆でカニの絵と、

彼の座右の銘だろうと思われる「継続は力なり」と書いておられたことを思い出しました。

物事を長く続けるのが苦手だった私は、

その言葉が重くて重くて、正直、カニの絵と共に見るたびにどんよりしておりました。

もちろん、続けることの大切さも分かるけれど、

続いていたのは、たぶん、休み時間のトランプくらいでしょうか(笑)

(桑原先生、ごめんなさい・・・!)

そんな私ですが、

この仕事を始めて、この4月に16年目を迎えました。

始めたころは自分探しも含め、手探り状態でしたが、

この天職を与えてくれた何か大きな力には、

感謝したい、と思う今日この頃。

お花屋さんを始める人、自宅でレッスンをスタートする人、

始めることのパワーもさることながら、

それを持続していくことの重みを知ったときに、

また一つ、大きな山を越えるのだと痛感しています。

お花が好き、で、始める人が多い仕事ですが、

お商売となると、または忙しくなったりすると、

好きだったはずの花たちが「モノ」になっていくことがあるようです。

大切に1本だけ買って飾っていた気持ち、

それが「ねばならぬ」に押されて消えていくのかもしれません。

さて、普段はオーダーいただいた商品のための仕入れをしていますが、

先日、久し振りに自分のために購入したものがありました。

女王の風格を漂わせる、この芍薬です。

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少し前の回に書きましたが、

芍薬は時期をずらして様々な品種が登場します。

中盤を過ぎたころにようやく会える、この芍薬

甘く切ない香りを放ちながら、

日々刻々と、別の表情を見せてくれます。

ようやく咲いた、と思ってからも、

潤いを帯びた薄い花びらが次々と新たに生まれ、

光の中で融けそうになりながら、静かに命を滾らせていくのです。

わずか10本だというのに、

私の目の前だけで咲くのにはもったいないほど、

神々しく、清潔で、濃密で。

これは、ここだけで咲かすわけにはいかない、

そう思い、見ごろを迎えそうなこの花たちを数本、

新緑の伊予水木と共に、

近くにお住まいの、いつもお世話になっている方へお届けしました。

そして、大きな安堵を感じました。

良かった、花たちを、さまざまな人に見てもらえる。

お届けした方々からは、

ご自宅に飾られたところを写メールでいただいたり、

感動のお声をいただきました。

この芍薬の品種名は、

あえて内緒にしておきます。

ネットというのは思ってもみないところで影響があったりするので。

どうしても購入したい、という方は、

ご相談くださいませ。

10本より、販売致します。

今年はいつ頃まで入荷があるか分かりませんが。。。

これほどの素晴らしい花に出会える、

この仕事は絶対に、辞められません、

というわけで、桑原先生、

私はこれからもずっと、ずっと、この仕事、続けていきますヨ☆

今夜もほのかに甘く香っています・・・・・・・・・・amica公式サイト

2009年、母の日。

 

一年のうちでも1,2を争う大きなヤマ場、、、

母の日が終わりました。

今後への反省点も噛みしめつつ、

それでも大事に至るような荷物事故もなく、

概ね、無事に終わりました。

オーダーいただいた皆様、ありがとうございました。

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写真は母の日ウィークに咲いた赤い時計草。

今年の母の日は、

去年のような「プチ出店」もせずに、

とにかく、いただくオーダーと、婚礼のお花を万全に、という体制で。

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帝国ホテルにて挙式のお客様、

リースの中にはカリグラフィーで書かれたウェルカムボード・・・直径約50センチ。

審美眼の素晴らしい、そして、とても美しい花嫁さんでした。

たくさんおしゃべり出来て楽しかったです。

今年の、母の日。。。

お商売としては、この「母の日」という一大イベントにおいて、

オーダーを何かしら「取りに行く」という攻めの気持ちが必要なのかもしれませんが、

どうしても、そういう気持ちになれず、

表面的には「守り」の体制だったかもしれません。

それが良いのか、悪いのか、ただ、それがウチのスタイルだなと、

そんな風に思っていたときに、

リスペクトする京都のお花屋さんのN氏と市場で会い、こんな話を聞く。

「ウチは特に一年通してイベント事に力を入れたりはしない。

 普段通り、イベントとか、ブームとか、関係なくしっかりやらんと、と思ってる。

 高いカーネーションを一生懸命買うのも何やし、

 母の日は6時にはご飯食べてるわ(笑)」

あああ、この一本の芯の通った考え方、本当にイサギヨイな、とシビレる。

この人はまた、企業相手の仕事にはあまり積極的ではない。

個人相手よりも動く金額は大きいけれど、流動的で変わり身が早いから。

それよりは、個人のお客さんを大事にしていくことが大切だと。

お店のオーナーさん、それぞれに考え方があって、それぞれにアツい。

そういう私も、

ヘルプに来てくれた裕子さんに、

「お花を贈る」ということについて、

それを「担う」ということについて、熱弁を。。。

そこから、裕子さんの仕事にピシっと筋が通り、

すべての仕上がりに歴然とした差が出た。

amicaの母の日。

ほとんどのお客様が以前から様々なつながりのある方々。

ウェディングブーケをお作りして以降、ずっとお付き合いのある方、

amica発足当時からの顧客様、

以前お花を贈られて、今度は贈る側になられた方、

パンタイムのお姉さんたち

そして、もちろん、レッスン生の皆様。。。

終わってみれば、

景気も、「守りの姿勢」も、カレンダーの並びも、

マイナスと思われる要因などが影響ないような、

予想を上回る、多くのオーダーをいただきました。

お手伝いいただいたユウコさん、タエコさん、ありがとう。 お疲れ様でした。

母の日明けたら様々なオーダーが。

レッスンも控えています。

が、

母の日だからと、しばらくメールなど控えてた皆様!

