先日、生まれて初めて落語を聞きに行きました。
富山生まれという志の輔さんは、どことなく生真面目な印象があり、
司会者としても好感を持てる人でした。
それが本業の落語家の芸を見て、
司会業が副業なんだ、ということが改めて強いインパクトで伝わってきました。
そういえば最近の「バラエティー番組」というもののほとんどは、
お笑い系という人が何人も並んであーだこーだ言うパターンで、
面白くもありつまらなくもあり、ただ時間が埋められていく気分。
「芸人」がきちんと「芸」を見せる番組があまりない気がする。
イヤなお話だけれど、
薄い内容でたくさんこなした方が、稼げる、ということか。
それに慣れつつあると、その薄味でも片手間に見て笑えればいい気もしてくる。
でもときには、
きちんと磨き上げられた芸を、
きちんと座って見たい、と思う。
私は関西の人間だけれど、
昔から吉本新喜劇でコテコテに育っているかというと、そうでもない。
どちらかというと、一時期は正直かなり引いていた。
そんな冷静?な私が見ても池乃めだかの芸はすごい。
手で目元をこすっただけで、誰よりも悲しい仕草ができる。
145センチとも言われる小さな体から、舞台全体を引き締める、
「もういい、もうたくさんだ」というアメリカ西部劇バリのセリフを吐く。
普通に見えて、きっと何度も試行錯誤を重ねて練ってきた芸、
だから何回でも見たくなる。待ってました、な気分です。(笑)
さて、志の輔さんの落語、
今回は古典落語ではなく、創作でしたが、
舞台には本当に座布団が一枚、照明も一筋、他になんの仕掛けもない。
その中で、本当に話芸だけで会場は水を打ったようになって、
ときにはもちろん爆笑を誘い、話に引き込まれていく。
やっぱり磨かれた芸って本当に本当に素晴らしい。。。。。
話は飛びますが、
ここ2,3日、作品作りで熱い時間を過ごしていました。
他にはない、特別な、力のある、グリーンと白の、クリスマスリース。
今年だけの勝負作品、こだわりリボンも合わせて、じっくり練ってモノ作り。
制作途中。。。。。 完成はまた後日。。。
(使用花材 : 黄金水木、パフィオ、ティヌスベリー、バブルス)
今年のクリスマスフラワーデザインは・・・