文化の日には

 

寒気が訪れて、

晩秋を思わせる空気に包まれた文化の日

冷えた日独特の、澄んだ、眩い光。

朝から仕入れで週末の婚礼の準備をして、

お昼からはamicaガールズのランチに合流、

一周年を迎えたEmbraceさんにて。

窓から光が差し込み、穏やかに、和やかに、時間が流れていき、

老若男女、ちびっこも、思い思いにこの居心地良い空間で過ごす。

私たちも、それぞれの近況を話したり、ドラマの話をしたり、

80’sの洋楽が流れたときはじわ~っと当時の世界に浸ったりw

色々なことはあるけれど、それぞれに元気で、それが何よりで。

楽しい時間はあっという間で、

お名残り惜しく、じゃあねと言って、次の約束へ。

ようやく実現の運びとなった、「京料理 たか木」の高木さんとの山野草探しツアー!

準備を整え、いざ、六甲山の秘密のルートへ。

普段、何気なく通り過ぎる道路脇にも、

様々な照葉(冷気に当たって紅葉の始まったもの)や、

赤く実った小さな実モノ、そして、秋の花たち。

そういえば昔、藤づるやサンキライを取りに、秋の野山へ分け入ったっけ。。

高木さんのガイドのおかげで、様々な見どころを効率よく見て回る。

ススキや嫁菜がたくさん。

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市場でたまに見かけるけれど、

あまりの小さな花に、ほとんど手にすることはない花たち。

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高木さんの面白トーク付き(笑)で、ドライブすること1時間と少し、

お料理に使われるという、照葉の柿の葉、もみじ、赤く色づいたドウダンツツジなど、

名も知らない実モノも含め、秋の素材が勢ぞろい。

もちろん、全部取ったり、根から掘ったりはしない、また来年も咲いて欲しいから。

「たか木」さんに到着して、お店の素晴らしい器の数々に活けさせていただく。

流木の上に置いていただいて、細川護熙さんの書の下に、飾らせていただきました。

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小さな器へは、高木さんが一つずつ、手早く、慣れたリズムで活けていく。

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高木さんは、野山に行くことで、この季節を全身で感じ取って、それを料理に反映させるんだ、と。

それが何よりの、お客さんへのおもてなしにつながるわけで。

流派とか、何スタイルとか、どこで修行したとか、

そういうものとは無縁の、でも、「純粋な生け花」を感じた気がして、

素晴らしい場所に活けられたことも含め、感慨深く、その喜びを噛み締めたのでした。

つい、花を、自分表現の道具として「作品」づくりをしているのを見るにつけ、

それを受け取る人も、花も、幸せじゃない気がして、心穏やかではいられなかったのですが、

野に咲く花を、本来の姿以上に(これは非常に難しいけれど)、最終形にする、

そんな仕事をしていることを、忘れてはいけないなと、また、改めて思った、

快晴の、文化の日でございました。

たか木さん、ありがとうございました!

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