「ホームページ」を持ちたい、というお花屋さんは多い。
でも一般的な意見として、
それはあくまでもファンを増やすためのもの、としてで、
実際の売り上げをそこから多く上げようとはあまり思わない。
よほど「楽○市場」などの商店街系に出店しない限りは、
ある程度の顧客が付いて初めて、広がりがあると言われている。
言い方を変えれば、
何もないところからHPだけでスタートするのはやや無謀とも言える。
私もネットで始めようと決心したときには、ある程度の顧客を持っていた。
それに、10年かけて培った関連業界とのつながりもあったので、それも見込んでいた。
しかし!信じられない出来事が!
それをある人に話してしまったがために、
そのままソックリと持っていかれることになってしまったのである。
まるで生き馬の眼を抜く世界・・・?!
商売と、人の恐ろしさを味わうことになった・・・。
でも、打ちのめされて将来が見えない、と
立ち止まっているわけにはいかない。 前へ進まなければ。。。
普段以上に(また!)ペシャンコになっていた私に友人が、
「新しいお客さんを見つけていけばいいやん、それも面白いよ」と。
そんなわけで、ナイナイ尽くしなうえに、
ありえないくらいやや無謀なスタートとなった。
ホームページを作ってくれるひと「ウェブデザイナー」さんは、
私の周りには一人もいなかった(泣)。
知り合いの知り合い、そのまた知り合い、というところまで聞き回って、
ようやく形にして下さる人が見つかった。
パソコンを購入すると同時に様々なHPを見て現状を把握し、
原案を練って写真とテキスト(文章)を用意し、
デザイナーさんに託し、amicaのHPがとにかくデビューした。
ショップ名、ロゴ、名刺、パンフなど、同時進行で。
空白期間を作らずにオーダーを受けたい、そして、
新たな販路開拓のために営業に行きたい・・・。
そんな、人間不信の、カリカリと焦っていた私のところに、
とあるギャラリーから個展のお誘いをいただいた。
光栄だった。 でも私にやれるのかしら?
正直、その時期仕事以外にも悲しいことがあったりして、
精神的にはボロボロな時期だったので、
作品が作れるのかどうか、自信がなかった。
でもせっかくのお話、差し伸べられた手、
とにかく全力でやってみよう、と、お受けすることにした。
この個展、
本当にキツかったけど、
色々な人に出会え、励まされ、ものすごくウレシかった・・・・・・・。
こうして、私の2003年が終わろうとしていた(北の国からの純くん風)。
しかし、このあとしばらくして、
ホームページは振り出しに戻るのでした。。。誕生秘話は続く。。。