涼しい風の中に甘い香り、今日初めて気が付いた「あ、キンモクセイ・・・」
一年の中でも一、二を争う、私にとっては大好きな瞬間です。
高~くなった青い空にウロコ雲が広がり、
実家から栗の便りを聞く、あああ、秋は大好き。
ひんやりとした切ない時間も、せっかくなので楽しんでみる。
先月末にリリースされた「ヨー・ヨー・マ plays モリコーネ」
これで切なさは最高潮に盛り上がります。(リンク張れずですみません。)
それぞれでも十分切ない音、メロディなのに、この取り合わせのおかげでダブルです。
心の奥からこみ上げてくるものは一体何なのでしょう。。。
さて、そんな深まる秋の一日、午後から草月いけばな展へ。
生徒さんの一人が出展することもあり、また今は亡き祖母の流派でもあるので、
前々から予定を立てて、モロモロを片付けて行って来ました。
相変わらず斬新な草月スタイルのインスタレーションが多く、
ダニエル・オスト風(?)も見られました。
たくさんの生徒さんの作品の中に、2,3点好きな色合いとデザインがありました。
やはり古今東西、流派を問わず、やはり花同士の色やテイスト、器の取り合わせで、
作品の完成度の多くのウェートが決まるということが分かり、納得。。。
ふと、一点、花の取り合わせもデザインも、まるで祖母のものかと思うほど、
彷彿とさせる作品があり、足が止まりました。
今も脈々と流派のスタイルが受け継がれている、と思うと同時に、
久しぶりに祖母に会ったような気持ちになりました。
終わってから道頓堀を歩くと、
夏に行った韓国のミョンドンを思わせるエネルギッシュでギラギラしたネオンの街。
映画「ブレードランナー」の舞台設定がこの地を元にしているそうで、
確かに無国籍で、近未来的で、人間臭くて、熱い。。。
秋は大好き。
ゆっくり歩いて、色々考える。。。