今日は成人式、
荒れた天気になるという予報どおりか、
東京では雪景色、兵庫では有馬や篠山も。
そんな雪一色の今日ですが、
昨夜は、イカ一色でした、笑
深海魚好きの私も以前から予告で楽しみにしていた、
ダイオウイカの生きた映像が公開となりました。
http://www.nhk.or.jp/ocean/giantcreature/
世界の研究者の方々の、何十年にも渡るドラマとその努力の成果を、
一時間で見られるという贅沢。
(再放送は17日(木)の午前0時25分〜)
映画パイレーツ・オブ・カビリアンの中でも、
船が大きなイカに襲われるというシーンがありましたが、
海には、想像を越えた生物がいるという恐怖と興味とが交錯します。
小さい頃に見たアンコウの絵は、
深い海の底で、おでこからランプみたいなものを照らして、
餌となる魚をおびき寄せる恐ろしいものでした。
いつぞやニュースになったメガマウスシャークの写真も目に焼き付いています。
数年前に「しんかい」が映しだした映像では、
海底から噴出する300度という高温の水流の周りで、
真っ白なウナギや海老のような甲殻類がおびただしくうごめいていました。
海で泳ぐのも、遠泳も平気、熱帯魚見るために潜ったりもしましたが、
闇の底を想像すると、今は背中がぞくぞくします。
さて、ダイオウイカの映像では、
一番の見どころが予告で見えてしまってたというネタバレが残念だったとはいえ、
想像以上に圧巻の姿でした。
真近で見た研究者の窪寺さんの興奮はいかばかりか(イカだけに)と思います。
ドラマを感じたのは、
潜水艇を引っぱりどんどん深い海へいざなったこと、
その限界となる1000メートルまで、
窪寺さんは、ダイオウイカとともに海を泳いだことになります。
生きて動く姿を見られただけでなく、
一緒に深海を漂ったというのはさらにいかばかりか、と。
限界点で潜水艇は止まったために、
ダイオウイカは諦めて海の闇へ消えて行ったのですが、
グラン・ブルーという映画では、
ジャック・マイヨールは海の魔力でさらに深みへ。
きっと今までも、
命がけの調査が繰り返されてきたんだろうと想像しました。
大王の名にふさわしい風格のダイオウイカ、
ご覧になってない方は、
直径30センチの目ヂカラ、確認してみてください。
amica flowers