年の瀬に。

 

気持ちが落ち着かないまま、

2009年もあと少し。

色々なことがありすぎて、

本当に驚くほど早く過ぎていきました。

今年も健康で過ごせたこと、

多くの人に出会えたこと、

新しい感激を知ったこと、

多くのことを学んだこと、

もう、それだけあれば充分、

よい一年であったなと。

芦屋で丸5年を過ごし、

更に芦屋が好きになり、

これからもここで、

私らしくありたいと、

感謝の気持ちとともに新たに噛みしめました。

2010年には、

どんなヨロコビが待っているでしょうか。

また新しい年も、

皆さま、どうぞご一緒に、

花を咲かしてまいりましょう!

どうぞ良いお年をお迎えください。

0912-2 023

2010年は4日から営業しております・・・・・・・amica公式サイト

思い立って京都、そして七夕。

 

一年に数回しか行かない京都。

学生時代を京都で過ごすのに憧れたりしましたが、

結局、今のところ人生のほとんどを兵庫で費やしております。

先日、某所での月例会で、とある京都通の方から、

京都は今の時期が一番、人が少なくて、紫陽花の美しいおススメの季節だとの話を伺いまして、

すぐに思い立って行ってきました。

昔は紫陽花を見に、雨の日に鎌倉の明月院に行ったりしたのに、

(あのときの写真はどこに行ったんだろう)

京都には紫陽花を目的に行ったことが無かった。。。

ちょうど、例の傘のデビューを飾るにもふさわしいし(大袈裟ですが・・・)

雨の中、行ってきました、善峰寺

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ここはアジサイの数がおそらく京都で一番多い(10,000株)、

そんな欲張りな理由で、市内から少し外れた静かなお寺へ。

ちょうど雨も上がり、アジサイも、苔も、石も、松も、

すべてがしっとりとしていて、人も少なく、まさに絶好の紫陽花日和。

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広い回廊を隅々まで探検したあと、

今度は市内へ美味しいコーヒーを飲みに、イノダコーヒーへ。

クラシカルな店内、クラシカルなお客さん(!)、クラシカルなお味、

ここに一歩入ると別世界、時代が何年も遡るような気がします。

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京都はやっぱりときどきは訪れたい、愛すべき場所。

そんな優雅な休日を過ごす日もあれば、

数日後には恒例の生け込みデイ。

今週は七夕ウィークということもあり、「笹で行こう!」と決意。

数日前から市場の担当者さんと綿密に打ち合わせをした、

名人の笹を購入。

ご存知の方も多いと思いますが、

笹の葉は乾燥しやすく、すぐにカラカラになって巻いてしまうのが普通。

が、今回は活け込みに使いたい、とお願いしたこともあり、

一週間近くは葉が美しい、名人の仕立て。

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思えば、笹の葉に、

お願い事を書いた短冊を飾ったのはいつだったろう。

やはり幼稚園か、小学校低学年か、

一体そのころは何て書いたんだろう。

「お花屋さんになれますように」だったら良いのだけれど(笑)

こんなご時世だからこそ、

大人もきちんと、短冊にお願い事を書いて、

その言葉(言霊)通りに、願いが叶うと良いなあ、と思います。

こんな素敵な習慣を大事にするために、

来年はぜひ、七夕アレンジ、をレッスンに取り入れますね。

ん?

ふと、幼稚園と、今と、お願い事が一緒だったらどうしよう、、、?(笑)

織姫は、彦星と、出会えるかな?・・・・・・・・・・amica公式サイト

燃焼

 

