フェミニンで愛らしいってば。

 

まだまだ近所の茶屋之町では、

道路の脇に桜色の塊が残っていて、

桜の季節の余韻が少しは感じられる、はず、なんですが・・・。

ちょっと異変を感じてるのは私だけ?

というのも、

私の感覚として「5月」と思っている花たちが

「だってもう5月ですよね?」という勢いで咲いている。

れんげ畑がすっかりピンク色になり、

近所のお宅ではライラックが咲き、

近くの公園の花水木が咲き、

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さつきが色とりどりに咲き、

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そしてなんと、藤の花まで咲き始めている。

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この花たちは、イメージとしてGWのドライブの風景だったような。

なんでこんなに早く初夏がやってきているのでしょう。。。?

もしかしてもしかして、万博あたりではアカシアも咲いているのかしら?

この急速な変化、ちょっと心配。。。

変化といえば、

先日、数年ぶり?にパーマをかけて気分転換。

「パーマを」と一言言って、またお任せして居眠りしていたせいか?

思っていた感じと全然違って、、、

それ以来、毎日ウェービーヘアと格闘。

が、今日はレッスンで、ある方に、

「フェミニンですね☆」と言っていただき、

普段カングーで西へ東へ走り倒し、、いえ、安全運転している私は、

およそフェミニンという言葉を意識したことはないので、

面映ゆい気分でポッとなりつつ、あとから噛みしめてにやにやしていたのでした。

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フェミニンはどこに?

噛みしめると言えば、

つい最近買ったダイアナ・クラールのCDに、

映画「Sex and the city」でアル・グリーンが歌っていた、

「How can you mend a broken heart ?」がボーナストラックで収録されていて。

改めてこの素晴らしい曲にジイ~ン。

エンドレスで聴きたい気分です。

エンドレスといえば、

ウーフさんのジンジャーチップが美味しすぎて、

紅茶と一緒にいただいたら、もう、本当に止まらない。

美味しくて、体も温まって、気のせいか元気になって、集中力が増す、

そんな素敵なお茶受けを、

また明日も買いに行こうっと。

あ、最後に、愛らしい、の話ですが、

先日お客様からのメールで、こんなお言葉をいただきました。

 amicaさんに作っていただくお花は

 キレイなだけじゃなく、かわいらしさ、愛らしさを感じ、

 とても好きです。

自分の辞書に「愛らしい」とか「愛嬌」というのは無かったのですが、

そんな風に言っていただいて、とっても嬉しくて小踊りしたくなりました。

良かった、お花たちが愛らしく咲いて見える、てことですね。

また、明日への活力が湧いてきました。

支離滅裂な内容ですが、上機嫌の・・・・・amica公式サイト

25ans ウェディング ヘア&ビューティ号

 

先日、

25ansウェディングのヘア&ビューティ号の撮影がありました。

 

このお仕事はもうかれこれ5年目、

 

毎年楽しみにしている企画です。

 

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上の画像は2008年のもの。

 

 

そして、今年は、、、

 

雰囲気をチラリとだけ。

 

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もちろんのこと、すっごく素敵な仕上がりです。

 

全貌は発売されたヘアメイク号にて!

お楽しみに☆

 

 

 

おかげさまで、

今年もウェディングシーズンを忙しく過ごさせていただいております。

 

5月に入ってもずっと。

 

 

 

5月の一大イベント、母の日は今年は5月10日。

 

着々と準備も進め、

 

もちろん、ウェディングの準備も、

 

 

 

気持ちの引き締まる、そんな4月です。

 

 

母の日のご注文、

 

4月中は10%オフで承っております。

 

GW前に、お早目にご注文くださいね。

 

オーダーはこちらへ。

 

 

 

大好きなシャクヤクと新緑の季節がやってきます・・・・・amica公式サイト

ミモザのレッスン

 

