先週末は京都での婚礼があり、
新しいamica号、カングーのリュウさんwにとっては初の遠出。
またまたお花をぎっしり積んで名神高速をひた走る。
至ってエレガントに、名神の一番右車線をエレガントに攻め・・いや、走る。
生まれはフランスのこの車、きっとこんな走りがしたかったのだと、
私が買うまでのこれまでのこのカングー、
試乗車人生(?)を10ヶ月ほど過ごしていて、
街中をチョロチョロと中途半端に走っては停められ、
きっとストレスが溜まっていたに違いない。
名神を走りながら、カングーのリュウさんwの走るヨロコビをひしひし感じた。
人も車も、持てる力を発揮して完全燃焼することが幸せだと思う。
くすぶっていてはもったいない。
空気、光の具合はもうすっかり春、
眩しい名神を走りながらふと、数年前に走ったプロバンスのハイウェイを思い出す。
5月のプロバンスはもう夏の気配で、
クーラーのないレンタカーの窓を全開に、やれやれと思って走り出すと、
なんとハイウェイ全体がハーブ?花?なんともいえない素晴らしい香りであふれていた。
クーラー付きだったらこの感動は味わえなかったかもしれない。
そう書きながら、そのときの私は助手席だった。
マニュアル車で左ハンドルなど、なんとか乗れると思ったのが甘く、
同行の友人にほとんどの運転を任せることになった。
プロバンスの街から街へ、その運転は負担になっただろう。
その友人とは最近しばらく連絡を取ってないけれど、
子育てしながらまた仕事に復帰するとの風の噂。
彼女のことだから、どちらもしっかりやるんだろうな。
遠くからエールを送りたい。
そういえばこの旅ではリヨン駅からニースまで、
一人で夜行寝台列車で移動した。
もちろん初めてで要領が分からず眠りも浅く車酔いもした(さんざんデス)けれど、
階下のおば様とは言葉が通じないながらも微笑みを交わした。
寝台列車を待つ時間、一人の日本人ジョシと友達になった。
旅好きの麻酔科医の彼女と、数時間に渡ってリヨン駅で話し込む。
今は沖縄に移り、愛する人と出会い楽しく暮らしている。
今年の年賀状では可愛らしいチビたんも一緒に写真に写っていた。
旅先で知り合いになって人生の中での長い付き合いになるのは、
「まるで男の旅みたい」、と言われたことがある。
そうかもしれないけれど、なかなかオツだな~、と思う。
このプロバンスの旅ではアヴィニオンという街に心惹かれたり、
アルルのすっごく美味しい魚のスープ(スープ・ド・ポワソン)に感激したり、
長い夜の美しい夕焼けにロマンチックな気持ちになったり、
なんとも思い出深い、人生の中でも大切な旅となった。
そんなことを思い出したのもカングーにしたおかげ、
やはり「乗る楽しさ」を選んで本当によかった・・・。
この日の花嫁さんは文章を書いたり、人に話したり、というお仕事の方、
そんな方も、
嫁ぐ日に披露宴の最後に読む挨拶文は書くことが多すぎて、
または客観的に物事を考えられなくて、
この日の朝ギリギリまで書き上げられなかった、とのこと。
花嫁さんらしい、そんな感想を聞けるのもこの仕事の醍醐味かもしれない。
春の日差しの中、挙式会場へ出発なさるのを見送った。
帰りにはまたまた麩嘉さんで大好物の麩まんじゅうを^^
名神を引き返してアトリエで発送業務などなどを。
春はいいですねえ、本当に。
なんだか心がウキウキします。
今週のレッスンは「春色のアレンジ1」、
ズバリ春の桜色でテンション上げて幸せオーラを呼び込みましょう!!!