レッスン後のお楽しみ。。。

最近になって、本町のレッスンの後にもスイーツをお出しすることにしました。

とはいえ、初めてのことではなく、実は以前にもそのお楽しみがありました。

もう7年になる、最も古くからの生徒さんのお一人、お菓子名人のHさん・・・。

レッスンに参加し始めた頃OLさんだった彼女は、

お菓子作りが昔からの趣味とのことで、

週末になるとお家を甘い香りでいっぱいにしていたそう。

習ったお菓子の写真をキレイにファイルして、

知識と技術とデザインを大切に積み重ねているようでした。

そのHさんが、いつからか本町でのフラワーレッスンの度に、

その日のテーマに合わせてお菓子を作って持って来てくれるようになった。

ハロウィンにはもちろん「カボチャのケーキ」を。

紅茶色のアレンジには「紅茶のケーキ」を。

素材を厳選し、丁寧に手作りされたお菓子はとても美味しく、

どれも真面目で穏やかな味がして、Hさんの人柄そのものを見る思いだった。

そんな彼女があるとき一念発起し、長年勤めた会社を辞めて、

一人フランスにお菓子留学と語学研修のため、一年間の旅に出た。

現地から送られて来るメールにはお菓子への熱い思いがたっぷり書き綴られ、

同じ一日24時間を過ごしているとは思えないほどの充実ぶり。

それこそフランス中のお菓子を食べ尽くして(笑)いる様子だった。

お菓子を趣味、としている人は多いけれど、

彼女ほどの情熱を持っている人を他には知らない。

是非、何かの形で皆さんにご紹介したいなあ、と思うのですが、

色々食品関係は衛生的に許可が難しいらしく。

お店(ネットでも)をどうこうする、というのは大変らしい。

でも水面下で色々準備は進めておられるはず。。。

せめてお菓子ブログを書いてほしい、とお願いしている私デス。

さて、今日の本町レッスンのテーマは、

「キャンディカラーのリース」。

細い茎の春の花を、オアシスにいかに正確に差すか、という練習。

手が覚えて初めてその力加減が身に付く。

Hさんがそれに合わせて、キャンディに見立てたまあるいケーキ。

新年の第一回目、ということで日本人らしくお抹茶のお味です。

(アレンジは一番早く仕上げた数田さん作)

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来月のレッスン、バレンタインのアレンジには、

そのHさんの美味しいチョコをお花と一緒にアレンジしていただきます。

お花のデザインや色、そしてチョコの形や味(!)まで、

楽しい打ち合わせを済ませましたのでお楽しみに!

オイシイアレンジ作りませんか? ・・・amica公式サイト

冬のフローリストの必須アイテム!

大寒波はひと段落したとはいえ、今年は例年より冷えますね!

こんな中、暖房ナシで水仕事中心の作業するのがお花屋さん。

元々案外重労働だね、と言われる花の仕事も

冬はお花の持ちはよくなる一方で、身体には一番コタエル。

フローリストを襲う三大疾病

  手荒れ

  腰痛

  ボウ○ウ炎

です。(ううむ、ちょっと恥ずかしいですが、三番目もマジで多い。)

冬のコレで、残念ながらお花をあきらめる人も結構います。

そこで今日はそれぞれの症状に負けない特効薬を紹介します。

まずは手荒れ、年中水を扱うにしても、冬は特に要注意。

水に濡れたまま冷えるとしもやけも併発する。

では、一日のうち、たとえ二時間でも水を使わないタイミングがあれば、

キレイに手を洗って水気をふき取り、このクリームを手全体に擦り込みましょう。

< ハンドクリーム : ユースキンA >

オレンジのフタの「ファミリーメディカルクリーム」で、

私の家ではもう代々?このクリームのお世話になっている。

手はもちろん、ひじやかかと、やけどやしもやけ、唇の荒れなど、

ビタミンEがたっぷりなせいか、とにかく頼りになるのです。

これを寝る前によく擦り込んでおくと、朝には滑らかな肌になっています☆

クリームの匂いが気になる方もあるかもしれませんが、

キツイものではないので慣れてくるでしょう。

(そういえば私の姉は小さい頃、コレを温めてちょっぴり舐めていたらしく!、なんでもほんのり甘いらしい。。。)