普段のレッスン以外に、

仲良しなグループだけで、内容もリクエストいただける「グループレッスン」。

以前にも何度か色々な仲良しグループの皆さんからお声をかけていただき、

あるときはご自宅へ、あるときはオフィスへ、もちろん、amicaアトリエでも。

和気あいあいとした中で、おしゃべりしながらのアレンジ、

そんな雰囲気もグループレッスンならでは。

私も毎回楽しみなグループレッスンですが、

先日、昨年末からリクエストいただいてた「ミモザのレッスン」を行いました。

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良いものをたくさんご存知の皆さんなので、

数か月前からミモザ仕入れについては段取りしておりました。

2月にもちらちらと市場には出回るミモザですが、

ここはひとつ「飛びきり」のミモザをこの日に合わせて。

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やはり、丁寧に作られた素材には力があるなと、また実感。

これほど透明感のある明るいイエローのミモザはあまり見たことが無かった気がします。

市場の担当者さんに感謝。。。

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イタリアでは3月8日は「女性の日」ということで、

男性が女性にミモザを贈るという習慣があります。

私も以前、ちょうどその時期にイタリア出張をしていて、

電車の長旅をしたあとに、着いた駅でミモザの花束と共に迎えられたことがありました。

この素敵なイヴェントが日本でも定着すると良いなと、思いつつ、

この仲良しグループの皆さんの美しさと健康を祝って、

カクテル「ミモザ」で乾杯!

正式なミモザスプマンテでは作りませんが、

お昼のお気軽な乾杯と、イタリアのお祭りに重ねて。

(飲む言い訳がうまいと、またお酒飲みだと思われますね、、、笑)

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部屋中がミモザのイエローでパアッと明るくなり、

これは「ミモザパーティ」を開かなくちゃ、とか、

ドレスコードには黄色い小物にしよう、とか、

色々な楽しい企画が次々に生まれていました。

桜よりも一足早く、すっかり春の気分にさせてくれるミモザ

数年前まで花粉症のために敬遠してきましたが、

今回でミモザの魅力を再認識しました。

さて、そんなミモザの季節に企画された新しい講座、その名も「ミモザクラス」。

基礎コースを修了の皆さんへの、次のステップ。

4月20日(月)の本町教室からスタートします。

詳細は近日中にHPにて、またはご希望によりメールにてご案内いたします。

オリジナル講座が色々詰まってますので、どうぞお楽しみに。

書いてるほどは実はあんまり飲めませんのヨ・・・・・・・・・・amica公式サイト

2月

 

冷え込む朝、

カイロを貼って、

綿入りのジャケットを着て、ブーツを履き、

車を温めて、市場へ。

そういえば、昔、小学生のころには、

空き地に入ると「霜柱」でザクザクいったっけ、

今はそんな「土の空き地」もなければ、「霜柱」もない。

ああいう、身体で感じ取る季節の風情は年々少なくなって行くのかな、、。

外はまだ冬、

しかし花市場内はすっかり春一色。

チューリップや、ラナンキュラス、ヒヤシンス、水仙、スイトピーなどなど、

プリプリと元気いっぱいに咲き、甘い香りを漂わせている。

私の一番好きな季節かもしれない、

と、一年に何度もそう思ったりするけれど(笑)、

間違いなく、この香りに包まれていると、それだけで元気になる。

そんな2月。

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先週から今週、

全国へ発送したたくさんの春のお花たちが、

色々な方々のところでみずみずしく咲き、

すがすがしい香りを放っていることでしょう。

みんな、それぞれが、命を謳歌できますように!

<おまけ画像>

そういえば前回アップしたサンシュユの生け込みの画像、

翌週には人々が集う空間でその命を謳歌していました。

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・・それより霜柱って知らない人がほとんどだろうなあ。。。amica公式サイト

インフルエンザとAURA note

 

