6度目の桜

 

この週末はどこもお花見日和、

芦屋はちょうど「桜まつり」「のきしたマーケット」、など、大変なにぎわいでした。

先週あたりだったかと思いますが、

桜が咲いた頃に雨が続き、かなり強い風も吹き荒れました。

夜中にその風の音を聞きながら、

多くの人が「散ってしまうのでは、、、」と心配したそうです。

ですが、翌朝、

思ったほど散っていなくて、

桜はしっかりと花びらを湛えて咲き誇っていました。

このことをとあるNHKの天気情報のコーナーで調べていたのですが、

桜というのは「受粉するまでは、花の役割を終えるまでは、散らない」とのこと。

品種にもよるとのことですが、

まだ咲いたばかりの桜の花びらを引っ張ると、

なんと枝全体がしなるほど、しっかりと花びらが付いていることが判明。

「花の役割を終えるまでは、どんな風雨にさらされても、散らない」

これをどのように解釈するかは人それぞれですが、

楽天家の私には、ガンバレ、と桜に言われているような気がして、

桜のその強さに、さらに惹かれたのでした。

さて、そんな美しくも逞しい桜、

私にとっては芦屋の桜は6度目になりました。

あまり意識しないうちに散っていた年もあり、

お花見をたっぷり楽しんだ年もあり、

そして、泣きながら毎晩、散るまで見届けた年もあり。

今年は、さて、どうかというと、

抜群に楽しんでいます!

というのも、今日は新しくイタリア車を購入!

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自転車買うのもウン年ぶりで、その進化に感動しました。

見た目重視で、ピンときた、Bianchiのミニベロ。

おかげで今までと違った目線で、

今までよりゆっくりと、季節の香りや鳥の声とともに、

芦屋の桜を楽しんでいます。

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いいなあ、自転車ってば。

可愛いウサギ柄のカプチーノで一息。

お花見しながらのカフェタイム。

お誘いありがとう、ごちそうさまでした。

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さて、月曜はフルスロットルな一日。

仕入れ → お客様とのフレンチのランチ → 新しく完成するホテルのレストランの装花 → 本町レッスン!

ウェディングシーズンでみっちりウィークです。

今週も皆さま、よろしくお願いします。

今月のトップページは評判良いです・・・・・・・・・・amica公式サイト

長い旅

 

思えば10年が過ぎていた。

自分の居場所を探して、やりがいを探して、

自分の命を燃焼させるものを探して、

周りのみんなが迷いなく進学したり就職したり、という中で、

自分には何が出来るんだろう、と、

一人立ち止まって考え込んでしまった。

家族は、失敗しても良いから好きなことをすればいいよ、と、

温かく励ましてくれたものの、

自分が何をしたいのか、具体的には分からなかった。

それでも、何か美しいもの、感性に響くものにはアグレッシブで、

その栄養は日々の栄養以上に必要だった。

興味は自分へ、自分の内面へ向かうために、

他人にはあまり興味が無かったし、心も閉じていた。

他でもない自分自身のことだけに、逃げようがない。

何かで気が紛れることもなく、暇つぶしの趣味など興味も無かった。

仕事は何がしかしていたけれど、心は虚ろだった。

そしていつからか土を耕し、ハーブや野菜を育て、花を植えていた。

そんな複雑な心の声をごく一部の友人に聞いてもらったりして、

とにかく、日々ひたすら、トンネルの出口を、自分の居場所を探して生きていた。

ある誕生日にプレゼントされたブーケで、

純粋に、花の素晴らしさに、新しいスタイルに、感動した。

そして、その現場に飛び込んだ。

立ち止まって考え込んでから、その日まで、

10年が過ぎていた。

それに気づいたのはつい先日のこと。

そして、そこから本当に花が自分の天職だと気づくのに、

更に10年過ぎていたことも。

だから、

単純に花をモノのように、商売のネタに、他人任せに、出来ない。

ビジネスとしてはあまり良いことではないけれど、

そんな向き合い方をするフローリストがいてもいいのではないか、と思う。

そして、

経験があるからなのか、自分探しをしている人を放っておけない。

もちろん、何か手助けが出来るわけではないことは百も承知であるけれど。

それでも心からエールを送り、見守りたいと思う。

人も花も同じ、

どんな風に咲くのか、

どんな風に咲くのが一番美しく、居心地が良いのか、

私はとても知りたい。

その手に、確かなものを掴み、命を燃焼させる喜びを得られますように・・・・・amica公式サイト

書くこと

 

