年度末の独特の慌ただしさを終えて、
ふと、近くの茶屋之町の通りに出ると、
すっかり桜が、もう、6分咲き、という感じに咲いていました。
この通りの雰囲気が好きで、
なんとなくこの町に住みたいな、と思ってから約4年半が過ぎ、
おかげさまで少しだけ根が張れたかな、と思うこのごろ。
あまりプライベートなことは書けないのですが、
なんとなくずうっと色々思い悩むことが多く、
知らないうちに季節が過ぎ、秋も冬も、早春もあまり感じないままに、
気が付くと、もう、桜が咲いていました。
最近、ようやくそんな長いトンネルを抜けて、
すっきりと清々しく心が晴れ渡り、両手を広げて笑顔で、自由を噛みしめています。
自分自身はどんなにどんよりしていても、
ギフトフラワーを制作する時間には、
その人それぞれの気持ちに沿うように、思い浮かべながら作っています。
この春お誕生日を迎える人にはお祝いの、
または退職する方へ、長い間のお仕事へのねぎらいと感謝のメッセージが添えられます。
オーダーの際には、その人がどんな方かも書き添えられています。
地方で一人、お寺を守っている気丈な女性、
若くてピンク系が似合う女性、華やかなイメージの女性、キュートで可愛らしい女性、
そして、長年家族を支えてきたお父様、など。
こう並べると、スノーボール好きがバレバレです(笑)
そして小さい子どもたちも、
卒園、卒業、発表会など、お花を渡されることが多い季節。
正直なところ、子どもさん用のお花は小さめということが多く、
なかなか花束として作りにくく、それでいて可愛らしく、のイメージで、
一般的な大人っぽいオシャレ花屋さん(?)的には非日常な作業だそうなのですが。
でも私は、
もしかしたらそのお花がその子の人生初めてのブーケかもしれない、
その重みと、子どもの感受性を大切に思いながら、
可愛らしいミニブーケを組むのであります。。。
もう、すっかり晴れやかに、完全復活!
自分が幸せなほうが、もっと幸せなブーケを作れるでしょうし、
どんどん楽しいことに吸い寄せられつつ、
春の甘いファッション?に袖を通しつつ、
美味しいものにも更に貪欲に(汗)、
この新年度、生まれ変わったような新たな気持ちでお花に向き合います。
もちろん、皆さんにもネ。
ヨロシクお願い致します。