土色の顔をリセットしますので、

じゃんじゃん、お誘いヨロシクです~!(笑)

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来週はミントグリーンウィークです・・・・・・・amica公式サイト

すずらんの日

 

5月になりました。

5月1日、フランスではすずらん(ミュゲ)を大切な人に贈る、「ミュゲの日」です。

この日ばかりは業者さんの許可、無許可、関係なく街中で売っていて、

すずらんであふれんばかりになるのですが。

日本ではこの素敵な習慣が定着しないのは、

母の日の前だということ・・・お花屋さんが母の日準備で手一杯、

すずらんのデリケートさ・・・寒冷地での栽培が多いので、首都圏などの気温で蒸れやすい。

というわけで、すずらんはまだまだ、その性質通り、日陰で咲く可憐な花、

そのままの存在感なのです。

さて、ミュゲの日の、その数日前に、

amicaアトリエはすずらんの香りでいっぱいになりました。

 「すずらんをテーマにしたアレンジのレッスンを」

というご要望にお応えしたのです。

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数か月前から決まっていたこのレッスンに、

仕入れを万全に色々段取りをしておりました。

長野県からの出荷に代わって、

この日、初めて北海道から届いたすずらん

今年は気温が低めのせいか、やや、、、短い。。。

短いものを生かす、そんなデザインを。。。

というわけで今回も知恵を絞り、感性をフル活動させ、

花器、その他の花材などを準備しました。

(このデザインはまだベールに包むために画像は小さめになっております)

レッスンをリクエストして下さったのは仲良しマダムの皆様。

会話を楽しみつつ、笑いも絶えない中、少しずつ作業が進められていきます。

「男性にこんな可愛いミニブーケ贈られたら、好きになっちゃう!」とか。(私も大賛成)

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曇り空のこの日、キャンドルがしっとりと映えました。

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ミュゲの日、

すずらんを贈ると、

贈られた人に幸運が訪れる、という、

そんな風に贈られたら、

すずらんの持つ清らかな香りが、

一層魅力的に感じられるだろうなあ、と。。。

お花を贈る、ということは、

そのまま、気持ちを贈るということでもあり、

相手を慮る(おもんばかる)ということでもあり、

そのお花の周りにはそれぞれの人の風景があり、

人と人をつなぐ役割を果たしたメッセンジャーとしてのお花も命を全うし、、、

そういう役割のものを日々制作しているということを、

改めて心に留めて、

来週の大きな山に向き合っていこう、と思った、

ミュゲの日でした。

母の日の贈り物、5月7日(木)の20時まで承っております・・・・・・・amica公式サイト

芍薬と、海遊び、山遊び

 

芍薬の季節になりました。

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この、ふっくらとした花姿と、

甘い色合いで年々人気が高まっています。

「花」を仕事にしている以上、あまり好き嫌いは考えないにしても、

それでも私自身、大好きな花ベスト10に入る芍薬

なぜにこんなに、この季節のグリーンと合うのでしょう、

改めて、私は緑色が大好きなんだな、と気付く。

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少しずつ、時期をずらすように、いつもの順番で様々な品種が登場してくる。

だいたいはルーズベルトに始まり、ラテンダンサー、華燭の典、さつき、富士、などなど。

ポーラフェイやコーラル系にうっとりする一方、儚げな滝の粧(よそおい)にもしばし見とれたり。

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主要なラインナップが出そろう頃に、

ようやく王様の、白の、大輪の品種が登場。

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芍薬は、大好きでワクワクする反面、

ココぞというタイミングに、思ったような咲き具合になるか、開花調整に神経を使う。

品種によって、開花までの日数が異なるし、もちろん、気温や湿度でも変わる。

週間天気予報と、温度湿度計と、そしていつもの動物的勘と経験を頼りに、

欲しい咲き姿を逆算して仕入れる。

というのも、仕入れてすぐはこんな感じ。

下手なゲンコツよりもカチカチ。。。

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そんな芍薬をメインにしたレッスンが終わりました。

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ちょうど皆さんのお家でふんわりと咲くように、と、

数日前から咲かせた花たち。

そのせいか、レッスンの間ずうっと柔らかな空気に満たされました。

私もその空気に包まれながら、

最近知り合った人々を思い出していました。

「海遊びのN氏」

マリン系バッグメーカーJでカバンのデザインと制作にひた向きに取り組みながら、

その遊び心と、興味と、デザインの幅を生活雑貨にまで広げつつあり、

インダストリアル・デザイナーとしても可能性が感じられる人。

「山遊びのお店、芦屋Sのオーナー」

かなり分かりにくい場所にあるショップながら、

名品を扱うアウトドアグッズ店としてだけでなく、

山遊びの楽しさをドトウのように提案してくれるスタイルの、強い求心力のある人。

それぞれ、

趣味と、仕事と、遊び、生き方、生活、健康、などが、

境目を持って、またはあるときは境目なしに混ざり合い、

自分自身も楽しみながら、とことん真剣に喜び(=シゴト)に向き合っている、

幸せな人達。

ふと、私もちょっぴりそうなのかな、と、

レッスンのふんわりとした空気の中で、

静かに、しっかりと噛みしめました。

一眼レフ大活躍中。 少しずつ芳香のある芍薬も出てきますよ・・・・・・・・・・・amica公式サイト

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