今週はまた梅雨空が戻るそうで、

いよいよ例の傘の出番かと、雨を心待ちにしているワタシ、

最近ジントニックの爽やかな美味しさに目覚めたりしております。

しつこいようですが、書いているほどは飲めない(笑)のですが、

どうもブログを読んで下さる方々は私が相当なお酒好きと思われているようで。

お酒を飲むことは私にとっては非日常に近く、特別な楽しみだからかもしれません。

まあ、それにしてもライムはこの蒸し暑さにはうってつけ、

モヒートの季節ですよ、皆さん♪♪♪

前回真夜中に書いた重い日記に、

温かなメッセージなどありがとうございました。

心配していた人たちはそれぞれにお元気なようでホッと安心しているところです。

最近色々なところで言われていることですが、

「ブログ」というのものに対して熱が冷めつつあるのか、

有名人ブログは別にして、コメントのやりとりが減っているようです。

コミュニケーション方法や興味の対象が変化しているのが理由かもしれませんが、

コメントのやりとりが減るとブログを書く側の張り合いも半減し、アップ自体が減るようです。

さてこのamicaブログ、、、

おかげさまでもうすぐ丸4年、アクセス数も少~しずつですが増え続けています。

色々な方から「ブログ読んでますよ」と言っていただき、

または4年分すべて読んでから参加して下さるレッスン生の方もいらっしゃって、

大変有難く、大変照れくさく、冷汗かいたりしております。

私自身、過去日記をさかのぼって読むことなく書きっぱなし(汗)なので、

どうか、皆様も詳細を本気になさらず(笑)、いい感じで受け流して下さいますようお願いいたします。

概ね、賛同して温かく見守って下さる方が多いので、

苦言を呈するような方が周りにいない、ということもあり、

自分の考え方なり、花への向き合い方がこれで良いのか、

もっと広い視野を持って、または俯瞰で、今の立ち位置を見なければいけないのでは、とか、

常に自戒の心を忘れずにいよう、と思っています。

なかなか思いを書き切れないことも多いですし、

紹介したいニュースのタイミングを逃したり、ですが、

いつからか、言葉の持つ奥ゆきやリズムや表情に目覚めたりして、

そしてもちろん皆様に励ましていただいて、

「書くこと」も自己表現として、おかげさまで少し喜びを感じるようになりました。

これはやってみて&続けてみて見つけた喜びで、

自分として意外なことでもあり、まだまだ自分自身の知らないところはあるんだという発見に。

誰しも、いくつになっても、自分の知らない可能性を秘めているのかもしれません。

今日は一週間の小ネタを書く予定が、

全然違った方向になってしましました!

素晴らしいライブや、スペイン料理や、関西ジョシ&神戸ジョシの話や、

フレンチボブになったことや、お酒の話(またか!)など、

また次回にでも。

画像は大大大好きなラディッシュ

昔、庭からの採れたてに塩をふってパリリとしたからか、

この可愛いルックスのせいか、

ホント、大好き。

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今日も最後までお読みいただきありがとうございます・・・・・amica公式サイト

ヨウコさんの五カ条

 