とにかくこれで私は今まで全く手荒れ知らずです。

続いて腰痛

主に冷えからくることが多く、疲れ、ストレスなど原因はいろいろですが、

これは程度や症状様々で、結構深刻だったりします。

私も数年前、かなり大きなギックリをして約一ヶ月動けなかったことがあり、

実際の痛さ以上に本当にコタエたので、二度と腰痛はイヤだと思う。

おかげで「腰痛名人」と接骨院の先生に言われるほど、

知識を持って腰痛に対処しているので、それからは一度もない。

「名人」になると腰痛になりやすい姿勢はまずしない。

深くもたれることやうつ伏せで本を読んだり、

普段から腰への負担をかけないようにする。

そのうえで腹筋背筋が衰えないよう気をつけ、そして何より、

冷やさない

冷やさないことはボウコウ炎も同じ。

両方に効く、暖かい肌着といえば・・・

< ダマールの肌着 >

そこらの「オバシャツ」とは素材から全然違う。

暖かさの段階も5段階あり、普段の室内での生活用の「2」から、

気温の低い過酷な雪山仕様の「5」まである。

私はもちろん仕入れには「5」で臨んでおります(笑)。

お花ビギナーの女性の中には、

「オバシャツなんて、私の女心が許さなくて着たことな~い」

と言う人もいる。

気持ちはよく分かる、でも女心とボウ○ウ、どちらが大切???

冷えは何としても避けなければいけません。

このダマール、

着たままうっかり暖房の入ったデパートなどをウロウロすると、

鼻血が出るくらいに温まるので要注意です(笑)。

さてさて、色々あっても冬の一番の特効薬はお風呂が何より。

私はツムラ乳頭温泉でツルツルになって、芯まで温まってます。

一度、本当の乳頭温泉に言ってみたいな~。

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何か皆さんも特効薬ご存知なら書き込みしてくださいね!

冬も元気な・・・amica公式サイト

ある意味ブレイク☆

今年もマイペースな予感たっぷりの遅めのスタート、

ようやくこのブログにも新年が明けました

皆様、今年もどうぞよろしくお願い致します。

ん、「ブレイク」が「ブサイク」に見えるのは気のせい?

そんなことはさておき、なぜ遅いスタートになったかというと、

12月からの怒涛の忙しさが年始まで続きまして、

で、コワレテしまいまして、それでブレイク、となったわけです(恥)。

何せ今年は1月からウェディングのご注文が多く、

なんとも幸先のよいスタートとなったのです。

お正月には甥っ子や姪っ子が集まるために、

その相手も可愛いからついついしてしまうわけで、

睡眠不足の身体を鞭打って卓球大会に参加することになったりするわけで、

張り切ったお礼に?風邪のバイキンをもらって、

2日ほど寝込むことになったわけです(恥)。

ご迷惑をおかけした皆様、本当に面目ない。。。

今日、ようやく完全復活し、

ちゃんこ鍋で栄養をつけ、溜まっていた仕事を片付け始めました。

そうこうしている間にも、打ち合わせの日時が次々入り、

スケジュール管理もタイトになってきました。

これはちょっと何かしら対策を打たなければ。

スクール運営、ウェディング、ウェブ注文、

そのプランニングや仕入れ、請求書やら納品書やら支払いやら・・・。

超強力なアシスタントのINさんを含めて新体制を作らなければ。

そんな中でも今年の一番の思い、

それはHPからのオーダー方法の見直し

どうしてもサンプル写真に近いもの、というご要望が多くなり、

その花材での制作となるわけですが、写真サンプルと全く同じは難しい。

例えば三種類の花を使ったとして、一種類のものの色合いが少し違うだけで

似て非なるものが出来上がる。

花を合わせるとき、

やはり花同士のハッとする出会いが感動的だったりするし、

同じものを作ったのではおそらく最初以上の感動を与えることは

きっと難しいだろうと思う。

もっともっと花同士の出会いが他にはない、

そのときならでは、という新鮮さを覚える、

それでいてオーダーしやすい、

オリジナルなギフト、

これに関しては作戦を練っているところ。

楽しくオーダーしてもらえるような方法を考えております。

amicaは大きなブレーク(芽が出て有名になること?)は望みません。

職人気質なんでしょうかね(笑)。

せいぜいブレイク(身体コワレル)することないよう、

今年もマイペースでお客様に一番似合うお花を提案していきたいと思います。

2006年が良い年でありますように☆

auguri=おめでとう  from amica

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2005のX'mas

毎年のことですが、花屋さんにはクリスマスを甘く過ごすゆとりはない、と言えます。

それはとてもありがたいことで、クリスマスにお花を贈る人が多い、ということです。

また、早いところではお正月のセット花を用意したり、

今年最後の結婚式が入っていたり、ブライダルフェアがあったり。。。

そして、25日の夜、今度は寝ずにお正月への飾りつけに奔走する・・・。

それが今年はなんとそこに雪と大寒が!!!