1月ももう18日が過ぎました、

色々とご心配をおかけしましたが、

おかげさまでようやく復活(遅)しました。

結局、誰にもうつさなかったようなので告白すると、

生まれて初めて「インフルエンザ」にかかっておりました。

前回のブログの最後でただならぬ悪寒とだるさに襲われたと書きましたが、

犯人はインフルエンザウィルスでした。

本当に、今まで周りにインフルエンザの人がいなくて全然知らなかったけれど、

すっっっごいキツイ・・・。どうりでみんな予防接種受けるはず。。。

扁桃腺で高熱が出ることが多かった私にとっては、

39度という熱には驚かないのですが、

その強烈なだるさ、しんどさ、、、もう、ただただ寝ているしかない、、、

おかげで一日があっという間に過ぎ、数日があっという間に終わる。

とにかく水分だけは摂るようにして、ニュースでさんざん耳にしたタミフルを飲む。

熱が下がっても2日間は感染する可能性があるとのことで、

大事を取って休む、というか、本当にまだまだフラフラしてしんどい。

ロクに食欲が湧かず、体の芯がずっとだるく、一日のうち、数時間は横になる。

正直、ほぼ二週間かかりました。

人によってはざっと一か月かかるらしく、本当に侮れません、インフルエンザ。。。

身体に力がない間は、なかなかモノを作る元気もなく、

それ以前に、仕入に行く運転をする元気が出ない、

それでも世の中は松の内も明けて普段の日々へ。

生け込みも今まで通り、季節のお花に入れ替え。

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今まであまり意識しなかったけれど、

生け込みで大きな枝ものなどを扱う場合、

相手も数年以上生きてきた生物、

私が主導権を握って活けるにしても、木々も何かしら主張してくる。

数本ある枝のうち、瞬時に「これが主役」と私が決める、

その主役は急に勢いを持って壺の中で命を燃やす、

他の枝たちは、自分たちも!、とそれぞれに。

その中からまた選び、全体のデザインのイメージの中へ活ける。

その枝は「そう来たね!」と言わんばかりにその位置で命の華を開かせる、

生け込みは即興音楽のように、その都度の空気で変化していく。

今回は病み上がりでなんとなく身体全体に力が入らない、

となると、ふとした瞬間に枝たちと呼吸が合わずに押され気味になる。

そうか、毎回、ある意味こんな激しいやりとりをしていたのか、と。

元気が出て来た頃に、

徐々に春の婚礼の打ち合わせなども次々舞い込む。

ありがたいことに、色々な方からのご紹介が多い。

ようやく遠くまで運転する気分になって、

去年秋からの懸案だったオーディオを見に行く。

日本橋逸品館へ。

ここへ来るのは2回目、

このゾクゾクするようなマニアック感!

ジョシは今回も私一人でした(笑)

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視聴室のソファーでお目当ての機種を聴かせてもらう。

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翌日、今度はバング&オルフセンにも行き、ここでも視聴室で最高級を聴かせてもらう。

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自分の大事な時間を過ごすためのオーディオ、

これからの長いお付き合いを考えるとやはり妥協はできない。

見た目も大切だし、使う楽しさも欲しい、

機能もこれからの時代を見越してMDじゃなくてUSB入力端子のあるもの、、、。

(私ってホント、こうるさいな、、笑)

で、出会ったのがAURA note(オーラ ノート)

これをデザインしたのはケネス・グランジさんという、プロダクトデザイン界の重鎮。

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そのデザイン、その歴史、もちろん音質、機能、、、。

今の私にピッタリだと思う。

車のカングーもそうだったけれど、

長く愛せる、自分にぴったりのものが、ちゃんと見つかる。

やっぱり根気よく探して良かった。。。

というわけで、

次回からの芦屋教室ではこのAURA noteで心地よい音楽をお聴きいただけます。

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今年も五感を刺激する?amicaをよろしくお願いします。。。。。amica公式サイト

今年最初のウェディング

 

