今はフローリストが天職と思っている私ですが、
一時期、「大好きな音楽を仕事にしたい」と強く思っていました。
とはいえ、歌や楽器などではなく、色々なものに音をコーディネイトする仕事。。。
具体的にどんな、という職業を思い描けなかったのですが、
とにかく心置きなく「良い音楽」をジャンルを問わずにセレクトし、
提供していく、というもの。
耳人間としての私のスタートは、
きっと「だるまちゃんとかみなりちゃん」の英語のテープ。
まだまだチビッコだった私は、絵本片手にその音(英語)を
意味も分からず何度も何度も聴いていました。
また、週末には父が流すビートルズやイヴ・モンタンやモーツアルト。
最もその頃耳障りだと思っていたジャズ、特にマイルス・デイヴィスは、
不可解な旋律が私たち姉妹を困らせました・・・。
歌謡曲も含め、いつも音楽がそばにある中で大きくなり、
姉の影響もあっていつからか自分でFMを聴いて収集するようになった。
ものすごく耳にひっかかってきたのは当時のQUEEN。
私の薄味な顔からは想像できない(笑)からか、
アクの強いフレディファンだと言うとビックリされることもある。
フレディのどアップのバッジをカバンに付けてた私・・・(熱い)。
ここでQUEENを語ると大変なことになるのでまた後日(笑)。
自分の耳に「いいなあ、コレ」とひっかかる音は、
とにかく編集して人に配っていた。もちろん分かってくれそうな人に。
その時代、その時代で熱烈に音楽を聴き、カセットに録り貯めた。
ほとんどは耳の肥えたY.Dちゃんにプレゼント。
そのため、その頃のお気に入りの音は私の手元にはない。
代わりに色々な人からもらったオリジナル編集のテープ。
これは今も大切な宝物の一つ・・・。
そういえば、以前の仕事で、
フランス人のウェディングドレスデザイナーの
ファッションショーでの選曲というのをしたことがある。
独特のデザイン、軽やかで、キュートで、少しセクシーで・・・
私の目に映るそのイメージで「ブリジット・バルドー」をメインにして、
フランスで有名なレーベル、サラバーのアーティストの曲など、
私も大好きな音をセレクトしたのです。
気難しいそのデザイナーでしたが、ショーが終わってから私に、
「あなたがセレクトしたの? それは誇りを持ってよい才能よ!」と、
いたく感激して下さったのでした。。。
自慢話はそれくらいにして(汗)、
ホームページのほうで毎月入れ替えている「今月のオススメ」、
お花がもちろんメインですが、その月に合いそうな音も、
今月から一緒にコーディネイトすることになりました。
これはHP立ち上げからご覧の方は以前も「見たよ」とおっしゃるかも。
今回、形をキレイに変えて、ちゃんとオススメしております。