道路は雪が凍りつき、完全なマヒ状態。

クリスマスに、

そして大切な記念日に、

愛を込めてお花を贈ろうという方から結構な量の注文が早くから入っていた。

中には奥様へ、というある意味「妻の日」なオーダー。

配送業者Kのドライバーさんは「トラックが動いてないんで。」の一点張りで集荷に来れない。

でもでも平地の大きな幹線道路は動いている。どこなら機能しているのか?

問い合わせの配送センターは回線がパンク状態で全くかからない。

やっとの思いでつながったら出てくるのはアルバイトの要領得ないオバサマ(怒)!

これはなんとしてもなんとかしなければ!

大手のショップは天候を理由に動けない、と言って済ましたとしても、

臨機応変に動けるのが小さいショップの良さ=強みかも!

とばかりに熱くなって決死の覚悟で遠くの大きなセンターへ。

車で1時間ほどの距離なのが、反対車線(帰り道)は大渋滞で一切動いていない。

「帰れるかな。。。」と心配にはなったけれど、

とにかくこの花たちをセンターへ託すことが最優先。

この週末はそして三連休でもあった。

いつも以上に荷が多いに違いなく、人の移動がやはり最優先される。

色々手を尽くし、結局、できる限りのところまでで力尽きた。

あとは雪が収まり、業者さんに最善を尽くしてもらうしかない、と。

贈り主の方、また贈り主の方の要望があればお届け先の方にも、

それぞれに延着の連絡を入れた。

配送業者さんにとっては「荷物」としての扱いだけれど。

贈り物の中でもお花はちょっと違うんですよ、

その日のね、色々な予定もテンション変わりますからね、

今回の熱さはやっぱりそんなところから。

色々な意味で寒波にやられて冷え切って疲れきった、この日は冬至

ゆずをた~っくさん浮かべたゆず湯で癒されました。

皆様、超オススメです。是非一度お試しくださいませ。

雪の芦屋、なんだか演歌が似合う街に見える。

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皆さん、引き続きよいクリスマスを。

明日までクリスマスバージョンのamica公式サイト

フリーランスについて。。。

フリーになって通算3年、最近色々見えてきたことがある。

どこかの職場に所属してお給料をもらうよりも、

「フリー」という響きで気楽に思えるかもしれない。。。

でも実際のところ、

雇われて従業員として仕事をするよりも三倍働いて、

収入はようやくになる、と言われている。

それでもフリーになって活躍したい人は多い。

人に指図されずに動けることはストレスが少ないし、

会社での人間関係で悩むこともない。

うまくいけば有名になれるかもしれない。

私がフリーになったキッカケは、

それまで四年間仕事をしていたフラワーショップでオーナー兼先生に、

「あんたは小山潤子でやっていきなさい。」と背中を押されたから。

今思えば、尊敬する先生に言われた言葉としては最上級のエールだと分かるけれど、

そのときは不安でたまらなく、自分で立ち上がる姿を想像できなかった。

ウェディングブーケが得意だった私は、

まず初めに評判のよいドレスショップにアポを取って営業に行き、

契約を結んだ。

営業力というものとは程遠いやりとりだったと思うけれど、

その出来事は本当に身震いがするほど嬉しかった。

ひとつひとつ壁に立ち向かうたびに、

今まで自分が持ち合わせていなかった能力を知り、

逆に案外乗り越える熱意が確かであることを確認できたりする。

少し前に、スタッフ募集を見て面接に来たINさんが、

「センスのよい人か、そして人から信頼されて人を集める人か」

私について、その部分を確かめたかったとのこと。

確かにそうなのだ。。。

フリーになってちゃんと仕事をしていくには、

人にはない感性や営業力、交渉能力、経営センス、

そういった実務以上に、実は人柄が大切だったりする。

オープン半年で約三分の一が消えていく花の業界で、

生き残るにはそんな当たり前の部分が明暗を分けることも。

先日、ちょっと嫌な思いをする出来事があった。

悲しいやら頭にくるやら、なかなか収まらなかったけれど、

「自分は人にこんな思いをさせない」というところで気持ちが安定した。

人間的な鍛錬は、一つ一つそんなところから学んでいくしかない。

さて面接でお話したINさんは今、スタッフとして本当によくやってくれる。

それに応えて私も日々精進し、人を集められる人になりたい、と思う。

 