植物という生き物を扱うシゴトがら、

目につくあらゆる場所の植物がやはり気になる。

ウチの前の公園の数々の樹木、アジサイクチナシ

近くのお宅に咲くノウゼンカズラ

いつも行く苦楽園の美容院モアナ・サーフライダーの観葉植物、

実家の花壇、庭のナナカマド、さるすべり、大きな椎の木、

などなど、

イキイキと、その場所で居心地よく、その命を燃やしているのを見ると、

なんとも言えない幸福感が湧きあがる。そして思わず、

「そうか、居心地いいんだねえ」などと声を掛けたりして。。。

その植物の持つ勢い、生気、オーラ、など、

それはじっくり見なくても同じ空間にいれば伝わってくるような気がするし、

逆の場合も同じ、少しでも命の燃焼に滞っているものからはその叫びも聞こえる。

いつも思う。人も同じだと。

人ぞれぞれ、持っているエネルギーの強さやタイプも違っていて、

その違いそれぞれに生かせる場所があり、

その場所で正しく燃焼できれば一番良い。

でもそうでない場合も多く、

人はエネルギーの量を調節しながら形を変えながら、その場所に合わせていく。

それが容易に出来る人もいれば、常に抗ったり痛みを伴う人もいる。

植物の場合、見るからに元気のないときは、

植え替えるなり水をあげるなり、置き場所を変えるなり、策はある。

人の場合、持てる才能が不完全燃焼していると、

焦燥感、虚しさ、孤独感、などにさいなまれることになる。

その能力が高ければ高いほど、苦しみは大きい。

そんな人たちが気になって仕方がない。

大好きな人は特に。 おせっかいながら、見守りたい、と思う。

その苦しみが、私自身にも覚えがあり、少し分かるから、かも。

こういったブログなどを書いていると、

書けないことは書いていないつもりでも、

結構色々なことが詳(ツマビ)らかになってしまいますネ・・・。

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遠回りしても、自分の本質を見失わず向き合い、経験を積み重ねて、

メラメラと命を燃やして欲しい、と思う。

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あのひと、元気かな・・・・・・・・・・amica公式サイト

声の風情

 

今朝は肌寒い曇り空の下、

平常通りに学校が再開したこともあり、

ウチの周りではいつもの音風景が広がっていました。

昼になって夏のような眩しい陽射し、

それでも日陰はひんやりと爽やかな風、

これは、まるで、プロヴァンス、、、!

一年でもあまり出会えないような、大好きな空気感。

さて、引き続き「芍薬の季節」が続いています。

今日の芍薬はレッド。

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前回の白い芍薬が、

きめ細かな肌の、所作の美しい女性、を思い浮かべるとすると、

このレッドはなんとなく、

長い黒髪の、目の印象の強い、手の温かい人、そんなイメージでしょうか。

芍薬の風情が年々、深く感じられる、そんなお年頃(笑)

そんな年頃になって、

花はもちろん、人の持つ風情というものが少しずつ感じられるようになりました。

それは女性、男性とも、仕草や立ち居振る舞いを始め、

案外、「声」や「言葉」や「話し方」にも顕著に表れるもの。

さて、TVの中では「若手芸人の戦国時代」と言われているせいか、

連日、いかに声を張って目立つか笑わせるかが競われ、

ついついそんなハリのある声に釣られることもあるのですが、

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あ、芸人だけではないけど、この人も(笑)

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ただ、張ったような大声ばかりが氾濫すると慣れてしまい、逆に、

CMではひところ「ささやき声」が効果的に使われて、

見る人の注意を引きつけていました。

そんな反則技?とも言えることを地でなさっているのが、

この方、姜尚中(カン サンジュン)さん。

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(画像はNHK「日曜美術館」より)

討論番組でどれだけアツく他の人が語ろうとも、

姜さんだけは声のトーンも、話す速さも変わらない。

周りがどれだけその音感で拍子抜けしようとも、

言葉に力があるので聴き入ってしまう。

そんな、上品な風情がとっても気になる姜さんですが、

日曜美術館」は特に見逃せません。

というのも、その日のテーマやアーティストに則した装花が見られるのです。

日曜美術館のHP

「今週のお花」

活けてらっしゃるのは加藤 淳さん。

画家をテーマにアレンジする、

さぞやエネルギーの要ることだろうと思いますが、

作る楽しさや喜びも漲っていると思います。

そういえば、私も以前、

アンリ・マチスを題材にしたレッスンを2度ほど企画したことがありましたが、

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また、この夏か、秋か、

ちょっと構想を練ってみようかな。

ニースのマチス美術館に、また行きたい。。。

好きな声って、どんな声?・・・・・・・・・・・amica公式サイト

 

僕が僕であるために

 

