謹賀新年

芦屋のアトリエを拠点に、レッスン(芦屋、大阪靭公園)、ウエディングを始め、

フラワー、植物に関するオーダーにお応えしているamica(アミカ)です。

2016年、穏やかな陽の光に照らされて始まりましたね。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

毎年飾らせていただいている餅匠しづくさんの餅花、小山個人として大変楽しみでもあり大変緊張する仕事、今回で5回目となります。

花のない寒い冬に、餅を花に見立て五穀豊穣を祈り飾られる餅花、多くは柳に紅白の餅をつけて作られることから、それを模したものもほぼそれが一般的となっています。

15年ほど前、私が1月の雪の飛騨高山で見た餅花は、それまで見覚えのある柳ではなく小さな切り株が土台になっていました。それがさまざまな町家や文化財の玄関、濃い壁や低い梁、その場に映え、力強くも美しく、雪景色と相まってとても印象深い風景でした。今思えば、それが初めて見た本物の餅花だったのかもしれません。

さてしづくさんですが、1年前の五色の餅花を飾り終えたときに、次は飛騨高山の餅花でいこう、と思いました。それからは素材探し、資料を調べたり、大まかに言うと構想1年の餅花となりました。肝心な素材は「ここ一番の材料」を準備してくださる方に今回もお願いしました。選んだポイントは「幹の色が青みがかって綺麗なこと」「小さな枝が多いこと」、そしてもちろん枝ぶりです。

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素材となった獅子頭(ししがしら)というモミジ。受け取ったときにはまだ紅葉した赤い葉がたくさんついていました。この申し分ない素材をどう使おうか、この生命あふれる素材の見せ方を選ぶのは私。根から全部あげて吊ることも考えましたが(正直何日も方法を練って悩みましたが)、木の可能性を残すためにも根を残すことにしました。またどの枝もあえてすべて残し、そのままの姿を飾りました。

この「ししがしら」という名前の響き、しづくの石田さんに岸和田だんじりをご案内いただいた際に、その祭りの役に「◯◯がしら」という名前があったように感じ、なんだかぴったりだと思ったのもあり、この木に決めました。

まだまだ書ききれないことがありますが、さまざまなご縁が広がったこの場所、餅匠しづくさん、毎年そのお礼の気持ちも込めての餅花作り。また新しい構想がすでに浮かんでいます。

餅匠しづく

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1月のテーマは「新年の和の白い花」。

  19日(火) 靭公園サロン 13:30~、16:00~、18:30~

  21日(木) 芦屋アトリエ  10:30~、14:00~

  23日(土) 芦屋アトリエ  10:00~、14:00~

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