多くの関西女性、

なぜに年齢を重ねてあるライン(50歳あたり?)を越えると、

あんなに愉快でおっちょこちょいでおもしろい人になるんでしょう。

下手な関東の若手芸人よりも、

関西のおばちゃんが面白い、と言われているのもうなづける。

ウチの母も、コテコテの笑いのパンチは無いにしても、

油断するとうっかりしたところで笑かされる。

以前、韓国ツアーで眉毛に入れ墨(決してアートメイクの範疇ではない!)をして、

眉がゴルゴ13になったことは書きました。

また、元旦に初詣に行く途中の公園で、

孫たちと一緒に鉄棒の逆上がり@60代を披露したことも。

確かにあの一年は良い年になりました。

それを書いて以降、色々な方に、

「ゴルゴのお母さま、元気?」と聞かれたりしておりました。

おかげさまで入れ墨も年々薄くなり、今ではすっかり堅気、いや、普通の眉になっております。

とはいえ、私には到底理解できない「ホリケン」の芸が大のお気に入りだったり、

東方神起(とうほうしんき)を、東方しんきげき(新喜劇?!)と言い間違えたり、

まだまだ油断はできませんが。

今日はそんなヨウコさんの話。

最近、すっかりテニスにハマっているようで、

週に3~4回、驚異的な運動量に汗を流しております。

ヨウコさんは40代で初めてスキーをし、

50代でテニスデビュー、

そのあとに茶道、書道を始めました。

パソコンにもケイタイにも果敢に取り組み、

ネットショッピング、旅行の手配、株取引、などなど、

そして、だんだんケイタイメールも使いこなすようになりました。

(ただ、絵文字は入っているものの、句読点のないメールだったりですが)

 何かを始めるのに遅いということはない、

と、ヨウコさんを見ていていつも思います。

興味を持ったら飛びこむ、そして、とにかく真剣に取り組む。

ヨウコさんの特徴としては他に、

 動き惜しみをしない、

これは私たち三姉妹の子育てにも表れ、

手抜きはなく、常に様々な手作りのもので包まれていました。

 楽しむことに前向きであること、

 自分で自分を楽しくすること、

知的好奇心も常にアツく、毎日二紙の新聞に目を通し、

ニュースや世界情勢、そしてタイガース(笑)の動向もチェックする。

そして面白そうな様々な催しや場所などに出向く。

あとは自分自身への好奇心、

 「健康」のためなら死んでもいい、

(笑)これは健康オタクというかなんというか、

かなりの取り組みよう。

食べるもの、運動、そしてサプリメント

そして最後に一番アツい、これ、

 美しくあること、

私に会うたび、そのときどきに実践している美容方法を語ってくれて、

「潤ちゃんもやってごらん!」とアドバイスをくれる。

これは正直、ありがたいやら、めんどくさいやら(笑)で、

以前、ハリウッド女優の唇になるエクササイズ、とやらを伝授されたことも(笑)

まあ、なんというか、

世の中色々と大変なことも多く、先行きに不安もあるけれど、

今をしっかりと謳歌することが何より大切だな、としみじみ思う。

この五カ条、実践してみようかな。

いつも元気で楽しそうにしているヨウコさん、

悩みはないのでしょうか、

紫外線から美肌を守ることと、太陽の下のテニス、どちらも譲れない、ということのようで・・・。

テラスで、ゆっくりとコーヒーを飲みながら、たくさんのおしゃべりをした、初夏の一日でした。

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ヨウコさんの美へのあくなき挑戦は今日も続いている・・・・・amica公式サイト

爽やかに、新年度スタート!

 

年度末の独特の慌ただしさを終えて、

ふと、近くの茶屋之町の通りに出ると、

すっかり桜が、もう、6分咲き、という感じに咲いていました。

この通りの雰囲気が好きで、

なんとなくこの町に住みたいな、と思ってから約4年半が過ぎ、

おかげさまで少しだけ根が張れたかな、と思うこのごろ。

あまりプライベートなことは書けないのですが、

なんとなくずうっと色々思い悩むことが多く、

知らないうちに季節が過ぎ、秋も冬も、早春もあまり感じないままに、

気が付くと、もう、桜が咲いていました。

最近、ようやくそんな長いトンネルを抜けて、

すっきりと清々しく心が晴れ渡り、両手を広げて笑顔で、自由を噛みしめています。

自分自身はどんなにどんよりしていても、

ギフトフラワーを制作する時間には、

その人それぞれの気持ちに沿うように、思い浮かべながら作っています。

この春お誕生日を迎える人にはお祝いの、

または退職する方へ、長い間のお仕事へのねぎらいと感謝のメッセージが添えられます。

オーダーの際には、その人がどんな方かも書き添えられています。

地方で一人、お寺を守っている気丈な女性、

若くてピンク系が似合う女性、華やかなイメージの女性、キュートで可愛らしい女性、

そして、長年家族を支えてきたお父様、など。

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こう並べると、スノーボール好きがバレバレです(笑)

そして小さい子どもたちも、

卒園、卒業、発表会など、お花を渡されることが多い季節。

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正直なところ、子どもさん用のお花は小さめということが多く、

なかなか花束として作りにくく、それでいて可愛らしく、のイメージで、

一般的な大人っぽいオシャレ花屋さん(?)的には非日常な作業だそうなのですが。

でも私は、

もしかしたらそのお花がその子の人生初めてのブーケかもしれない、

その重みと、子どもの感受性を大切に思いながら、

可愛らしいミニブーケを組むのであります。。。

もう、すっかり晴れやかに、完全復活!