遅ればせながら、

皆様、あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願い申し上げます。

こうして遅れたのには理由があったのですが、それはまた今度書くとして。

2008年末から年をまたいで準備をしていた婚礼の装花、

おかげさまで1月4日、無事終了いたしました。

主役のお二人にも大変喜んでいただき、

とても心に残る一日となりました。

昨年末最終日の29日に入荷したカップ咲きのバラたち、

そして、アマリリスのクリスマスギフト、

大事にケアしたジャスミン、、、

予定して段取りしたとおり、

すべてがこの日のために照準を合わせて咲いてくれました。

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実は、この日の装花は、

花嫁さんがそれまで打ち合わせしていたお花屋さんでは、

イメージが伝わらず不安を感じる、ということで、

12月も後半に入って、急遽、amicaにいただいたお話でした。

お電話で花嫁さんと初めてお話した、そのお声から、

柔らかく、甘い印象の方、と私なりにイメージしていました。

実際にお会いしてお花のご希望を伺うと、

そのイメージそのままの、透明感のある、淡い色合いで、とのこと。

そして、大きな強い葉モノは好きではない、とのこと。

確かにそれも納得、私のイメージにはそれもありませんでした。

前任のお花屋さんにはなかなか伝わらなかったというその「透明感」は、

その花嫁さんの何よりの個性だと私には感じられました。

打ち合わせはものすごくスムーズに進み、

お話はついついお相手様、ガンバ大阪のY選手のほうへ。

このY選手、まだ21歳になったばかりというのに、

ものすごくコミュニケーション能力が高く、場の空気を和ませて下さるのです。

このときは世界3位と決まった試合の直後、

そして天皇杯を控えていたりと大変な忙しさの中の打ち合わせだったのですが、

疲れなど全く感じさせず、とても温かく、謙虚な姿勢で、

そして私の経歴を見て「プロだなーーー!」とか言いながら、

きちんとお花の打ち合わせに楽しく参加して下さったのでした。

お話によると、既に今までに30ヶ国以上へ赴き戦っているそうで、

年齢以上の落ち着きや風格などはその経験から培われたものだと思われました。

そしてサッカーはもちろんチームワークも大切なスポーツ、

先輩、後輩という規律の中で養われるもの(礼儀など)も多くあるのだろうと思います。

いや、本当に、打ち合わせの段階からすっかりファンになってしまった私でした。

当日には、昨年生まれたRちゃんと一緒に。

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挙式にはご希望のジャスミンをあしらったキャスケードブーケを。

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お色直しには今回のテーマカラーにもなったサーモンピンクのブーケを。

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花嫁さんの友人たちへのブーケプルズ、そして独身選手たちへはブロッコリープルズ、

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なんと独身選手は25名、かなりの競争率の中、引き当てたのは・・・

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やはりこの人!元旦の天皇杯でもシュートを決めた播戸選手

25分の一の確率、さすが今乗ってる選手は違います、

amicaのブーケは効き目があるので、次に結婚するのは彼に間違いなし!

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披露宴の間、100名近いゲストの皆さんは、

様々な人のスピーチ、歌、スライドなどを、

体ごと向けて静かに聴き入り、ときには手拍子もし、

私がそれまで抱いていた「体育会系」のノリのものとは違っていました。

いつだったか司会経験の長い人が、

「人のスピーチを体ごと正面向けて聞く人は優しい人が多い」と聞いたことがあります。

この日はまさに、そういう人たちが多かったようです。

さて残念なことに、

そんな穏やかで楽しいパーティの途中から、

私はなんだか悪寒に襲われ、

二次会のスタートを待たずに無念のリタイア、

お二人へのご挨拶をきちんとしたかった、サインも欲しかった、

そんなことをうわごとのように言いながらも、

稲井クンに送ってもらって帰ったのでした。。。

お開きも終わり、お二人へのご挨拶を終え、

撤去も済んで帰ってきた稲井クン、

なんと、手にはY選手のサインが。

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じい~ん、、、、、、、

Y選手のお人柄に、

この気持ちのこもった文字に、

そして、こういうの言い出しにくいのにちゃんとサインもらってくれた稲井クンに。

この仕事やってきて、本当に良かった。

お礼のありがたいお言葉をたくさんいただいたことはありますが、

こうして形になったもの、というのは、また格別で、

この仕事を、きちんと、これからもやっていこう、と、

また新たに噛みしめた、

今年最初のウェディングでした。

2009年、何か良いことがある予感でいっぱい・・・・・・・・・・amica公式サイト

よいお年を。

 

通販&配達業務は30日まで、

それをとにかく終えて。

たっぷり溜まったモロモロの業務を、

31日だけで、というのは。。。

今、amicaアトリエは気温10度、

いい感じで冷えてます。

白いアマリリス、数十本、

イングリッシュローズ、百数十本、

スマイラックス、数十本、

スイトピー、二百本、

食は王将にあり!、みたいな感じ?(←関西ネタ?)

