1. 自分で見つけた何かの原石が、
何年もかけて磨いて磨いて磨いていると、
光る石になってきたとする。
2. 今度はそれを、
値打ちが分かる人、欲しいと思う人に適正価格で販売し、
きちんと飾る場所をもらって輝き続けること。
値打ちが分からないところに買われたら、
ホコリをかぶって光を失うかもしれない。
これは実は自分の腕(技術)で生計を立てる人たちの話で、
大事な原石(=それぞれの人の技術)をどうやって売るか、
この2番目の難しさに頭を痛める。
「腕がいいこと」と、「仕事が来ること」
これは比例するのが一番いいのだけれど、
世の中そんなに単純じゃない。
自分の腕で勝負し、一流となっていくには、
技術や感性を磨くこと、
そして自分をマネージメントすること、
その両方の才能が、それぞれ人一倍必要なのです。
自分をマネージメントすること、
これは本当に難しい。
正直、私にはこんな才能、皆無で、
交渉事ではいつも思うように進められず、
後悔したり、歯がゆい思いをしたこと数知れず。。。
私の周りにも、
腕も感性もありながら光の当たっていない人、
そしてコワイことにその逆もある。
この道で生きていかなければならない、となると、
1つでも多くの仕事を取るために、
自分の腕を磨くことより、手っ取り早く根回ししたり、
接待攻勢をかけて楽しませ、自分の味方に引き込んだり、
ひどいのになるとすっかりどこかのデザインの真似をしたり。
是非、聞いてみたい、
恥ずかしくはないですか?
ダイヤモンドくらいの圧倒的な輝きで、
そんな不純な考えの持ち主たちを、吹き飛ばせたら、と思う。
確実に前進していきたい、と思う。
怒りやら何やらでしんどいこともありますが、
こんな嬉しいことが。
先日、研ぎと調整が終わって帰ってきた祖母の形見の花鋏、
昭和35~40年に作られたものだそうで、
薄い葉がサクっと切れる、素晴らしい切れ味。
そして、以前ウェディングブーケを作らせていただいた花嫁さんから、
私の大好きな高島大樹さんの作品をいただきました。
これまた大好きなお店うつわクウさんでオーダーメイドされた小物入れ、
「bunga(花)」「bersyukur(感謝)」という文字と、
私の名前、「junko」も。
正直、ほんと、夜中にまた出してきてジイ~ん。
とにかく、なにはなくても、
いいお仕事していきます、とハサミと小箱に誓った私。
先日挙式の花嫁さん。
あなたの笑顔のおかげで、
少なくとも私の周りには大きな平和が訪れました。
本当にありがとう、そしてどうぞお幸せに。
目指せダイヤモンド!!!!!・・・・・今日もアツいamica公式サイト
掲載写真の無断転用を固くお断り致します。