自分が幸せなほうが、もっと幸せなブーケを作れるでしょうし、

どんどん楽しいことに吸い寄せられつつ、

春の甘いファッション?に袖を通しつつ、

美味しいものにも更に貪欲に(汗)、

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この新年度、生まれ変わったような新たな気持ちでお花に向き合います。

もちろん、皆さんにもネ。

ヨロシクお願い致します。

色々な春の企画、そろそろ告知しなければ。。。。。。。。。。amica公式サイト

それぞれの香りと色

 

今まであまり踏み込まなかったジャンル、

「フレグランス」。

数々のamicaガールズのみなさんが、

それぞれのいい香りを見つけているのに対して、

私は仕事がら普段は様々な花の香りに囲まれていることもあり、

ほとんどフレグランスを纏わずにきました。

が、先月ふと、

とある方のお話でゲランの「サムサラ」という香水のことを知り、

興味を持って芦屋大丸のゲランコーナーへ。

名香といわれるだけあって素晴らしい香り、

香水苦手な私もシュッと一吹きしてみる。

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この香りをご存知な方も多いと思うけれど、

一般的には40代後半~というイメージの、

高貴な、落ち着いた大人の女性、という印象。

調香は、天然香料にこだわりを持つジャン・ポール・ゲラン氏。

常に世界中の良質な香りを求めて旅をしているそうで、

ゲランのためのジャスミン栽培が行われている農地もあり、質も量も世界規模。

サムサラはまだまだ自分には早い、というか、キャラクター自体が違う???

と思いながらも過ごしていると、

不思議なことに、自分の中の、今まであまり意識されなかった部分が浮き彫りになる。

それが何か、はここで書かずにおきますが(笑)、

これほど香りで意識が変わるのか、と、それに驚いたわけです。

こうなると、では一体、自分の香りってどんなだろう、と。

そして、仕事以外の自分の時間、そのための香りが欲しくなる。

それからは時間を見つけてはフレグランスのコーナーに立ち寄ってムエットをもらったり、

いろいろな情報を収集して、更に興味を持つことに。

で!

めでたく自分のお気に入りを見つけました。

やはりそのフレグランス、イメージカラーは私の大好きな「アメジスト色」。

香りと、香水瓶のデザインと色、

それらのイメージが一体となって、さらにその香りの世界が豊かになる。

これからは仕事以外の時間にその香りを纏い、

自分の新たなスイッチをオンにして、リラックスした時間を過ごしたいと思います。

その香りが何か、を知りたい方は、私をプライベートな遊びに誘ってみてください(笑)

