勤労感謝の日の昨日、
いつにも増して気合の入る会場装花のシゴトがありました。
花嫁さんがお花屋さんの、
そしてそのお母さまがお花屋さんを始めた方で、
ゲストの方のほとんどが花業界の方々で、
そして、花嫁のために是非飾りたい、というフローリストが大集合!
花嫁さんご本人はとても優しくてしっかりした人、
誰よりもウェディングの装花の楽しさも大変さもご存知なので、
「小山さんにも楽しんでほしい」と再三言って下さいました。
ウチで飾る基本部分以外に、
窓枠、エントランス、シガーテーブル、ホワイエのチェスト、など、
ありとあらゆるところが飾られました。
それを全てプランニングして取り仕切っておられたのは
花嫁さんの友人のフローリスト、Sさん。
マジメで几帳面なSさんですが、実はmixi(ミクシィ)におられて、
私と好きなものが共通だったのでウレシクなりました。
さて、今回の花は、というと、披露宴会場は赤一色で、
主張の強い花材で、元々赤い花が苦手だった私ですが、
なんと合わせてみるとその美しいこと!!!
改めて赤い色の強さ、美しさに感動しました。
チャペルではふんだんにカサブランカが使われました。
最近のフレンチのアレンジでは、ユリはなかなか使われません。
よほどの大きなアレンジでない限りは、全体に丸い花が好まれます。
というわけで今回は久しぶりの大量入荷となったのですが、
挙式当日にベストな咲き姿になるよう、入荷日、温度を調整し、万全に備えました。
前夜、チャペル祭壇の大きなアレンジを作っていて思い出しました。
あ、そういえば、私、カサブランカ大好きだった・・・。
艶やかな香りと神々しい花姿・・・、
まだ花の仕事を始める前は花屋さんで1本だけ買って、
大事に部屋に飾っていたなあ。。。
いつか部屋いっぱいにカサブランカ飾りたいなあ、て。
そんな夢がいつの間にか叶っていたのです。
今、部屋には咲き方調整のために仕入れたカサブランカが15本くらい。
甘い香りを放って咲いている。
花嫁の智加さんのおかげで、
赤い花と、カサブランカがまた好きになりました。
ありがとうございました、そして、どうぞ末永くお幸せに♪