自他共に認めるリボン好きの私、、、
一体いつからだろう、と今日、木馬リボンを手に思い出してみた。
小さい頃に誕生日などに両親が買ってくれたケーキ、
その箱についていたリボンを、
美しい包装紙と一緒に、
丁寧に宝箱に入れて大切にしていた。
または父が海外出張のお土産にと買ってきた民族衣装の人形たち、
そこに縁取られた美しいリボンやレース。
高校時代、ポニーテールをするようになってからは、
リボンをカット売りしている手芸店に足しげく通う。
お花の仕事にはリボンは欠かせない。
プレゼントのミニブーケも、ウェディングブーケも、
デザインやテイストに合わせたリボン次第で表情が変わり、
ピタっと合えばお花たちがぐんと引き立つ。
木馬リボンを知ったのは今から確か12,3年前。
パリの著名なフローリストの来日デモンストレーションを観たとき、
美しい色と質感のリボンに目が釘付けになった。
パリにはやっぱり素敵なリボンがあるんだな、と。
というのも、スカーフの色やデザイン、カシミアニットの色合いなど、
あんなにも美しい色はフランスじゃなければ出せないんだろう、と。
でもそのリボンが日本のメーカー「MOKUBA」だと知り、
驚く反面、日本の文化に万歳!という気持ちになった。
現在、その木馬リボンを背負って立つのは渡辺敬子さん。
以前にもこの方のことは書いたけれど
この方の情熱がそのままリボンのクオリティの高さに反映されているんだと分かる。
私が木馬好きというのを知って、イナイクンが切り抜きを持ってきてくれた。
10月4日付の朝日新聞のフロントランナー、
その渡辺敬子さんが大きく取り上げられていた。
年間約2千本のデザインを練るそうで、
これまでの5万種類のものとは異なるデザインで、
しかも互いに組み合わせが出来るように工夫しているとのこと。
また、街を歩いている人を観察したり、
雲の形や水面で起こる光の変化を眺めたりして、
新作の色やデザインを考えるそう。
そういえば、去年amicaのクリスマスリース(ブルー)で使用した、
玉虫色のオーガンジーリボンは、
モネの絵にヒントを得たものだそうだ。
そういうのを聞くとなんか感激してしまう。
この夏、他の用事で木馬リボンを見に行ったときに、ふと、
「クリスマスオーナメントを木馬リボンで作りたい!」と思った。
何度か試作するうちに完成したのがコレ。
そして、このホワイト、ベージュ×パープルに加え、
クリスマスカラーのレッド系も。
こちらは生徒さんの作品です。
同系色のタッセルも手作りで。
リボンと同じくらいタッセルが大好きな私であり。
もう、時間と素材さえあれば、いくらでもいろんなものを作っていたい。。。
とにかくリボンという素材は楽しい。。。
その新聞の記事を一部引用します。
-----渡辺さん自身にとってリボンを創作する意味は?
なにか一瞬の美を表現すること。
その一つひとつが私にとって生の証しですが、
一方でリボンは素材でしかない。
私のリボンを見て、誰かがインスピレーションを感じて
リボンを使った服や小物が生まれる。
そうなればリボンは単なる素材からより大きな美の要素になる。
同時に、私もより広い創造に参加した喜びを感じます。
木馬リボンで作るクリスマスオーナメントのレッスンは、
芦屋教室で以下の日程のみ行っております。
11月 15日(土) 芦屋教室 10:00~
11月 16日(日) 芦屋教室 14:00~