とにかく、年明けの婚礼のお花たちが、

いい香りを放ち始めながら、出番を今か今かと待っている。

年明けの、とはいえ、今週末の、なのですが、

咲き過ぎないか、逆に、ちゃんといい感じで咲くか、

バラたちは普段より「固め」で切ってもらっているので、

おそらくこの分だと、ちょうど花嫁さんの手に持つときに一番の瞬間、のはず。

みそかも、元旦も、かなり冷え込むそうで、

お花のキーパー(冷蔵庫)を持たないamica、こんなときにも運がいいな、と思う。

元旦、初詣、サッカー天皇杯の試合を観戦予定、三年河豚の予定(笑)。

二日には、20年来の旧友と高齢、じゃなくて、恒例のランチ~お茶~ご飯~、、、?

三日には、朝から婚礼準備。発送業務もあり。

四日には、搬入、二次会のお開きまでお付き合い。

五日、初市に繰り出し、あとは通常業務、で。

代わりのお正月休み、と言ってはなんですが、

1月10日(土)~15日(木)の期間、

通販&配達業務をお休みさせていただきたいと思います。

今年は、とにかく近年にないほど、良い一年でした。

人との出会い、そして、広がり、そして、深め合うこと、

そうすることで、自分自身をより深く知ることも、受け入れることもでき、

そしてさらに、世の中の様々なことがしっかり見えてくるようになりました。

この一年が、これからにとって大きな意味のある節目の年だったと思います。

自分より、年上の方々のお話をたくさん聞けたことが何よりでした。

もちろん、ずっと年下の人からも、学ぶことは多くありました。

年を重ねることは実が熟すようで楽しい、と思います。

そんな、まだまだ発展途上の、アラフォー日記(笑)、

今年もお付き合いいただきましてありがとうございました。

お一人お一人、

想うことは様々で、人生色々ありますが、

味方は必ずいます。

どうぞ、よいお年をお迎えください。

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松、竹、梅、千両、南天、お正月の和素材は奥深くて素晴らしい・・・amica公式サイト

クリスマスギフト

 

クリスマス、、、大変な忙しさに追われる時期でもあり、

それほど遊んでもいられないのがフローリストのサダメでもあり、

それでも先週から、今週、色々と楽しい時間を過ごさせていただきました。

不景気のニュースが流れ、街中もなんとなくこの時期にしては人が少なめ。

そんなクリスマス前の23日20時ころに、ちょっとした用事で梅田の阪急百貨店へ。

中へ入ってびっくり、外とは想像がつかないほどの人だかりでギュウギュウになっている。

何事か?と思うと、そこは一面アクセサリー売り場。

もれなく、全員、みなさん、カップルで、彼女のアクセサリーを選ぶ!

そっか、明日はイブなんだ、と、そしてその日はイブイブなんだった、

いや、全員、もれなく、ギュウギュウで選ぶて、

なんか、こっちが赤面する。。。これって、やはり、私カワッテル?というか、オワッテル?(笑)

この人たちって、もしかして、家庭持ったら車に「1188」とかのナンバーを付けるタイプ???

いやあ、それはそれで、とてもステキなことかもしれません。

誤解のないように書くと、そこには一切のやっかみはありません、

だって、ちゃんと私にもクリスマスギフトが舞い降りていたからです。

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来年の、valextra(ヴァレクストラ)の手帳!

この薄さ、スマートさ、マンスリーだけという私好みの内容。

クールで、上質で、美しく、長く使えるもの、という黄金の四拍子が揃っている。

愛用しているお財布とお揃いにして、来年も更にバリバリと。

外はホワイトだけど、中のスケジュールは真っ黒(シゴトも遊びも)が理想ですな。

このスケジュール帳に最初に書きこんだのは、

1月4日の結婚式、この特別な特別な装花。

なぜ特別かというと、

主役の新郎さんが有名なJリーガーということより前に、

(サッカー少年の甥っ子ズにはサインを頼まれてしまいました。。)

お花の仕入れの段取りが超特別!!!

