声の風情

 

今朝は肌寒い曇り空の下、

平常通りに学校が再開したこともあり、

ウチの周りではいつもの音風景が広がっていました。

昼になって夏のような眩しい陽射し、

それでも日陰はひんやりと爽やかな風、

これは、まるで、プロヴァンス、、、!

一年でもあまり出会えないような、大好きな空気感。

さて、引き続き「芍薬の季節」が続いています。

今日の芍薬はレッド。

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前回の白い芍薬が、

きめ細かな肌の、所作の美しい女性、を思い浮かべるとすると、

このレッドはなんとなく、

長い黒髪の、目の印象の強い、手の温かい人、そんなイメージでしょうか。

芍薬の風情が年々、深く感じられる、そんなお年頃(笑)

そんな年頃になって、

花はもちろん、人の持つ風情というものが少しずつ感じられるようになりました。

それは女性、男性とも、仕草や立ち居振る舞いを始め、

案外、「声」や「言葉」や「話し方」にも顕著に表れるもの。

さて、TVの中では「若手芸人の戦国時代」と言われているせいか、

連日、いかに声を張って目立つか笑わせるかが競われ、

ついついそんなハリのある声に釣られることもあるのですが、

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あ、芸人だけではないけど、この人も(笑)

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ただ、張ったような大声ばかりが氾濫すると慣れてしまい、逆に、

CMではひところ「ささやき声」が効果的に使われて、

見る人の注意を引きつけていました。

そんな反則技?とも言えることを地でなさっているのが、

この方、姜尚中(カン サンジュン)さん。

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(画像はNHK「日曜美術館」より)

討論番組でどれだけアツく他の人が語ろうとも、

姜さんだけは声のトーンも、話す速さも変わらない。

周りがどれだけその音感で拍子抜けしようとも、

言葉に力があるので聴き入ってしまう。

そんな、上品な風情がとっても気になる姜さんですが、

日曜美術館」は特に見逃せません。

というのも、その日のテーマやアーティストに則した装花が見られるのです。

日曜美術館のHP

「今週のお花」

活けてらっしゃるのは加藤 淳さん。

画家をテーマにアレンジする、

さぞやエネルギーの要ることだろうと思いますが、

作る楽しさや喜びも漲っていると思います。

そういえば、私も以前、

アンリ・マチスを題材にしたレッスンを2度ほど企画したことがありましたが、

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また、この夏か、秋か、

ちょっと構想を練ってみようかな。

ニースのマチス美術館に、また行きたい。。。

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