沸騰都市

NHKで何回かに分けて放送されていたスペシャル番組、

ご覧になった方も多いかもしれません。

http://www.nhk.or.jp/special/onair/city.html

今をときめく押井守氏がタイトル映像を、

書家の紫舟氏が題字を、

なのでそのオープニングもワクワクして見始めたのですが。

昨年前半に、

急速に世界の主役に踊り出た国々の煮えたぎるような成長を描いたのですが、

10月に起きた世界同時不況の波で、

その都市がその後どうなったか、という続編が日曜に放送されました。

http://www.nhk.or.jp/special/onair/090329.html

詳細の内容はまたどこかでご覧いただくとして、

ドバイ、ロンドン、ダッカイスタンブール

とにかく、どの都市も不況の荒波に飲み込まれた様子で、

打ちひしがれる人々も多く描かれていました。

それでも、新たな光を模索し、

あきらめずに、焦らずに次の一歩を踏み出している人、

今こそがチャンスとばかりに参入する国、

新たな勢いのある国に販路を見つける国、

決して、打ちひしがれて終わり、ということが無い。

また、立ち上がる。

人はそういうふうに強く、厳しく出来ているのかもしれない、と。

自分自身にも重ねたりして、力が湧いてきたり。

そう思っていたら、ふと、尾崎豊のこの歌詞が思い浮かびました。

 僕が僕であるために、勝ち続けなきゃならない

この「勝つ」というのはもちろん、

よく言われる勝ち組、負け組とかの勝ちではなく、

人それぞれで解釈は違うかもしれませんが、

自己肯定、という意味かなとも思います。

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さあて明日は送別のお花で走り回ります!

もうすぐ4月、清々しく新年度を迎えましょう・・・・・・・・・・amica公式サイト

沈丁花

 

大好きな花、沈丁花が咲きました。

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この花が香ると必ず、咲いている場所を見つけて立ち止まり、顔を近づけて、

またはときには手折って、その香りを胸いっぱいに吸い込みます。

清々しい、気持ちが改まるような香り。

2月末になると、空気に様々な花の香りが漂います。

黄色いスズランのようなヒイラギ南天

厄除けの意味もあってとげのあるこの花木を玄関先に植えることが多いようです。

私が小さい頃に育った家にも、このヒイラギ南天が植わっていて、

だからか、この花の香りは懐かしさがこみあげてきます。

(画像は某サイトより)

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この季節に咲く花の香り、

どことなく切ない気持ちになるのは私だけでしょうか。

まだまだひんやりとした空気の中で、

それでも凛と強く、肉厚な小さな花を咲かせ、

私はここにいます、と静かに主張するような香り。

香りと記憶は密接に関係しています。

2月はもしかしたら春を待ちながら過ごす、または色々な節目の、切ない季節かもしれません。

引っ越しで遠くに行ってしまった人、

何かがきっかけでもう会わなくなった人、

そして、本当に遠くへ逝ってしまった人、

この短い月には本当は色々なことがあって、

それでも逃げるように2月は過ぎていきます。

そんな寒くて切ない季節こそ、

頬寄せ合って温かく過ごしていきたいものです。

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先月、苦楽園のフラワーズで聴いた、たなかりかさんの「By your side」、

元の曲はSade。 心に響く詩、素晴らしい曲、今のお気に入りです。

沈丁花が香ったら冬は終わり、春はもうすぐそこ、です・・・・・・・・・・amica公式サイト

自己完結

 

いわゆる「組み立て家具」をご自分で作ったりなさいますか?

これを読んでる紳士淑女の皆様☆は、

そんなのより、デザイナー商品を購入なさってるかもしれませんが。

ウチには組み立て系はいくつかあります。

説明書には組み立て方のほかに、必要工具の絵と、

人間の絵が二人分描いてあったりして、「二人以上で組み立て可能」とか、

丁寧に書いてあるのです。

私は手先は器用に生れついているので、

子どものころから何でも修理するのが大好きだったし、

電気配線だって全然つなげるし、

見かけの割に?力持ちだったりして、

なのでそんな「二人以上で組み立て可能」な組み立て家具も、

一人でクリアしてしまうタイプなのです。

車の免許を取って自分に羽根が生えてからは、

知らないところでも地図を片手にどこへでも行き、

(道なき道に入って、命がけで脱出したこと数回・・・)

自分で稼いだお金で自分判断で買いたいものを買い、

(考えたわりに失敗も数え切れず・・・)

様々な段取りも自分判断で組み立てて滞りなく物事を進め、

(長く仕事してる癖で・・・)