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写真はINさんのアレンジです。

よいクリスマスを・・・amica公式サイト

想いを重ねるシゴト

先日、古希のお祝いの花束のご注文がありました。

ご家族でお祝いをする、その席に映えるお花。。。

そういえば、おととしだったか、ウチでも父の古希のお祝いをしました。

私たち娘たちと、孫たち、合わせて・・・とにかくワイワイたくさん集まり、

父の大好きなものを揃え、ちびっ子たちは歌をプレゼントしてお祝いをしました。

一番年長の、小学校2年生のユウタ君が、得意の工作で

   

   「古希王」という

それはそれはかっこいい王冠を作りました。

どんな王様なのか、私には初耳でしたが(笑)、とにかくその王冠、

父によく似合っていました。

今70歳を迎える世代は、

小さい頃に戦争も記憶していて、

そのうえ高度成長の日本も支え、ぜいたくをせずにとにかく働いてきた。

きっと一番お花を贈ったり贈られたり、ということと無縁の世代かも。

その世代の人たちが、時代の荒波をくぐって健康に古希を迎えるというのは

やはり本当にめでたく、父と重ねることでイマジネーションが働き、

世間の70歳の方々をお祝いしたい気持ちになる。

私のスタンスとして、

そんな風に想いを重ねて、または想いを馳せてモノを作ること、

お顔の見えないネットでのやりとりだからこそ、

それが大切だと思える。

大手の花屋さんの中には、受注量の多さで制作がどうしても流れ作業になっていたり、

ウェディングに関しても花嫁さんのお顔を知らない人がブーケ作ったり。

(残念ながらよくあることです。)

まあ、よくも悪くも受注の量はウチに関しては程よい。

全てに目が届く。

やはりモノを作るって、ひとつひとつエネルギーのいること。

さて、その古希のお祝いには華やかな花を選び、

贈り主の方からの祝福の気持ちをカタチにしました。

こちらは古希王、元気玉の孫との対決で倒され中~(笑)。

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古希にお花を贈りましょう。

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夢の部屋

勤労感謝の日の昨日、

いつにも増して気合の入る会場装花のシゴトがありました。

花嫁さんがお花屋さんの、

そしてそのお母さまがお花屋さんを始めた方で、

ゲストの方のほとんどが花業界の方々で、

そして、花嫁のために是非飾りたい、というフローリストが大集合!

花嫁さんご本人はとても優しくてしっかりした人、

誰よりもウェディングの装花の楽しさも大変さもご存知なので、

小山さんにも楽しんでほしい」と再三言って下さいました。

ウチで飾る基本部分以外に、

窓枠、エントランス、シガーテーブル、ホワイエのチェスト、など、

ありとあらゆるところが飾られました。

それを全てプランニングして取り仕切っておられたのは

花嫁さんの友人のフローリスト、Sさん。

マジメで几帳面なSさんですが、実はmixiミクシィ)におられて、

私と好きなものが共通だったのでウレシクなりました。

さて、今回の花は、というと、披露宴会場は赤一色で、

マリリス、バラ、グロリオサ、ダリア、アンスリューム、と

主張の強い花材で、元々赤い花が苦手だった私ですが、

なんと合わせてみるとその美しいこと!!!

改めて赤い色の強さ、美しさに感動しました。

チャペルではふんだんにカサブランカが使われました。

最近のフレンチのアレンジでは、ユリはなかなか使われません。

よほどの大きなアレンジでない限りは、全体に丸い花が好まれます。

というわけで今回は久しぶりの大量入荷となったのですが、

挙式当日にベストな咲き姿になるよう、入荷日、温度を調整し、万全に備えました。

前夜、チャペル祭壇の大きなアレンジを作っていて思い出しました。

あ、そういえば、私、カサブランカ大好きだった・・・。

艶やかな香りと神々しい花姿・・・、

まだ花の仕事を始める前は花屋さんで1本だけ買って、

大事に部屋に飾っていたなあ。。。

いつか部屋いっぱいにカサブランカ飾りたいなあ、て。

そんな夢がいつの間にか叶っていたのです。

今、部屋には咲き方調整のために仕入れたカサブランカが15本くらい。

甘い香りを放って咲いている。

花嫁の智加さんのおかげで、

赤い花と、カサブランカがまた好きになりました。

ありがとうございました、そして、どうぞ末永くお幸せに♪

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