「あずままこと」サン、
お花に携わる人なら、今この人の名前は知っているかも。
銀座にある「ジャルダン・デ・フルール」のフラワーアーティスト。
真っ白な店内には花を一本も置かずに、
お客様とカウンセリングをしてから仕入れ、製作するショップ。
その前は「情熱大陸」でも取り上げられたので、
ご覧になった方もあるかもしれない。
あまり突然、脚光を浴びて名前が出ると、
イメージが一人歩きして本当はどんな人か分からなかったりする。
この人に関しても、以前から色んな意見もあって、
私もちょっと引いた目で見ていた。
元々、同業者の方の作品を見ることをあまりせず、
雑誌「花時間」もここ何年か買わなくなっている私・・・。
自分の作品作りのインスピレーションが、
他の人の花の作品からは生まれないからかもしれない。
さて、東サン、
作品の好き嫌いは人それぞれだと思うけれど、
最近、私が彼の発言を聞いて、ハッとしたことがあった。
それは、
「花のオーダーメイド」
への強い思い。
花を贈る人と、贈られる人、
その大切な花を仕上げる仕事として、
それぞれに世界に1つだけの花を作りたい、と。
そういう、作り手の思い。
私も今のスタイルにしたのにはそれに共通する考えがあったから。
だからあえて店舗を構えずに「オーダーメイドのオンラインショップ」に。
ただ、このスタイルはなかなか理解されない。
サンプル写真を見て選ぶ習慣が買う側には根付いている。
東氏も地道に説明をし続けて理解を広げたらしい。
志(ココロザシ)を高く持って、
主義を通すことにはエネルギーが要る。
私自身はここ半年くらい、
思うような形でオーダーを受けられないこともあり、
頭を痛めていた問題でもあった。
今までウェディングで一万人以上の花嫁さんに、
ピッタリ似合う花をコーディネイトしてきた、
その経験と花への思いを、今、ギフトにも生かしたい、と思う。
東氏の仕事への姿勢はピュアで熱い。
製作に当たっては、作品に酔わない、冷静でいること、だとも話す。
花を扱う真摯な姿勢にも好感が持てた。
間違いなく、久しぶりに感銘を受けた人物だなあ・・・。
なんだか、モノを考える良いキッカケをもらって晴々した気持ちデス。
というわけで夏休みの宿題満載の・・・・・amica公式サイト
あれ、リンク張って気づいたけれど、今日アズマ氏は誕生日だった!驚き。。。