ほとんど何も困ることなく日々、過ぎていくわけです。

体調を崩したところで自力で運転して病院まで行き、

なんとかかんとか栄養休養取ってやり過ごすわけです。

そんなときのためにも医療保険に入り、

もっと言えば自分のお葬式代も段取りしておき、

最後の最後まで滞りなく物事を進める、そんな話もよくあるわけです。

まあ、そんな自分で何でもクリアする「自己完結タイプ」は、

私の周りにも男女問わずいて、なかなか楽しく暮らしています。

私自身も、自分で判断せずに何でも他人に頼る人よりはそのタイプが好きだと思います。

が、「自立すること」は素晴らしいと思うけれど、

ずうっとそうやって「自己完結」しちゃってて良いのかと・・・。

何年か前にFMでその歌詞とメロディを耳にして以来気になっている歌があって、

先日、気になり過ぎて調べたら「糸」という曲だということが分かりました。

ちょうどそんなことを考えていたときだったからか、

歌詞が一層、心に沁みてきました。

男女問わず、誰かに出会う喜びや、

信頼できる人と様々なことを共有する喜びは、

大好物を独り占めする喜びよりも、やはり何万倍も幸せ感じます。。。。。

そしてきっと、自立した「自分」があってこそ、しっかりとした布になるのかもしれない、と。

世の「自己完結」チームのみなさん、「これがスタンダード」、と思わずに、

少し発想を変えて周りを見渡してみるのも良いかも・・・。

朝晩の、気温下がっておセンチかな(死語?w)・・・・・amica公式サイト

合せ鏡

 

先日、ある方の送別会に出席しました。

バリに魅せられ、ウェディングやバリのクラフトのお仕事をしているうちに、

いよいよ現地に移り住んで本格的に、ということになったとのこと。

以前から人と人を自然につないで来たIさん、

いつ会っても笑顔で、いつも心がオープンで、いつも人への興味に溢れていた。

この日の送別会にも、

そんな彼女のお人柄そのままが映し出されたような、

穏やかで、心開かれた印象の人たちが集まり、

笑あり、涙ありの会で、彼女の門出を祝ったのでした。

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人と人・・・、

いま自分の周りにいる人たちとの間には、

合わせ鏡のようにまぎれもない自分が映しだされているという。

心を開いている人は他人を受け入れやすく、逆に人にも受け入れられやすい。

別の言い方をすれば、自分が心を開けば、相手も心を開く、のかも。

自分を長短含めて愛せる人は、人をも愛せる、と思う。

自分がエネルギーを発散すると、エネルギッシュな人から新たな元気をもらったり。

反対に、

猜疑心の強い人は、自分をも信じていない、自信のない状態。

人へのダメ出しが多く好みのきつい人は、実は「攻撃は最大の防御」で弱い自分を守っている。

人に対してドライな人は、実は自分自身への興味も薄い。

損得を最優先して人付き合いする人は、結局人間的部分で人から切り離される。

若干、後半の文章に「毒」を含んでおりますが(汗)、

そういった人をどう思うか、といえば、

私自身は、「川の流れのように」という曲の歌詞ではないけれど、

基本的に「人は~かわいい~・・・」と、そんな風に思う。

もちろんその都度、腹立ちを覚えたり?呆れたり?はするのだけれど、

決定的に嫌い!となるわけではなく、それ込でその人なんだな、と興味が湧く。

何かしら自分にご縁のある人には、

やはり幸せであってほしい、と思うので、

ときにはかなりおせっかいにアツく説教したり、

または長年音信不通になったとしても、幸せにやってるかなと思ったり。

特に、

才能に恵まれている人が「とりあえず楽しければ」的に、

自分の才能に向き合わずに生きていたり、

自分の道がまだ見つけられずにいる人には、

ついついおせっかい魂がアツく滾って(たぎって)、あれこれ言ったりしたりするわけです。

自分自身もまだまだなのに、えらそうに何なのだろう。

きっとこれは常日頃、さまざまな人に、色々な形で、

応援してもらってるからでは、と。

言葉の端々に、メールの一言に、またはお会いしたときに、

アツいエールを感じているからこそ、私も応援返ししているのではないかと・・・。

損得の計算なしに、

一生懸命に誰かが幸せな思いをするための橋渡しをしている、

そんなIonatsuさんを見て感じたことを、この夏の終わりに書きとめておきました。

GO GO Ionatsu三姉妹!・・・・・・・・・・・・amica公式サイト

南堀江にて

 

昨日、

お財布を失くしました・・・・・・・・・・。

夕方、難波への、大きな配達を無事終えて、

四ツ橋筋を走りながらホッとしたのもつかの間、無いのに気づく。

車を停め、車内をくまなく探す、探す、が、・・・・・無い!

思わず悲鳴を上げそうになった。

配達前まではあったし、

あの配達のタイミングで落としたのか、

または荷下ろしの少しのタイミングで盗難に遭ったのか?!