お花業界の方はおわかりかと(また!)思いますが、

お花の初市(新年の始まり)は、、、関西は1月5日。。。

ということで、年末ぎりぎりに万全の仕入れをして、

毎日の気温などをチェックしつつ丁寧に丁寧に手入れをして、

1月4日に照準を合わせる、という、年をまたいだ壮大なプロジェクトなわけで。。。

ブーケにはデリケートなカップ咲きのバラの数々をふんだんにというご希望。。。

会場はありとあらゆる場所をお花で飾る、という、

新年に幸先のよい、本当にありがたいお仕事なのです。

私は特大のねじり鉢巻きをギリリと巻くでしょう、

そして、初夢はおそらくそのふんだんなお花たちだろうと思います。

いや、それはフローリストにとってはまさに夢のような年越しです。

ちなみに、チャペルを飾るのは真っ白なアマリリス

品種名は「クリスマスギフト」。

写真は以前ブーケをご依頼いただいたyukaさんのもの。

奥に見えているのがその「クリスマスギフト」。

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また詳しくは年明けのブログにて。乞うご期待。

まずは29日のサッカー準決勝でガンバを応援しよう!!!

手帳は誰からクリスマスギフトか、amica通のあなたなら分かるはず・・・・・amica公式サイト

結婚式

仕事がら、15年間の花人生の間には、

様々な結婚式に立ち会って来た。

友引のその日は、装花にも携わり、結婚式にもご招待いただいていた。

それは実はあまりない経験で、

装花のセッティングが終わりかけたら、次は着替えが待っている。

その完成した装花を見渡す。

今までの私自身の引き出しには全く無いようなスタイリングの、

独創的で季節のクリスマス感もある、ドキドキするくらい新鮮なデザイン!

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前号までをお読みいただくとお分かりの通り、花材は途中で変更になった。

でもRさんは冷静に普段通りベストを尽くし、ワクワクするような答えを導き出す。

そこには何の困惑もなく、本当に楽しげに、目の前の花たちとセッションを楽しむように、

ひらめきと同時進行でどんどん作品が仕上げられていった。 それもアウェイで。

それこそが「本物」な人の「底力」なのだろうと、ズシリとした重量感を持って知った。

ついつい好みもあるしデザインの固定観念もあるし、アレがなくちゃ出来ないとか思いがちだけれど、

相手は花という生モノ、その場にある花たちの表情をそのまま最大限生かす形で、

うまくセッションしながら作り上げていくことが一番の理想形なのだと思った。

さて、自分の身支度。

普段、婚礼に関しては黒子、裏方であることが多いので、

自分の顔を整えるのは二の次、自分の顔より装花の仕上がりが気になるワケで(笑)

しかし山村さんにも「がんばりましょう」と励まされ?、珍しくアイラインを引いて参列。

この日の挙式、披露宴、あらゆる部分において、

お二人の手作りとのことで、それがとても楽しみでもあった。

オリジナルの席次表にはお二人のプロフィールに加え、列席のゲストの紹介も。

ウェルカムボードも、そして何より、演出、進行のほとんどがオリジナリティあふれるものだった。

挙式では参列者が全員結婚承諾書に署名したうえ、Rさんがお花を束ねる。

いわゆるブーケセレモニーに署名も合わせたもの。

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Rさんの組むブーケで結婚することが夢だった花嫁さん、

あとで聞いた話では、「Rさんと結婚するんだ、私」と思って嬉しくて涙が止まらなかったそう。

繊細でフェミニンで豪華なブーケがみるみる完成。

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列席者とお二人が一体感を持つ挙式と同様に、

披露宴でもゲストとの距離は近い。

なんと、新郎新婦が各テーブルを回って食事しながら、

ゲスト全員を一人ずつを紹介していく、という。

このスタイルは私は全く初めてだったけれど、

面白ことにそれぞれとのエピソードなどを話すうちに、お二人の人柄も浮き彫りになる。

いかに人との関わりを大事にしてこられたか、も。

席の配置も、ゲストお互いがそれぞれに話が合いそうな、そして、

今後お付き合いが始まればよいな、という人同士が同席するように。

私の隣にはRさんとのご縁の発端でもあるMゆかさん、

そして、東京のjuno fleurのおおたさんが。

この方、関西ジョシも腰を抜かすくらいの面白さで、もうずっと笑わせていただいた。

なんでも、「40過ぎて口角が下がった女は終わってる」というお母様からの言い伝え?があって、

とにかく「一日一笑」、それを実践なさっている。

この日、この友引の日、

もちろん、主役のお二人の友人が集まる幸せな一日であり、

そして私にとっても、初めて会う人、これから友となっていく人、その予感のある人、

そういう方々と会えた、とても幸せな日となった。

Rさん、Kさん、ありがとう。どうぞ末永くお幸せに。

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パリにも、広島にも、東京にも、行きたいところだらけになった・・・・・・・・・・amica公式サイト