さて、ひとそれぞれ、イメージされる香りがあるように、

その人の雰囲気を表す色合いがある、と私は思います。

それを私は勝手にパーソナルカラーだ、ということにして、

今まで何度かレッスンでも取り入れてきました。

生徒さんそれぞれに合わせて、私が色をイメージしてお花を選ぶ。

なので、完成した作品はそれぞれ違った色合いになるわけです。

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3月に、このレッスン企画を2年ぶりに行います。

結構、仕入が大変なのですが、、、

それぞれの方のお顔を思い浮かべながら、

春のお花満載で、春の香りいっぱいの中、お待ちしております。

     3月2日(月)   本町教室 18:00~   残席わずか

       3日(火)   芦屋教室 14:00~

       7日(土)   芦屋教室 14:00~

私の選んだフレグランスのコピー、「つけた瞬間、まさに恋に落ちるような香水」、だって。・・・・・amica公式サイト

カングーと、花たちと、音楽と、

この仕事をしていて楽しいのは、

もちろん素敵な花に出会えたとき、

お客さんに喜んでいただいたとき、

そして、手塩にかけて育て上げられた花たちが生き生きと咲いているとき、

良い仲間に出会えたときなど、書ききれないほどありますが、

それに加え、「運転が楽しいとき」、もその一つかもしれません。

花を生業にすると、運転も仕事のうち。

とにかく毎日、西へ東へ、仕入れたりお届けしたり、レッスンしたり、

快調なカングーで走る、走る。

そんなドライブのお伴に欠かせないのが音楽。

お気に入りのCDをたくさん積んで、というのも良いけれど、

私はほとんどFMを流している。

ふとした瞬間に、なんともいえない曲が流れる、

その出会いを、その意外性を、楽しみにしているから。

主にFM-COCOLOFM802、そしてNHK-FM

ヒット曲が多い802よりも、COCOLOのほうが私好みの渋めな選曲。

そして、意外な曲が真面目に聴けるNHK

そういえば昨年5月、

これ以上ないくらいにカングーにパンパンにお花を積んで本町教室へ向かっていたとき、

NHK-FM菅原文太の「一番星ブルース」が流れた。

ズバリ、「トラック野郎」です(笑)

30数名分のレッスンを前に緊張していた私でしたが、すっかり一番星桃次郎の気分で会場入り(嘘)

今日は開店お祝いのお花の数々を届けたあとに打ち合わせもあり。

帰りに運転しながら色々なことを考える。

ふと、

「あの人は、良い友人なんだな、、、」と。 

そんな答えが出たとき、

静かに流れてきたのはこの曲。。。

この人のためなら、どんなときでも駆けつける、

そう思える人がいることの幸せ。

最近気になっていて発売になったら買おうと思っているのがマデリン・ペルー

21世紀のビリー・ホリデイという呼び名がふさわしい、魅力的な声。

COCOLOで今月の一押しソングになっていた。

シングルカットされた「インステッド」は前向きになれるやわらかい曲。

  不愉快になるよりも、行き先があることを喜びましょう

  悲しむよりも、独りぼっちじゃないことに満足しましょう 

  落ち込むよりも、愛しいすべてを思い出して高揚しましょう

  時間を無駄にするよりも、自分が夢見ていることを肯定しましょう

明日はまたたっぷりな仕入れがある金曜日。

鉢巻締めて、一番星気分で行ってきます!

次回はバラの話か、香水のことか、とにかくレディーな雰囲気で(笑)・・・・・amica公式サイト

私のアイドル

 

数日前、

仕事上でへたり込んでしまうようなことがあり、

しかしそれをしっかりと噛みしめて、

更にいかなるオーダーにもサポーティブでなければ、と決心した次第。。。

そんなぺしゃんこな気分のまま、

急な婚礼装花の資料を探しに芦屋駅の本屋さんへ。

目当ての雑誌を見つけたあとに、ふと目に留まった本。

最近、オーディオ(CDコンポ)が壊れて以来、

色々と探しているということもあって手に取る。

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オーディオ専門誌の中で最も古く権威のある「ステレオサウンド」。

その読み物の中に、大好きなゴンチチの記事を見つけて読み始め、

肝心のオーディオ欄はほとんどは分からないにも関わらず購入する。

そこでふと思い出した!

