お正月アレンジのレッスンが本日終了しました。
ウェブレッスンをこれから、という皆様、
材料が届くのをお楽しみに。
今年はとにかく「竹」でありマス。
前年に見た青竹に惚れ、
これをレッスンで、とアツく考えておりました。
そう、構想一年です。
クリスマスのリースなどもそうですが、
毎年アイテムはだいたい決まっているので、
何か新しいもの、皆さんがワクワクするもの、その年らしいもの、
常に目を光らせ、あっちこっちウロウロして情報収集しております。
今年、
この竹を目指していたものの、
段取りに若干出遅れ(クリスマスで追われていたワケで)、
肝心なその長さを指定するのが難しくなってしまい。
えらく長い120センチくらいの竹(これが通常サイズ)しか、
どこを探してもない、となった。
しかし。
その長さを使ってアレンジして、
レッスン生の皆さんが電車などで帰るのはムリな話で、
それでなくても例年、
お正月のアレンジは重くてお持ち帰りが大変なのです。
帰りに宴会の一つもしたいのに、その気持ちがそがれるくらい・・・。
というわけで、
先月ギンドロでお世話になった、
市場の「困ったときの○○頼み」のKさんに、
竹屋さんを紹介していただいてカットすることに。
「竹」という素材、
和の庭、建築素材など、古くからの使われ方に加え、
最近ではモダンインテリアに合わせて印象的に飾られることも多い。
夏には青竹がすがすがしさを呼び、ウェディングなどでも使われる。
有名な海外アーティストもこぞって竹を使って大きなインスタレーションを作る。
今回紹介していただいた某竹屋さん、
門松製作に追われて、ご家族総出での作業の中、
私の竹カットを快く引き受けてくださった。
色々ちょっとした手間のかかる竹だったので、
一時間ほど私も一緒にお手伝いしながら作業は進む。
花に関わる仕事をしている者としては、
いい竹屋さんを知ることは大きな財産のような気がする。
それが今回、見つかったワケです。
そして皆さんの作品は、
想像以上に素晴らしく、
新年にはよいことがあるだろう、と確信するものばかり。
今回、たくさんの竹に囲まれて思い出した萩原朔太郎の詩、
かたき地面に竹が生え、
地上にするどく竹が生え、
まつしぐらに竹が生え、
凍れる節節りんりんと、
青空のもとに竹が生え、
竹、竹、竹が生え。