今回は、
立川志の輔さんの落語を聴いて思ったこと。
それより前に、
この方、なかなか関西にはいらっしゃらないんです、
関西には別の笑いの文化があるからか、
理由は定かではないけれど。
この方の公演に行くのは2回目、
落語家としての話芸はさることながら、
台本のセンスの素晴らしさに、今回も驚く。
今回も志の輔さんの芸を見ていて、
ご本人とはもちろん直にお会いしたこともなく分らないけれど、
その人柄が伝わってくるような気がした。
誠実で、
人の心をつかむセンスが素晴らしく、
オリジナルで勝負し続ける真摯な姿勢、
それでいて、謙虚な印象。
とにかく、本当に素晴らしい。
人柄というのは実はいろいろなところに、表れて見える、
作品はもちろん、文字、話、表情、などなど、
ふと、
人を楽しませる人というのは、
実は、
きちんと人を受け止めている人、
ではないか、と。
逆に、
人のこころに留まらない人は、
その人自身、他人を受け流しているのでは、と。
今日、実は楽しい楽しいランチの時間に、
あるお話を聞いて、
人の悲しみを思って突然涙が出てしまったのだけれど。
優しい人の裏に、悲しみがあり、人を受け止める強さがあり、
だからこそ笑いがあり。
「あの人があんなに優しいのには、そんな悲しみがあったからなのか、、、」
人を楽しませようとする人を、
改めてまた、いとおしく感じたのでした。