今年のパリコレの様子が、
友人含め色々なところから入ってきます。
以前は地上波で放映されていたファッション通信、
今はBS JAPANで見ることができるようです。
ファッション通信
フラワーの仕事はインテリアやファッションの影響も大きく、
やはりその年の傾向などは興味の湧くところ。
まあ、それより前に、とにかく好きというのもありますが。
今年のファッションの傾向などは専門家にお任せするとして、
ショー自体のテーマだけピックアップしてみたいと思います。
今年の春夏のショーで、
森、緑、庭、というキーワードを使ったところが多く、
私が聞いただけでも、
Christian Dior、CHANEL、VALENTINO、など、
新しい世代のブランドほどその傾向が強かったようです。
シャネルはグラン・パレ、まるで植物園の中でのショー。
この動画はカメラワークも素晴らしい。
http://youtu.be/8XqTkOpVuI4
キャットウォークを最初にやめたのは川久保玲さんだったかと記憶していますが、
モデルはいつからキャットウォークをしなくなったんだろう、
あの、肩で風を切るような、身体をくねらせるような、
それさえも時代を反映しているのかもしれません。
シャネルのショーでは森の中を瞑想しながら歩いているかのよう。
どこも素晴らしいショーだったとのことですが、
中でも際立っていたのがクリスチャン・ディオール、
デザイナーにラフ・シモンズを迎えての2回目のショー。
http://www.apparel-web.com/collection/2013ss/hautecouture/christian-dior/
このステージ装飾、
いいフローリストが、いい仕事をしている、
キリッとして見ていて気持ちが良い。。。
テーマが森や緑に移り、
モデルが静かに歩き、
その中で目を引くのは、
服にまつわる職人たちの手仕事、
刺繍、染色、素材、その組み合わせ、
本当に画像で見るだけでもため息が出る。
近くで、手にとって見たらどんなふうかと。
ファッションショーはほんの短い時間、
そこまでの集中力、探究心、そのテンション、
モデル選びから、照明から音響、すべての見せ方、
私も十数回ウエディングドレスのショーを演出したこともあり、
いかに神経をすり減らすかと、その興奮と達成感と、
両方を知り、他にはない歓びも知る。
2013年の色々なショーを見ていると、
最近のフラワーの流れと、
やはりキーワードは共通する。
ナチュラルで、優しいもの。
ただ、優しいだけじゃなく、
そこには自然だからこその苦味や、アクも、
バランス正しく含まれる。
私も、今年も緑をたくさん使って、
色々なところを森に、庭に、
キリッと美しいシーンを作りたいと思います。

画像は椿。
シャネルの今年のジュエリーのテーマはカメリア(椿)。
amica flowers 今月の講座。
21日(月) 靭公園サロン 18:00~
22日(火) 芦屋アトリエ 14:00~
26日(土) 芦屋アトリエ 10:00~、14:00~
27日(日) 芦屋アトリエ 10:00~
amica flowers
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