今年の冬は寒さ厳しく、
3月に入ってもなかなか春への歩みはゆっくり、
それでもようやく沈丁花が咲き始め、
植物が目覚める気配が感じられます。
3月は行事が多く、
卒業、卒園、教授のご退官、など、
節目を飾る大切な花たちをせっせと準備する毎日。。。

(椿:玉之浦)
さて先月、少しお知らせしましたが、
今月発売のウエディング雑誌2誌に掲載していただくことになりました。
今まではアトリエというスタイルや、派手な活動をしていないこともあり、
amicaとして単独で取り上げていただくことがほとんどありませんでした。
仕事をしていく上では、
雑誌などの媒体をうまく利用して自分自身を売り出し、
世間の注目を浴び、より多くのファンを獲得することも手法のひとつだと思います。
そのためには様々な雑誌に受け入れられそうな企画を持ち込んで掲載してもらうという、
知恵やテクニックに長けた人も多く、実際相応に誌面が作られています。
ただ、どの業界(花を含めクリエイター系の)も同じかもしれませんが、
本物を追求し、地道な努力を何年も積み重ね、根強いファンを獲得している人ほど、
媒体に自らは出ていくことはしないし、相当慎重だと思います。
実力と、雑誌掲載の頻度は、決して比例していないともいえます。
早い段階で媒体でのウケを知ってしまった人は、ブームのあとに真価が厳しく問われます。
そういえば、まだ花の仕事を始めて間もない人が、
「私は人に花を教えたい」と希望するのをよく聞きますが、
数ある花の仕事の中でも何が向いているかがわからない段階では、
そこは急ぐところではないのになあ、といつも思います。
それまでに人に何かを教えた経験がなければなおさら。。。
そのときにも思うのは、きっと花が好きで好きでそれを伝えたい、
というよりは、花を教えている自分を夢見ているんだろうと。
その仕事が好きというよりは、その仕事をしている自分が好き、なのかなと。
様々な手法やスタンス、個性があるからこそ面白いとも言えますが、
私自身は、教えるにしても、媒体に取り上げられるにしても、
理想は「望まれてから」かなと。
誰かに教えてほしい、と言われて初めて、花の美しさや活け方を、
自分の持っているもの(知識、感性、言葉)で、どう伝えようかと。
そこにも、年数を重ねるほどに更に深く興味が湧いていきます。
さて、雑誌掲載の話。
今月22日に発売の25ansウエディング「結婚準備スタート号」の関西ページに、
ブーケが計4点、掲載されます。
モデルさんが持つものが3点、ブーケ単体が1つ。




ブーケ単体の写真は発売の22日にご覧いただくということで。
もう一誌は「Lei wedding」、昨年の12月号以来、二度目の表紙に。
こちらは前回の、クリスマスの天使のようなスタイリング。

今回は全く違った感じで、
クラシカルなドレスに春らしいポップなブーケを、とのリクエスト。
今までウエディングブーケには使用したことのないポピーで。


モデルは今回もマギーさん。
こちらのレイウェディング(なんと無料)、
発行の3月15日に本屋さんで手に取るもよし、
ネットで注文してもOKです。
詳細はこちら。
25ansウエディング
Lei wedding
当日は撮影にも長時間立ち会わせていただいたりして、
楽しい時間を過ごさせていただきました。
関係者の皆様、ありがとうございました!
以上、淡々と書きましたが、
このお話、
本当に、嬉しかったです。
初めて、お花を習いたい、と人から言われたときと同じかそれ以上に。
私は人より何か目立つものを持っているとは思わないので、
今回はいろいろな方のご縁がつなげてくれたお話だと思います。
ご縁と、お声かけてくれた方に、感謝。
これを励みに、また磨きをかけます。
そう、改めて言いますが、
ウエディングブーケ作ることが、
私の仕事の、軸、です。
身近でご結婚の女性がいらっしゃる方、
当日の、その人のために素材を仕入れたり、制作したりするフローリストがいることを、
どうぞご案内くださいね。
流れ作業で、顔も知らない人に作られた、
温かみのないブーケを持つ人がひとりでも減るように。。。
今月の表紙はいい色のプランクトンチェアと木瓜の花です・・・・・amicaサイト
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