秋のウェディングシーズン、
様々なご縁でamicaがブーケを担当させていただいた花嫁さん、
他にはないデザインを、という方もいらっしゃれば、
特に思うイメージは無いけれど、お任せしたい、とおっしゃって下さる方も。
先日の花嫁さん、
お花のことはよく分からないけれど、
似合う雰囲気に、素敵に仕上げて欲しい、とだけ。
cuoreのヘアメイクの細川さんと相談して、
ヘアスタイルに合うような「バラ」で、と、花材が決まりました。
ブーケの形はラウンドがお好み、とのこと。
結果、オーダーは「バラのラウンドブーケ」に。
バラのラウンドブーケ、
ある意味王道であり、何十年も前からあったブーケ、
そして、軽く数十種類は数えられる白いバラの品種、、、
どのバラを選び、どう形にしていくか、どう束ねるか、
そして、それぞれの花嫁さんの雰囲気と、
どう溶け合わせ、どんな空気感を漂わせるか、
それによってそのイメージは無限にも広がり、
シンプルなブーケだからこその、表現もあるわけで。
今回、花嫁さんのために選んだのは、
芳香が素晴らしい、たおやかでエレガントな、カップ咲きの品種、
シルクオーガンジーにはピッタリの、上品なアイボリー。
市場のバラの担当の方と、
産地や、咲き具合など、細かく確認しながらの仕入れ。
私の好きなバラのベスト10に入る品種。
それを、軽やかなユーカリポプラスと、少し大き目に束ねました。
快活で、ヤマトナデシコで、お仕事もバリバリな花嫁さん、
和装もとってもお似合いでしたし、東京のオルガンザのドレスも美しかった。。。
数百人のゲストの方が列席とあって、ブーケは少しボリューミイに。
この様子は某雑誌に掲載予定です☆
また発売の際はお知らせします。
さて、今週は、今度は鉄砲ユリ。
アトリエの至るところで開花調整、ほどよく花が咲き、奥ゆかしい香りを放っている。
ウェディングブーケというのは、作るところにも技術が必要だし、
この「開花調整」というところにも、長年の経験が必要になる。
そこに「コーディネイト」という技術も加わって初めて、
花嫁さんの大切な一日のための、特別なブーケに仕上がるのです。
さて、この鉄砲ユリ、この和のお花たちが、日曜にどんなブーケに仕上がるか、
これもまたブログでお知らせします。