最近、色々な人が自分の若いときからのアイドルについて話していたことを。

ある人は「ヒムロック」、

ある人は「THE MODSの森山さん」、←これはガチガチのアラフォーネタですが。

みんなそれぞれ、そのアイドルのことを話すときは可愛らしいジョシの顔になる。

私は誰かな、あんまり思い当たらないな、と思いながらそのときは聞いていた。

が、その記事を見てザザザーっと古い記憶が蘇ってきた。

そうだ、私のアイドルはゴンチチの「チチ松村さん」だった。

デビュー後数年のゴンチチ(その当時はゴンザレス三上チチ松村だった)の音に、

すごく心惹かれて、当時レンタルレコード店で借りて聴いていた。

ライナーには二人ともサラリーマンで、楽しみの延長でデュオを組んでいるとのこと。

音づくりには仲間?でもあるサイズの松浦雅也がかかわっていた。

当時はナイロンギターとスチールギター、二人だけで色合いがない、と思われたのか、

必ずかなりのコンピュータの味付けが施されていて、ときどきそれに食傷気味になったりもした。

だから、コンサートの度、最後のアンケートには「二人だけでレコード作ってほしい」と毎回も書いた。

コンサートにはほとんどすべて行った。

東京にいたころには青山劇場やインクスティック芝浦(懐かし・・)に加え、

渋谷のクラブクアトロサントリーホールにも行った記憶がある。

そのクラブクアトロではなぜかデビュー間もない東京スカパラダイスオーケストラと一緒に出て、

後半、興奮しすぎたスカパラファンがステージに上がって踊ったあと、

スタンディングしている客席にダイブする、という事件?もあった。

休日には気分転換で水族館に行き、

ウォークマン(これも懐かし)でゴンチチを聴きながら癒しの時間を過ごしていた。

友人たちにはゴンチチを録音しては配り、布教活動?をしていた。

おかげで私の友人たちに「フレディ・マーキュリー」と「ゴンチチ」を知らない人はいない(笑)。

またチチ松村氏の大阪でのラジオ深夜番組「ミッドナイトきのこ列車」を、

関西にいる友人に録音して送ってもらい、

チチさんと中島らも氏の掛け合いを楽しんでいた。

代わりにその友人の好きな「少年隊」(Oh・・・!)のラジオ番組を録音して送った。

と、もう、かなり痛々しい(笑)青春時代であるけれど、

ゴンチチの、肩の力の抜けた音作りやこそばゆい笑いが散りばめられたライブに、

日々を楽しむことを教えてもらった気がする。

最近では天気予報やCMでその音を耳にしない日はないくらいだけれど、

その静かで美しいメロディはもちろんのこと、

何より、自分の好きなことをずっと楽しみながら続けている、

その喜びが感じられて私は大好きなんだと思う。

ウクレレのハーブオオタさんと。私の大大大好きな「イパネマの娘」を。

珍しく二人で歌っている曲。二人の掛け合いも私は大好きだな。

ちなみに「鉄の服」の話はこちら参照

http://jp.youtube.com/watch?v=jRbBJ3Kiaq8

話はその雑誌「ステレオサウンド」に戻るけれど、

私がなぜゴンチチを好きだったかが200%クリアになるくらい、

明晰な文章で、深く、客観的に、でも少し愛情を持って書かれている。

このエッセイ(小論文、論説)、、、その素晴らしい視点と文章には圧倒された。

どの分野でもプロというのは磨かれていて輝いている、とつくづく思った。

(ちなみにこの「ステレオサウンド」の編集長、原田勲氏は、

奇跡のオーベルジュ、マッカリーナ誕生に深く関わっておられます)

改めてまたゴンチチを好きになって、上機嫌でCDをかけ、

そして、好きなことを仕事にしている自分の幸せを噛みしめた。

さらにサポーティブに頑張ります。・・・・・・・・・・amica公式サイト

 

書きそびれたモロモロの出来事

 

あっという間に6月、梅雨に入り、

知り合いの妊婦さんたちはいよいよ産休に入り、

ふんわりと紫陽花が咲く季節となりました。

この半年、

ここ数年で一番、色々な意味で忙しい上半期になったのではと。

まだ半期は終わっていないけれど、

ここらで一気に、書きたいと思います。

去年からオファーがあってドキドキしていたのは、

2月のウェディングドレスのファッションショー。

こんな風にサイト上でも1月から告知されておりました。

http://www.novarese.co.jp/dress/sob/no/

カッコいい感じで紹介してあるわぁ~、

え?いや、待てよ、ショー以外にも、、何?私のしゃべり、有り???

サイトを見て知る、みたいな(汗)

しかしながら、せっかくお集りいただいた幸せカップルの皆さんに、

何かウェディングフラワーについて興味なり、楽しみなりを見つけていただければ、

そしてせっかくの日にピッチピチのブーケを持っていただけたら、と。

思いはやっぱりたくさんたくさんあるわけで。

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何がすごいって、

このショーは「ドレス」「ヘアメイク」「フラワー」コーディネイトを見せるもの、

テーマが「大人の花嫁」だったこともあり、極力シンプルにかっこよく。

案外、ショーだからと、それぞれの分野が力みすぎることが往々にしてある。

そうなると見ていても落ち着かない。。。

ドレスショップからは「ブーケは100%お任せ」と言われ、

ヘアメイクさんとの打ち合わせもサラーっとほぼ5分で終了。

そんな裏話を公開してしまいましたが、、、コーディネイト、どうでしょうか!

