たいてい、ブームには乗らない、
あえて引いて見たりする。
で、ほとぼりが冷めたころに、
落ち着いてゆっくりそれを楽しむ。
そんな私、
最近になって、ジャック・スパロウ船長に魅かれ、
続けてジョニー・デップの映画を観ている。
考えてみると、
ここ数年、日々時間に追われ、
ゆっくり映画を観ることが少なかった。
映画館にもしばらく行っていない。
毎日、大切なことがたくさんあって過ぎていくけれど、
きちんと映画を観る時間を持てるような暮らしが望ましい。
昔はコレ!と思う映画(たいがいは単館系)のためなら、
どんなに遠くても観にいく情熱があった。
自主上映のアート系フィルムなどは、
屋根裏みたいなところで放映されていたっけ。。。
その頃、映画は私の大事な栄養素だった。
いやあ、それにしてもジョニー・デップ☆
一番最近は「ショコラ」を観た。
この映画もなんとなく勝手に想像して、
こんな感じだろうなあ、とまるで観た気になっていたけれど、
予想以上に良い作品、ロケーションも俳優も素晴らしい。
この映画で私は初めて、
ジョニー・デップの、パイレーツメイク無しの、
素顔を見て更に胸キュン(←笑?)でした。
彼はこの映画の中でギターを弾いている。
それも「このために練習しました~!」というよりは、
ギターが体の一部のように自然に。
あとで知ったら彼は元々ミュージシャンだそうで。
ピアノにしてもギターにしても、
楽器をサラ~っと弾く人には弱いです。
(って私だけ?)
そして、彼の素顔の美しさに惚れ惚れすると同時に、
そこはかとなく漂う哀愁?!(=色気?!)
私の見たところ、彼は幼少時に淋しい思いをしているような気がする。
あの瞳や表情に見え隠れする淋しさは演技ではないと。
そこが世の女性たちにはほおっておけない何か、になるんだと思う。
実際、私も淋しい瞳の人をほおって置けない、
続いて「チャーリーとチョコレート工場」を観ようと思った。
大人になると、
そういう風に、その人に「漂うもの」を感じるようになる。
霊感とか動物的勘とは違って、おそらく人生経験で・・・。
お花の作品にもそういうものが漂う、
それぞれのショップのオーナーさんの生き方が表れたりする。
優しく自然な作品を作る人は、気負いなく生きておられる。
そういえば、ジャンルは違うけれど、
こないだ行った福島区のイタリアン、
美味しさとワインの豊富さ、食事をする楽しさ、
とにかくよいお店で話が弾んだ。
このお店は実はシェフが男前ということでも有名だけれど、
特に愛想を言うわけではないし、とにかく大忙しに調理している。
一緒に行ったKさん、そして私も、ですが、
シェフの腕の筋肉の美しさに見とれておりました。
その筋肉はおそらく、
日々真摯にこの仕事に向き合ってきた、
その証として、美しいんだと思う。
そういえば、その人の姿は全身、緩み無く、潔く、
それはそのままお料理にも妥協がない、そんなオーラを漂わせていた。
そういう美しい緊張感の漂うお店には、
男前とか、キレイな筋肉とか抜きにしても、
(もちろん、あるとなお良いですが、笑)
是非また行きたいと思う。