先日、前々から行きたかったお店、
リストランテの「raffinato(ラッフィナート)」へ行った。
芦屋の事情通のみちさんも絶賛する、名店との評判。
ちゃんとお腹をすかせて、予約をして行きました。
「美味しいらしい」ということ以外、あまり情報は持っていない。
なんとなくあっさりとした店内とサービス、
リラックスしてオードブルから。。。
その、ひとくち、
そこで完全に私はひっくり返った!
(・・・という感じがした、というかブリッジした感じ)
一緒に行った相方と目を見開いて見つめ合った。
そんな感じ。
そのオードブルとは、
ほんのり自然な甘みのニンジンのムースに、
北海道のウニが乗り、
それを三位一体?三種類一度に口に入れて、とのことで。
その素材そのものの味の良さ、
取り合わせのセンス、ボリュームのセンス、
いやあ、本当に驚いた。
このあとに、
クレープ包みのほうれん草のなんとか(ベシャメルソース味)、
徳島のフルーツトマトの冷製パスタ、
筍と干し桜海老のパスタ、
茶美豚の肩ロースソテー、
お口直しのアールグレイのシャーベット、
ラッフィナートオリジナルのイチゴのティラミス、
・・・・・いやあ、よく覚えてるでしょう?
と、コーヒーいただきながら大満足で上機嫌になっていると、
奥から小阪歩武シェフが。
なんと、多分、一般的には、巷の人は、きっと、おそらく、
イケメンシェフ
と呼ぶのではないだろうか? 私は照れくさくて言えないけど。
お料理はお口に合いましたか?、量は?など、さわやかなお話ぶり。
「どうだ、ウマイだろうー」なところは微塵もない。
ここ一年、ものすごく美味しいものに出会い過ぎてると思う。
それはこの芦屋という街のおかげだと思う。
目も舌も肥えている人が多く住む、または訪れる、
この街で商売をするのは並大抵のことではない。
ましてや続けていく、生き残っていくのはもっと。
味もサービスも、他より突出していなければ、
この街では淘汰されていく。
大手の店やチェーンでは本当の細やかなサービスや、
作りたての味などが提供されない。
実際、有名でも大きくなってから味が落ちた、など、
この街のうわさは容赦ない・・・。
だから、か、この街には小さくとも「志の高い店」が多い。
シェフ、マイスター、パティシエ、マスター、王子?など、
この街の仕事人たちは、個人で熱いショップコンセプトを持ち、
日夜技を磨いて、休むことなく新しい境地に挑戦していく、
そのひたむきさを見て、
まるで芦屋はサムライの街。
ショップを持たずに人目につかないアトリエにいる私は、
さしずめ「くの一」かな?!
尊敬に値するサムライたちに負けないよう、
忍びの技も磨いていこう。ふふふ。
写真は上で書いたサラダ、これも驚きのお味。