この道○○年の、あうんの呼吸、というんでしょうか、

各店舗のショーの中でも断トツのクオリティの高さ、とお褒めをいただきました☆

とにかく、ファッションショーは楽しい 大好き。

ドレスのファッションショーは今まで通算、、、20回以上か、、?

この数分に全員一丸となって集中する感じがたまらなくゾクゾクして、

モデルさんが歩くサロンミュージックの中、酔いしれる。

で、そのあとの講演も、

なんとか、いや、かなり、アツく色々と語り、

そのためか?すべて終わってからはなんとウチのコーナーは、

「行列のできるamicaブース」に。。。

そのときにお話してブーケを担当させてくださった花嫁さんも、

つい先日挙式、ご披露宴を無事終えられ、

今度は芦屋のレッスンにご参加とのこと、

お写真拝見できるのが何より楽しみ☆

月日の流れは早い、

というか、今回はもっと色々書くつもりが、

ファッションショーのことだけでお時間となりました。

続きはまた次回に。

○り○のさん、ようやく書きましたよーーー・・・・・amica公式サイト

靱帯のブルース

意味不明なタイトル、ですが、

靱帯を、痛めてしまいました、

それも自宅から出るときに。

いつもヒョイっとまたぐ、駐車場ゲートのチェーン。

もうかれこれ2年の、慣れた動作のはず、が。

この日はちょっと普段より高くなってたのか?

いやいや、そんなワケはなく、

この日、たった3センチのヒールがそのチェーンにひっかかった。

その日は名人Kぼきさんのところで、

芦屋のレッスン生’さんこ嬢’のヘアメイクリハーサル、

そのあと、ミナミのカニ道楽にて、

カメラの師匠’田邊センセイ’の披露宴パーティの桜満載の装花。

どちらも楽しみで楽しみで、

色々な段取りもあるし、ついつい気持ちが前のめりになる。

いつもならきっとしない動作、

右手に重い台車を持ち、左手に生けこみ道具を持ち、

そんな体勢でチェーンをまたいだ。

先に踏み出した足がひっかかる。

そのまま台車の上に倒れ落ちた。

アゴを打ち、右ひざから落下・・・・・。

多分その台車が大きな音を立てたのか、

前にある公園から人が駆け寄ってくる。

「だ、だいじょうぶですか~~~?!」

私は痛みのせいか?脳震とうのせいか?

本当にしばらく起き上がれず、とりあえずうめく。

痛いし、モーレツに恥ずかしい。

助け起こされ、赤面しながら、お礼を言い、

急いで応急処置に戻る。

両足パンストはビリビリで流血。

両手は擦りむき、アゴは腫れている。

しかし、とにかく急がなければ。

約束の時間からずいぶん遅れて、ようやく到着。

さんこ嬢の美しさに涙する。

リハで泣いたのは初めてだと気付く。

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さんこ嬢、えみち、ひろりん、の

キャッケローネ(イタリア語でかしまし娘、の意味、だと思う、笑)たちに、

とにかく病院へ!と言われ日曜も診てもらえるところへ。

外科の先生しかいないこともあり、レントゲンのみ。

さしあたり骨には異常がないが靱帯が痛んでるらしい、と。

安静にしたようがいい、と言われ松葉杖を薦められる。

しかしそのあとの仕事に、松葉杖はNG。

骨が大丈夫ならOK、と、そのときは安心する。

夕方からはカニ道楽、

久しぶりに会う人たちも多く、楽しいひととき。

しかし晴れの日に足を引きずって申し訳ないな、と。

動物的勘でこれ以上動くと危険と察知して、

撤去は会場のお言葉に甘えて翌日に回す。

写真は前日のもの。搬入を前日にしておいてよかった、、、、、。

当日は桜がちょうど満開に。

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いててててーーー、とか言いながらも、

アクセルを普段どおり踏み込み、家まで帰る。

翌朝、病院で靱帯損傷の度合いを知る。

帰りにはこんな感じに。

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しかし!

今日、MRI検査で予想より軽症だと判明、

昨日よりも動きが軽やかになる。

色々なことがありますが、

通常業務には一切支障はございませんのでご安心を~ヽ(´▽`)/

色々あるよ、いろいろね。・・・・・amica公式サイト

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