紛失から20分ほど経っている。

とにかくクレジットカードやキャッシュカードなど、

ストップさせなければ。

本当のところはよく分らないけれど、

ココは全国でも有数の?ひったくりの多い街と聞く。

その街の中でさまよっているあの財布を思うと、

落ち込みが更に倍増する。

大事なカード類の他には現金4万円少々に加え、

運転免許証、保険証、などなど、個人情報満載であり、

そしてまたもや、お気に入りのvarextraの財布が。。。

とにかく、さっきの配達先に戻ってみる。

車を停めたあたり、自分が通った道、近くのゴミ箱、など、、、

見て回った限りはどこにもない。

この配達先というのは、

新しく完成した南堀江の新名所、キャナルテラス

生徒さんや、生徒さんの旦那さまや、

色々な方のご縁がつながった不思議な場所でもあり、

この日は楽しみにしながら開店お祝いのスタンド花をたくさん届けに来たのですが。。。

で、あたりを探しても財布は一向に見つからず、

一番近くのお店、MOULIN(ムーラン)の厨房のドアを開け、

開店準備で忙しそうにしているキッチンスタッフの人に届いていないか聞いてみる。

ぞんざいな対応を想像していたのですが、私の落ち込み顔が相当だったのか、

すぐに大声でお店中のスタッフに確認して下さったのです。

で、すぐに店長の貝田谷さんが出て来られて、

スタッフたくさんいるので探してみます、見つかり次第連絡させていただきます、と連絡先を交換する。

正直お店って、お客さんならまだしも通りがかりの人の落し物に関して、

こんなに心のこもった丁寧な対応をするものだろうか、

これだけ人を大切にするお店、「絶対いいお店に違いない!!!」と確信する。

接客には様々なマニュアルはあるけれど、

ココロがこもっていないのにこもっているように見せるマニュアルはない。

営業トークは覚えられても、ハートの部分だけは取り繕えない。

気分がペシャンコだった私もこれには感動&元気をもらい、

近くのコンビニでも聞いてみるが、やはり届いていない、

そこから一番近い交番へ。

指名手配犯の張り紙だらけの室内に入ると、

先客?の女性がおまわりさんと話をしている。

もう一人のおまわりさんが私に「どうしました?」と。

「財布を失くしました」というと、いきなり「お名前は?」と。

なんと、その先客の女性がちょうど私の財布を届けて下さってたのです!

あああ、ひったくりの街なんて思ってごめんなさい、

善良な市民の方々がたくさん住んでるところなのに。

ありがとう、大阪! 南堀江! 関西人バンザイ!!!

メンバーズカードやら多すぎて手続き時間かかったよ・・・・・・・・・・amica公式サイト

 

誰しも・・・

 

去年の秋に、

某所にこんなことが書かれていた。

  私も先月あたりまでずうっと地を這うような無力感と不安感にさいなまれ、

  ○○さんが書いておられるような、

  「自分が消えても、大切な人の暮らしにも気持ちにも、

   大した影響はないのかな」の話、まさにそんな感じで、

   ふとした瞬間に泣き出したくなったり、

   誰とも会いたくない日というのが続いたりしました。

すっかり忘れていたけれど、

これを書いたのは恥ずかしながら他でもない私。。。

一体このころに何があったのか、しかし全く記憶になく、

一過性の気の滅入りだったのだろうけれど、

ここには様々な人が同様のことを共感を持って書いていた。

多かれ少なかれ、

誰しもこんな気持ちに陥ることはあって、

自分の存在の軽さに、孤独感に、

立ち上がる気力を失ったりする。

ずうっと昔にも、

長い間そういう気持ちが私にまとわりついていたことがあった。

それを医療的なところに頼ることなく、

自力で振り払うには長い時間と、

様々な人生経験が必要で、

実質何年かかったか分らないけれど、

どうにかこうにか、長い長いトンネルを抜けた。

今思うと、その頃の私はきっとものすごくナイーブで?理解しにくく?

それでも周りにはごく少数支えとなる人がいて、

今も、何年経っても、お付き合いが続いている。

生きていくのに何が悲しいって、

お金やモノがないことではない、

たぶん、自分の存在を軽く扱われることかもしれない、と思う。

希望を持てずに自暴自棄になる若者が多いらしいけれど、

最後に自分の支えとなるのは、友人、家族、

それから自身のプライド、

せめてそれは失わずに、

そして、今より少し、誰かを大切にしよう、と。

そこに何か希望の芽があれば・・・。

そんな恩人Dちゃんとラッフィナートでたっぷりお年頃トークしてきました!・・・・・amica公式サイト

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