続続 友引の、その日のこと

 

(前回の続き)

Rさんの大好物「モスチーズバーガー」を買って帰ると、

そこには既にドゥジエムの山村さんの姿があった。

広島のドゥジエムさん、、、今の花業界で全国規模でみても屈指の、

志とクオリティの高さで一目置かれているお花屋さんである。

昨年は広島で大きなイヴェントを開催し、全国から多くの人を集めて注目された。

その企画力や実行力でも高く評価されたのが山村さんなのであります。

そんな方が今回のウェディング装花に参加なさると聞いたときには、

本当に感激したし、そして同じくらい緊張したのでした。

で、11時ころに芦屋に到着した山村さん、

どうやって新幹線に乗って来られたんだろうと思うくらいのお花を持って来られたのです。

身長ほどのサンゴ水木の束を始め、驚くほど美しいバラの数々、美しい芍薬、葉モノ、、、

ブログで何度か見せていただいてたものの、ドゥジエムさんのとこの花はアツい。。。

軽めに昼食を取ったあと、

最終の打ち合わせや花嫁のそばに付き添うためにRさんは、

さささ~っと30秒くらいでこの日の装花を山村さんに伝えて会場に向かう。

さてと、何から、とほんの一瞬の間があるかなしかで、初めてのこの場所で、

山村さんはすぐに、いや、本当にすぐに、まるで一週間前からこのことに関わっていたかのように、

全体の割り振りもしつつ、何の違和感もなくサクサクと作業に取り掛かる。

ふと、自分がエヴィアンに行ったときのことを思い出す。

必要な道具があれば、そしてそこに必要な花材があれば、

フローリストというのはどこででもシゴトできるんだな、と。 

♪包丁いいっぽ~ん♪晒しに巻いて~♪(古)そんな気分になった。。。

いやそれにしてもドゥジエムさんの作業の早さったら・・・!

あまり色々と世間話をする雰囲気でもない中で、ポツリと山村さんが言った一言。

「これはある意味アウェイだから、終わったら疲れるかも」

そうなんだ、自分で仕入れして場所がホームグラウンドでも、

デモンストレーションや講義などでデザイナー(作り手)を迎える場合、

内容的には「ある意味アウェイ」になる。

これは経験した人だからこそ言える、温かいいたわりの言葉だと、私は後日気がついた。

作業途中で迷って困ったり、気がヘンに焦っているときも、

山村さんは常に緊張を和らげるように、気を楽にできるような言葉を口にする。

その度に私は自分に余裕を少し取り戻し、ずいぶん助けられた。

あっという間に制作物が完了し、いよいよ、アトリエから搬出、会場へ搬入、セッティングへ。

私はもちろん、この会場には慣れている、スタッフも。

けど、ドゥジエムさんは初めての場所、完全アウェイである。はず。

なのにここでも、まるで前から知ってるようにスイスイと動き、サクサクとセッティング。

これはこの仕事を経験したことのある人、いや、

多くの職場での人との空気感では誰もが経験することかもしれないけれど、

作業のリズムの素晴らしい人が一人いると、周りの動きまでスムーズになる。その逆もあり。

山村さんの動きは、独特のドゥジエムビートとでも言うべき心地よいリズムで刻まれており、

すべてのことが滞りなくスイスイと運ばれていく。

私たちもそのリズムに合わせて、とても安心して気持ちにゆとりを持って、

そして何より、すっごく楽しみながら動けたのでした。

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チャペルの祭壇はRさんのリクエストで「外側Lシェイプ」に。

チェアフラワーは「空気感」が大切にされたミニブーケ。

次回はいよいよ完結編、かな。・・・・・・・・・・・・・・・amica公式サイト

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