今週のレッスン、
「パーソナルカラーで作るアレンジ」ということで、
生徒さんお一人ずつについて、
勝手ながら私がイメージの色のお花をご用意するという、
いつにも増して?のオリジナルなチャレンジ企画。
この日が初めて参加、という方に関しては、
事前に3,4つの質問に答えていただき、
そのお電話の声や、メールの文面などからご当人をイメージする。
この企画、何がチャレンジって、
仕入れがものすごい勝負となる。
同じ花材を人数分そろえるのと違って、
約20名分のウェディングブーケのお花を用意するような気分。
Mさんはこの花の明るさがときどき垣間見えるし、
Kさんは淡~いやわらかい印象だし、
Nさんはちょっと個性的な素材がお似合いだし、
Tさんは艶っぽくて女性らしいからこのバラで、
楽しいUさんはタイガースファンらしいこの色で、
などなど、かなり綿密な動物的勘(誰にも立ち入れない世界・・・笑)を働かせる。
今回はせっかくの特別企画なので、
普段はレッスンに使わないような高級花も投入してみよう、ということで、
通常品種の2,3倍の価格のトルコキキョウや、
出回りの少ないバラやダリア、
一週間を通しても数えるほどしか入荷のない黒ホウズキなど、
様々なものを市場でがっちり仕入れる。
何度か書いておりますが、
今まで一万人近くの花嫁さんのブーケを製作してきて、
職業柄、その人の持つキャラクターや色合いを見ることに、
少しは「目」を持つようになった。
人の持つ色合いはもちろん一色ではなくて、
時によって、環境によって、年齢によっても、
変わっていくのかもしれない、と思うし、
似合う花、というのも同じように変わるんだろう、と思う。
普段は婚礼で、その日の花嫁さんの持つイメージを大切に
一番輝かせる色と花材を選んで提案させていただいている。
シンプルな会場ほど、あしらうお花で全く別の空間になる。
その日その場所にいる人々の記憶の中に、
お二人の笑顔と一緒にふんわりとイメージに残るように、
花を飾りたいと思う。
この装花は先日挙式された、
とても可愛らしくて優しい花嫁さんのイメージで。
花材はバラ(ラ・カンパネラ)、トルコキキョウ(コサージュ・アプリコット)、
さてさて、レッスンでは皆さんそれぞれに楽しい作品が。
お隣同士で「あ~○○さんぽい~」などとお話しつつ、
個性豊かな作品が仕上がっていきました。
人の個性、色合い、雰囲気、
十人十色で本当に楽しい。。。